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ハンコください!という時代は終わりか?

働き方改革だの、プレミアムフライデーだの、
政府が打ち出してきた政策よりも
強力な改革をもたらしてくれたCOVID-19。

2020年春夏。世の中はコロナ一色の様相です。

今までは決められた場所へ行き、
仕事をするとか勉強をするのが
「当たり前」の世の中だったのに。
2020年からは全く違う「当たり前」が始まります。
もう「皆勤賞」なんて言葉は完全に過去の遺産です。

そこで、日本独特のハンコ社会。
「ハンコ下さい!」というフレーズも
「皆勤賞」と同じカテゴリーになる日も近い。
…はず。

が、当方の稼業・はんこ屋には未だに需要があるのです。
どこにどう需要があるのかというと、
役所をはじめ、企業はまだまだハンコが必要なんですね。
一般企業の方向転換はゆるやかに
進んでいるように思われますが
業種で一番の需要があるのは、圧倒的に不動産関係です。
土地・建物の契約などは、揺るぎないハンコ社会なのです。
この業種はハンコ抜きでは仕事にならないNo.1!
鉄板中の鉄板で、必ずハンコを必要としていただいております。

具体例を挙げると
まず、土地を買うとき。
個人でも企業でも契約書に捺印。
製本作業後、背表紙に割り印。

家を建てるとき。
設計関連の書類に捺印。
土地建物の規模に関わらず、あらゆる書類に捺印。

ローンを組む時。
個人なら実印、企業なら登記印が必要なはず。
銀行によって不要なところもあるのかは
今のところ、ちょっと聞いたことがない。
もし、印鑑不要でローンを組める金融機関があれば
勉強不足で申し訳ないです。

そして、お部屋を借りるとき。
保証人の印鑑証明と実印が必要となります。
部屋を借りる本人は認印で問題ないのに
保証人の印鑑証明は絶対に必要不可欠です。
そして、契約書にはなんだかいろんなところに捺印必須です。

上記はほんの一例で、はんこ屋稼業の肌感では、
圧倒的に不動産関係の需要が多いのです。

これがマイナンバーや法人番号ですべての契約が
完結する日が来るのか?
ホントに来るのか?
不動産業界にハンコが不要になる日が、ホントに来るのかぁ?!

近い将来は
ハンコ社会とコロナは共存していく日が来るのだろうと
風前の灯火の日々を過ごしている
はんこ屋店主でした。

一期一会のご縁を頂き、感謝します!幸せです♪ありがとうございます。