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【読書】『夫のLINEはなぜ不愉快なのか』に学ぶ、感情の消化について

なぜ、妻は不機嫌になるのか?

 独身の私がこの記事を書くことはおこがましいと思いましたが、本のタイトルに惹かれて気づけば読了していました。

 昔から男性が「妻の機嫌が」と耳にするたびに「なぜ?」と気になってました。

 今回、本書を読むことで「女性の心理」の一片について学ぶことができた気がします。 宜しければ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

本書『夫のLINEはなぜ不愉快なのか』を一言で表すと

”感情の消化不良は最大の敵”


<女性の不安>

女性は男性に比べて不安になりがちです。

「不安」→「心配」→「疑心」→「怒り」と次第に負の感情が大きくなり最終的に「無関心」となります。

この女性の不安を理解することが「女性(妻)を何よりも理解する」上で重要なのだと本書では言われています。

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<女性の努力>

 女性は結婚することで「理想の家庭」のため家事、育児を勉強し努力します。

しかし男性は環境の変化に弱く、独身時代、同棲時代の「ライフスタイルを変えたく無い」、「このスタイルを理解して欲しい。」と妻に求めてしまいます。

 女性としては夫が「妻のために」ライフスタイルを見直し努力してくれることで不安に感じず満ち足りた気持ちでいることができます。

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<感情消化と共感>

 女性は感情の生き物と言われるように「感情の消化」が必要です。

 自分の中で気持ちに区切りを付けるためには、誰かに自分の感情を伝えて、その感情に共感してもらうプロセスが大切です。

 例えば以下のようなシーンがあったとします。

妻「さっきの映画、面白かったね」
夫「うーん。面白くなかったよ。」
妻「(せっかく一緒に見に来た映画なのに、はぁ・・)」

 男性からすると素直な意見を言っただけですが、女性からすると「否定」された印象に残ってしまい感情の消化不良を起こしてしまいます。

 男性は率直な意見を言う前に少しでも共感してあげることが大切です。

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<関心と感謝>

 女性同士でメイク、髪型、服装を見て褒め合うのは心理的に「私はあなたに興味、関心がありますよ」というのを相手に伝え、お互いの不安を取り除く心理が働いています。

 それに比べると男性は細部にまで興味、関心を持つ能力が低い傾向にあります。

 妻からすると「関心を持っていれば察するだろう」と考えますが、一向に夫が家事、育児に関心を持たなければ不安と怒りを感じます。

 しかし、大切なことは家事、育児を行う妻を見て「関心」に加え「労い」、「感謝」を伝えること「妻の努力」を認めることが何より大切です。

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<おわり>

 昔、読んだ「ほめる技術」

 人が抱える大半の不満の原因は「私は自分が努力しているほど周りから大切にされていない。」という負の感情にあり、夫婦喧嘩の99%は「相手はもっと私(俺)を大事に扱うべき」という感情が根源にある。

という言葉を思い出しました。

 異性同士、完全に理解し合うは難しいですが「理解しようとする努力」はできる気がします。私もこの本書を読んで少しでも理解を深めていきたいと思います。

 本書にはその他にも夫婦間の対処法や子供の与える影響など文庫サイズながら読み応えのある内容が詰まっています。興味が出た方は一度、ご一読ください。

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