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日々に輝きを添えて。

■ゴールド投機の取締強化。
・最近のニュース、「ホーチミン市人民委員会はゴールド投機の取締強化すべく『金市場安全保障作業部会』を発足」。
・ホーチミン市警察と中央銀行が協力しホーチミン市人民委員会は「金の密輸や投機目的の買い漁りの行為を特定して処分する事等を目的に『金市場安全保障作業部会』を立上げた」。

■金市場安全保障作業部会の目的。
・「作業部会は同市警察の代表者が長を、ベトナム国家銀行(中央銀行)ホーチミン市支店の代表者が副長をそれぞれ務める。他の構成員には同市市場管理局や同市税務局の代表者などが含まれる」。
・一方、中央銀行職員らは「ベトコムバンク(Vietcombank)、ヴィエティンバンク(VietinBank)、ベトナム投資開発銀行(BIDV)、ベトナム農業農村開発銀行(Agribank)4行と金地金最大手サイゴンジュエリー(Saigon Jewelry)の店舗で金を購入した顧客の情報を収集して警察に提出する」。
・上述の取締強化により「金の売買や金ジュエリーの製造販売を行う施設に対し、金の取引に関する法律遵守状況を検査するほか、金市場の不安定を引き起こし、投機や暴利を貪る疑いのある組織や個人の検査を行う」事等を目的とする。

■ベトナム人はゴールド好き。
・余談、ベトナム人の身に付ける時計、指輪、アオザイ、カフェや室内等の装飾品はゴールド色が好まれる。また、以前私のnote『新年の幸運と健康を願う』でも書き留めたが、「幸せと健康」を願い金を購入する人々は多い。
・今迄大手の宝飾店は金を購入するお客(ベトナム人や外国人)のIDやパスポート等の身分証明を求めた。本来小規模な街の宝飾店でも同様のオペレーションのはずだが身分証明書の提示は徹底されずカジュアルに金を購入する事が可能だった。
・本報道から今後は小規模な街の宝飾店でも、金購入時には身分を証明する事が求められ購入手続きに時間を要するだろう。それを手間だと思う人々も多い事が予測出来るので、マーケット全体の売上高にもマイナスな影響を及ぼす事と察している。それでもベトナム人のゴールド好きは継承され彼らの日々に引続き輝きを添えてくれるだろう。

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