凍てつく想い
息をのんだ
君は見えてはいけない人なのかと思うほどに
美しく、透明な、悲しい目をしてた
なぜそんなに悲しんでいるんだい
何をそんなに見つめているんだい
君の視線を独り占めしたいと思ってしまった
光にかざしたビー玉のような美しさも
今にも泣きそうなその悲しみさえも
触れたいと思ってしまった
君の冷たい手が僕の肌に触れると
まるで氷のような冷たさが僕を貫通し
身体の奥までしみ込んでいった
あとがき
恋は一瞬
儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な 詩や物語を作る糧となります