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逆境との付き合い方

勝負の流れには努力しなくてもスムースに進むところがある一方、激しく渦を巻いていたり、濁流になったり、流れを乗り切るのに全力で挑んでいかないといけない局面が必ずあるものです。



私とてそういった厳しい局面を「きついな」「辛いな」と感じないわけではありません。だが、根底には「厳しさ」を敵と思わず、味方だという思いがあったからこそ、逆境をしのいでこられたのだと思います。



「きついな」「厳しいな」と思うときは、そんな自然の厳しさの中に自分が置かれていることを想像してみるのです。私たちが人生で遭遇する厳しさは、自然のそれに比べればどうにかなるもの。そうとらえれば、直面する厳しさに対して敵というより自分を強くしてくれる味方なんだという余裕が不思議と生まれてくるのです。


そもそも厳しい状況というのは、人生にはつきものです。特別なものなどではなく、あって当たり前なのです。そういう前提で人生をとらえたほうが、人はいつも明るく幸せに生きるべきだという前提に立つ人よりも、苦境に対して数段強く、粘りのある生き方ができると思うのです。

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