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ドレスコーズ

仕事と自宅の往復で体や心の感覚が麻痺していませんか?

そんな日々に彩を加えるために、様々なコンテンツに触れておくのは大事です。

私の場合は、尊敬している漫画家がいて、
「山田玲司のヤングサンデー」
という動画を毎週配信していて、その中で紹介されるコンテンツに感動したり、すでに知っているコンテンツの紹介で感動したりしています。

そんな中で知ったある男の話をしたい。

その男は 「ドレスコーズ 志磨 遼平」

山田玲司さんが衝撃を受けたバンドマンで、雑誌の企画でインタビューをした人である。

その後、ヤングサンデーにも登場し、音楽論などを語ってくれている。

そんな彼の楽曲はヤングサンデーの初期の主題歌として使われていていましたが、私は主題歌の類は一度聴いたら早送りするタイプでして。
だからこそこの曲に対する懐かしさもあったのではないかと。

さて、そんなドレスコーズを知り、仕事から帰る車の中でドレスコーズの楽曲を聞いていた時、
「生まれ変わっても言えない」という歌詞が飛び込んできました。

ちなみに私は音声情報って入りにくい性質で
歌詞カード見ないと歌詞が頭に入りません。
なので、ドライブ中に歌詞が飛び込むという表現になります。

はっとしました。生まれ変わっても言えないことって何だろう。
家に着くまでこの一曲だけをリピートして聞き続ける。

この詩の中の主人公は、幽霊で、心も死んでいて、でも君に惚れていて、
彼女には認識されない存在。
きっと100年経ったって、彼女とは結ばれなくて、
そんな痛みは些細なことだなんて、


「生まれ変わっても言えない」


君が他の誰かと愛し合えるなら、悲しみじゃなく喜びさなんて


「生まれ変わっても言えない」

そりゃあ生まれ変わっても言えないことだよ!

幽霊なのに、心はないと言っているのに、いてもいなくても同じなのに、
君が好きなことはわかる。100年経っても待っている。
こんなに深い愛情はないのではないだろうか。
こんなにも思っていたら、この恋の痛みが些細な事なんて言えないし、
君が誰かと愛し合うことを喜びってこともただの皮肉だって思うよ。
でも君はそんな事信じてしまいそうなんだよ。

やっぱり生まれ変わっても言えない!

これだけ文章にしてしまうと、ほぼネタバレなのですが、
実は一番好きなのはこの曲の歌い方
序盤はほぼ地声の低音。独り言のような雰囲気。
サビから彼本来の高音。でも低音の部分もしっかり重ねている。
後半にかけて高音はどんどん強さを増していく。
「生まれ変わっても言えない」ことは、独り言じゃなくて、
はっきり伝えたいんだ。叫ばなければ伝わらないんだ。
そんなことが、言わないでも伝わってほしい叫びが感じられる。

そんな風に感じ取れてしまったとき、
久々に歌で泣いてしまった曲となりました。


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