マガジンのカバー画像

明日も頑張ろ

74
大丈夫 あなたは素晴らしい 明日が遠く感じるあなたへ
運営しているクリエイター

#AIイラスト

「生きる」パズル

「俺は今日が最後でも悔いはない」と人生の先輩が言った。 欲しいものは星のように追い求め、やりたいことは風のように追いかける。 彼の一日一日は、鮮やかな絵筆で描かれ、瞬間の輝きに満ちて、今というキャンバスに色を塗る。 ならば私はどうだろうか。 私の生きる道は、永遠に続く航海のよう。 果てしない海を見つめながら、「なぜ」という問いを帆に掲げる。 そういう道しか知らない。 彼の足元には確固たる大地、私の前には広がる大海原。 それはどちらも旅の一部であり、どちらも探求の形だっ

夏の夕焼けと錆びた鍵

ここはどこだろう? 夏空はオレンジと紫に染まり、 まるで魔法の世界の入り口のよう 空へと続く道には、古い門。 その門には、錆びた鍵がかかっている。 夏空の夕焼けは幻想的な世界へと僕を導き、 鍵が一瞬輝いて見えた。 門の向こうには何があるの? 誰も知らない、それは知ってはいけない。 そんな気もするんだけど。 風がそっと吹き、海の香りが漂うと、 妖精たちのささやきが聞こえてくる。 そうなれば、僕の小鳥が鍵を運んでくれる。 鍵を回せば、僕の知らない世界が広がっているんだ

輪っかになって遠ざかって

今しなくてはいけないことから目をそらし 今しなくていいことに全力を出してしまう私 そうやって自分に言い訳をして 目を瞑る 逃げる先に見えるのは、ただの虚無 言い訳は蜘蛛の巣のように絡みつき 心の中で戦う声、それは耳鳴りのよう 過ぎ去る時間の中で、見失う私自身 時計の針が進むたびに、遠ざかる夢 波紋のように輪っかになって遠ざかっては もう手が届かないとこで消えていく 目を開けば、何もなかったかのような現実に 言い訳を捨てて、今いる場所をかみしめる あとがき AIにこ

耳を澄ませて、

耳を澄ませて聞こえる音と 心を澄ませて聴こえる音は、 まるで異世界に転送されたような 不思議な感覚に陥るような気がして 本当の私はすごくって、 本当の私はこんなものじゃなくて、 そうやって妄想して迷走し、 現実を見て嘆く日々。 生きるとは何かを問うても、 答えは見つからないように 永遠の探求に身を任せて、 夢と現実の狭間を彷徨う。 夜の静けさに包まれても、 胸の奥でざわめく思いは止まらず、 掌に残るぬくもりがただ、 幻だと知りながらも愛おしくて。 心を澄ませる音が、

そると&れもん

それはそこにあった ドリンクの中 ポテチの中 サラダの中 それはハッピーが詰まった ハンバーガーの中 チョコの中 ジャムの中 バブの中 爽やかで涼やかで ホッと一息の贅沢な時間 またそこにもあった そると&れもん 幸せをかみしめて また今日をがんばる あとがき 期間限定ってすぐ惹かれてしまいます(笑) ソルト&レモンは特に好きです! マクドにあった「アイコンチキン ソルト&レモン」 好きだったなー みなさんは限定商品弱い派ですか?

言葉より深く

「最近疲れてるけど大丈夫?」 「大丈夫です、あ、うん。大丈夫」 彼女に元気がない だから、何気なく聞いたんだ 大丈夫?って きっと彼女は会社でもどこでも 「大丈夫」って言って済ませてるんだ いろんな人から何か言われたら 大丈夫ですって言っているんだ 俺の一言で更に彼女を追い詰めてしまった 一番簡単で、何にも考えない「大丈夫」 ごめん、そうじゃなかったよね 彼女の信号を見落とさないように 彼女の瞳に映る暗闇を見つめながら 俺は手を差し伸べ、彼女の手を握る

透明な自由(仮)

山の谷間に咲くサンカヨウ 雨に打たれ透明に 命の短さに悩む彼女 ある夜、イモリがそっとささやく 「見えないことも特別さ」 その言葉に心が軽くなり サンカヨウは自分の美しさに気づく あとがき とっても短い物語を書きます^^ サンカヨウは雨や露に濡れると白い花が透明になる美しい花です その花とイモリの優しいお話です(*'ω'*)

せめて、物語の中だけでも

小さいころ、何になりたかった? いろんな夢を見て、そのたびに現実に打ちのめされて しおれてしまった夢 それでも今、色も形も変えて 私の前に立っている 何度夢を見て、何度諦めたか それでも夢は訪れ続けて、私に問いかける 「どうすればいいの?」 と答えはわからないけれど、 せめて 物語の中だけでも夢を見させて、叶えさせて 現実では難しくても 物語の中では、 どんな夢も自由に 美しい夢のような お話を描かせてほしい あとがき 大人になるにつれて、夢を叶える気持ちは薄れ現実

メロン色のはなうた

雨の日は苦手 曇天が重く心を覆うようで つい雨を避けるように 小さな雨宿りを求めてしまう だからメロンの甘い色の傘を買ってみた 柔らかな緑の色が心を少しでも軽くしてくれる気がして 喫茶店の窓際に座り、静かな時間を過ごす 店内のコーヒーの香りに包まれながら 窓の外を眺めていると 小さな女の子とお母さんが歩いてくるのが見えた その女の子は、私と同じメロン色の傘を差し 雨粒が跳ねるたびに、笑顔が弾けている お母さんの傍で、楽しそうにスキップしている 彼女の鼻歌が聞こえてきそ

フラスコの夢

目を開ければそこはフラスコの中だった 蒼い液体がゆらめき、泡が音を立てて消える 世界は液体の中に溶け込んで 浮遊する光の粒が踊り、星のように輝く ガラスの壁越しに見える、もう一つの世界 そこには記憶のかけらが漂い、夢のかけらが揺れる 僕は透明な中で漂いながら 過去と未来の狭間に囚われている 手を伸ばせば届くと思ったが その先には無限の空間が広がっていた 声を出しても誰にも届かず ただ、無音の静寂が耳を塞ぐ それでも、光は優しく僕を包み 希望の灯が揺らめき、心に響く

そして、動き出す

世界が止まった 僕の世界だけがぽんと放り投げられた 何もない場所、白い砂漠のような無の中で 時間が止まった 誰とも共有できない 永遠のような静寂の中で、感覚が麻痺していく 息が止まった 不思議と苦しくない 世界と離されて気づく 自分という何もない空っぽな存在 そして、静止した時間が動き出す あとがき 新たなスタートを切るために 一度止まって 自己を見つめなおし 前に進むための準備時間 それは、たくさんの時間を有するほどの停滞かもしれないし トイレ休憩くらいの短い時間

泣き声のない涙

涙が止まらない 涙は実際出てないけど ずっと泣いている 何が悲しいんだっけ 何が辛かったんだっけ 思い当たる節はないけど ずっと泣いている 心が下を向いて虚しい気持ちと 向き合ったまま動けないでいる 運動が足りないのか 瞑想が必要なのか 自分の時間が大事なのか 重く冷たい気持ちが渦巻いては ただひたすら眠る 前に進もうとしては 言葉にできない気持ちが覆いかぶさって 私をはなしてくれなくて 何もできなかった自分への 後悔と喪失感で空っぽだ 明日の私へ謝罪する 今日も

見えない光を掘る

安心する土の中 光は彼には眩しすぎるから そこでいい そこがいいんだ 彼の鼻先は敏感なセンサーで 心の波動を感じ取る わずかな感情の揺らぎも 手に取るようにわかってしまう 日の当たる場所は彼にとって 厳しい現実だった たまに地上に顔をだせば モグラたたきのように 出れば叩かれる世の中だ 暗闇は唯一の居場所で 土の世界は優しく 誰も彼を咎めない 彼はまるでモグラのように 土の中の自由を掴み 見えない光を頼りに 自分の世界を掘り進める 彼は決して孤独ではない 土の中の住

明日はどっちだ

明日の私は何をしますか 半年後の私は何を考えていますか 1年後の私はどこで何をしていますか 3年後の私は生きる意味を見つけましたか 何者でもない私が 人の役に立ちたいと願い 願うだけだった自分を変えるべく 挑戦し続ける けれど 何がしたいんだっけ 何になりたいんだっけ 自問自答を繰り返す日々 答えは見つかりますか? まだ目的が定まらず 足が少しだけ浮いています 浮かれた私を地に戻すには どうすればいいんでしたっけ 前に進むと決めたのに ちょうどいい言い訳を並べて 自