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-さがフード&コスメラボの取り組み-  開発・コラボ・OEM先紹介編 part 1

さがフード&コスメラボの使命

海苔、アスパラガス、たまねぎなど多様な農林水産物を産する佐賀県において、ラボは、「佐賀県農林水産物を用いて基礎研究を行い、それを基に機能性を有する製品のアイデアを企業に提案し、地域経済の発展に貢献する」することをミッションとし日々研究を重ねています。

これまでに、ラボは佐賀県工業技術センターと共に、化粧品会社とレンコンを用いたスキンケア製品を開発中です。また、生産高全国2位の佐賀県産アスパラガスを用いて、西九州大学の健康栄養学科の学生さんとグラノーラを作りました。ここからはラボが佐賀県の生産者及び食品関連事業者等の方々と共同での製品開発事例やコラボ事例を、いくつか紹介させていただきます。

◎えがちゃん農園(佐賀市)

ニンニクを独自の方法で二次発芽させ、オリーブオイルに一定の温度と時間
で湯煎することにより、上品な調味オイルが出来上がります。ラボでは、その栽培方法、加工法、成分分析及び、その後のラインナップ拡充も支援させ
ていただきました。

はねにんにくオイル写真


◎相川製茶舗(嬉野市)

オリンピックの年であるからというわけではないですが、私たちは月桂樹に興味を持ち、嬉野茶の「相川製茶舗」の製品づくりに協力しました。ラボの細胞を用いた試験では、月桂樹は多くの機能性成分、ポリフェノールを多く含み、緑茶と組み合わせることで細胞の生存率を高めることを見出しました。月桂樹と緑茶の混合茶は香りが強くすっきりとした飲み味です。

月桂樹茶写真

◎佐賀県立唐津南高校(食品流通科)

「全国和菓子甲子園2019」にエントリーされる際に相談をいただき、佐賀県菓業青年部の方々を当ラボが紹介させていただきました。今年度の「全国和菓子甲子園2021」にもエントリーされます。今回は佐賀県産農林水産物の紹介も行っております。
また、佐賀県が誇る神埼市の若いアスパラ農家から、細く芽の出たアスパラは決して大きくならず商品価値がない、何か工夫はないかと相談を受けました。そこで、アスパラガススプラウトと呼び、それを凍結乾燥(フリーズドライ)すると、とてもおいしい、まるで細く切ったポテトチップスができました。今後味付けを考えスナックにしたいと、生徒さんと頭をひねっています。

ラボでは、これまで研究があまり進んでいない機能性、知られていない農林水産物、これから栽培される新しい農林水産物に熱い視線を注いでいます。皆さんが気になる県産農林水産物を製品化するアイデアをご一緒に出し合い、ラボは製品をサイエンスで味付けします。しかしながら特徴的な成分がみられない場合もたくさんあります。

Part 2に続く

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