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126.都内に来たからこそ感じたローカル線ユーザの貴重な体験

私の地元はJRが通っていません。
あるのは地元密着のローカル線のみ。

私はこのローカル線に乗って高校の3年間を過ごしました。

大学で東京にきて、ローカル線の話を友人にするとなかなか都会ではすることのない体験をしてきたことに気づきました。

地方だと電車の本数がないとかはよく聞きますが、ローカル線は他にも都内の電車とのギャップがあります。

切符や定期はアナログ

ローカル線あるあるなのかもしれませんが基本アナログです。
(最近1部の駅の券売機だけはデジタル化していました)
Suicaなどの電子マネーは存在しないので切符です。
ジブリ映画に出てくるような切符を駅員さんが爪切りのような道具で切ったり、日付のスタンプを押してくれます。

そこまでは想像つくと思うのですが
もちろん毎日通う学生時代ですから定期券が存在します。
電子マネーがないところの定期券がどんなものなのかというと

ラミネートカード

シンプルに使用期間印刷された紙を駅員さんがラミネートして渡してくれます。
受け取ってすぐはまだ温かい。

正直私が駅員さんだったら1日2日過ぎてても気付けないのでは
と思いますが、切らしたことはないのでわかりません笑

基本1路線しか乗らないので電子マネーでなくても困ることはないのですが1つだけ困ることが

それは、ラミネートされる前の紙の状態が定期券サイズなので
ラミネート後の定期券が定期入れに入らない

私は極限までラミネートの端っこをハサミでカットして無理やり定期入れに突っ込んでいました。

もう10年以上前のことですが、いまだにデジタル化されていないので現在も同様の定期券で運行していると思われます。


車両はJRの中古

こちらもローカル線あるあるなのでしょうか?
基本車両はJRの中古車両です。
(数年前中古ではなく本当に新品の車両が入った時には地方新聞の記事になっていました。)

現在も残っているかはわかりませんが
タイミングを間違えるとクーラーのない扇風機オンリーの電車に当たります。

比較的新しく入ったものに関しては綺麗なのですが、古いものに関しては連結部分の蛇腹になっている布の部分が穴ぼこだらけ。

これも特に不便とかそういうことはなかったのですが、ある日衝撃の事件が。

夏休み夏期講習の後電車に乗って帰ると、ものすごいスコールのような雨と雷が。

車内なのに何故か水を感じる、、
そう思って横を見ると

連結部分が滝になっている

まさかの上が豪快に穴だらけだったらしく、打たせ湯かの如く水が流れていました。

ひとまず鞄を床から退避させていたら、窓の外の電柱に雷が直撃。

異様な光景の面白さと水が浸透した車内で目の前に雷が落ちている恐怖の入り混じった貴重な体験でした。

JRの通っている駅での案内は0番線

このローカル線終点の駅がターミナル駅なのですが
JRではないのでそこでは0番線という番号がついています。

友人に話すと
「何それ?ハリーポッターの世界じゃん」
とよく言われます

確かに。
冗談で言っているように受け取られることもありますが
本当に0番線なんです。

0番線に乗っているって響きがなかなかにレアだなと少し気に入っています笑



当たり前だったことが実は世間からするとギャップがあって
今となっては話のネタになるのは面白いですね。

そんなローカル線ですが、電車好きの方にとっては人気の路線のようで
よく写真を撮っている方を見かけます。

不便なところはありつつも、思い出のローカル線。
これからも続いていって欲しいです。


ではまた次回♪

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