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そして、動き出す

世界が止まった
僕の世界だけがぽんと放り投げられた
何もない場所、白い砂漠のような無の中で

時間が止まった
誰とも共有できない
永遠のような静寂の中で、感覚が麻痺していく

息が止まった
不思議と苦しくない
世界と離されて気づく
自分という何もない空っぽな存在

そして、静止した時間が動き出す


あとがき
新たなスタートを切るために
一度止まって
自己を見つめなおし
前に進むための準備時間

それは、たくさんの時間を有するほどの停滞かもしれないし
トイレ休憩くらいの短い時間かもしれない

大きい、小さい停滞を繰り返しながら、私たちは前に進む力を蓄る
この詩が描く時間の静止は、そんな一瞬一瞬の大切さを伝えています
だからこそ、自分の気持ちを丁寧に扱いどんな時も、その時間を大切にし未来への一歩を踏み出すための力にしたいと願っています

前を向くのばかりが全てじゃないよね
って時もあってもいいよね

前を向くにも時間がかかるね
この詩を上げるに7時間くらいかかりました
上手く発散できない暑さが
椅子に座ることを全力で拒否する一日
湿度と体温が纏わりつく

雨なのに暑いね今日も。

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