この星で生きるわたしたちは | 写真・詩

さようなら　私の感情
どうしようかと悩んだそれは
貴方を想うことで
まるで泡沫　消えていきました

ありがとう　私の感情
そう君らのおかげで
今この星から消え入りそうな
誰かの痛みと嘆きの声に
気づく事が　できました

ねぇどうしてどうしてと
止まらぬ不安悲しみに
沈んでいたあの頃
ほら　あの頃のわたし
見ていますか
今は彼らと　こんなにも仲良しです


悩んで悩んで悩んだ先
辛くて辛くてやっと開いた心の蓋
そこにいたのは傷だらけのわたし？それとも同じような皆？

なんだ君だったのそこで泣いてたのは
でも良く見たら私だったの可笑しいね

白黒白黒つけたがるこの星は
実はこんなにも曖昧で
実のところは君は私で
君と私は皆だったのかもしれない
そんな事を頭に浮かべて
貴方の横で　今笑っています

さようなら　私の感情
また会う時は　そっと寄り添うわ

ありがとう　貴方の感情
大切な事に　気づかせてくれて

ありがとう　ただそこにある感情
誰のものでもないけど
それは確かに誰かのものだった
この星から消え入る前に
気づけてよかった本当に

ほんのひと匙、掬い取らせてください
お空に返して　共に眺めましょう
そしたら今日も
よく眠れますから
その次の日もそのまた次の日も
きっときっと
よく眠れますからね