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【読書】『あやうく一生懸命生きるところだった』に学ぶ、人生マニュアルの捨て方
最近は本を読むことが楽しくて楽しくて(笑)
記事を書く前に次の読みたい本ばかり読んでました。
今回、紹介する本は『あやうく一生懸命生きるところだった』(著者:ハ・ワンさん)の本です。
noteでもいくつか本書の記事投稿も見かけますし、YouTubeでも要約されるほど人気の本です。
では早速、自分なりに紹介したいと思います。
<人生とは速度ではなく方向>
本書の冒頭は以下の言葉からで始まります。
『人生とは速度ではなく方向である。』(ゲーテ)
この言葉が示すように人は何かに急かされ必死になって勉強や家事、結婚、育児、仕事をしていますが一体、どこに向かっているのか。周りも本人すらも気づいていない時があります。
私達は日頃、世間や常識などに囚われ「みんなと違うけど大丈夫?」、「それでいいの?」、「おかしいんじゃない?」とそっと耳元に囁(ささや)いて来ます。
囁き声は焦るほど大きくなり、本当の自分の声を聞こえなくさせ「不安」を感じさせます。
声が聞こえた時は「焦る」ことよりも一度、立ち止まって「今、急かす者たちは一体なんだろう」、「自分が行きたい方向は周りが行かせようとする方向じゃないか。」と疑問を持つことが大切です。
<やる気は恋愛>
やる気は「恋愛」と同じで無理やり好きになることではないのです。
そして、やる気とは自ら作り出すものであり、誰かに「強要される」ことでもありません。
会社で「やる気がないのか!」、「やる気を出せ!」と言っている人は「俺を好きじゃないのか!」、「好きになれ!」と言っているようなもので、ただただの怖い人ですよね(笑)
とは言っても現実は対処しないといけません。
対処法として本書では「無いなら無いなりに仕事(勉強)をこなせばいい。」とあります。
投げやりのようですが、ほどほどに仕事(勉強)をする。そして、自分の「やる気」は使いたいときに使えるように大切にすることが大事だと言っています。
<人生マニュアルを捨てる>
この社会には「この年齢ならこれくらいはマニュアル」が存在します。
このマニュアルは年齢を重ねれば重ねるほど、その項目が増えていきます。
・親(10代)・・・親の年収、容姿、家系
・友達(10代)・・・友達の数、グループ
・恋人(10代〜20代)・・・恋人の容姿、付き合った人数、経験
・就職(20代)・・・企業名、待遇、福利
・仕事(20代〜30代)・・・給与、賞与、やりがい
・結婚(20代〜30代)・・・配偶者のランク、社会的信用性
・子供(20代〜30代)・・・責任感、幸福感、義務感
・住宅(20代〜40代)・・・保有欲、家の大きさ
・地位(30代〜50代)・・・肩書き、名声
・年収(30代〜60代)・・・資産、貯蓄、収入
・老後(60代〜80代)・・・安全性、快適性
ざっと思いつくだけでも・・11項目もあります。
しかし、どの項目でも共通して言えることが一つあります。
それは
「誰かの価値観(外部的価値)」
ということです。
この「誰かの価値観」の押し付けは、本来の「自分の価値観」を蔑(ないがし)ろにされてしまいます。
大切なのは「このマニュアルは一体、誰のもので何の役に立つのか」と常に自身に問いかけて、誰かのマニュアルを捨て、自分の価値観で物事を見つめすことが必要です。
<何もしない自由>
”自分の時間をほしがっていた理由は「何かしたい」からではなく、「何もしたくない」からではなかったのか。”
本書で書かれれている言葉です。
せっかく手に入れた自由な時間を無駄にしないように予定を詰め込んだり、将来のために勉強することは結果として自分の自由を失っている場合があります。
好きなら良いと思います。でも”せっかくだから!”と無理矢理することは自分自身に「強要」しているのと同じです。
時には何もせず30分くらいボーッと過ごし自分と向き合う時間も人生の豊かさには必要なのかもしれません。
<ペンの持ち方>
人によって筆圧の違いはあると思いますが、一度、ペンを優しく軽く持ってみてください。
そして曲線を描いてください。きっとスーッと緩やかな曲線を描くことができると思います。
日常生活でも同じで力んで生活していては、人生の美しさや輝き、儚さをに気づくこともできません。
力いっぱい、ペンを握り締めているときは「あ、いま心に余裕なかったな」と気づき軽く持ち直しても良いかもしれません。
ペンの持ち方だけで自分自身の心のステータスに気づけることは、とても手軽です。
<おわり>
まだまだ色々と書きたいことがありますが、あり過ぎてまとまらないのでここまでにします。
今まで色々と自己啓発や人生論などを読んで来ましたが一番、身近で親近感の湧いたの今回ご紹介した「あやうく一生懸命生きるところだった」が一番です。
冒頭の『人生とは速度ではなく方向である。』が本書の主題であり本質な気がします。
いま働きすぎている人、何かになりたいと渇望している人は一読する価値があると思います。
気になる方は以下から読んで見てください。
今回も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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