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[セーフィー広報/PRブログ]上場日に向けた準備と当日の裏側をご紹介!

はじめまして、セーフィー広報担当の鈴木章子です。

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この度、2021年9月29日にセーフィーは東京証券取引所のマザーズに上場いたしました。

新規上場(IPO)での広報は私自身はじめての経験でした。
この先同じような場面を迎えられる広報ご担当の方々の参考になればと思い、広報担当の目線で上場日の前後や、当日の流れをこちらでご紹介させていただきます。

まずは、これまで応援してくださった皆さま、創業から6年11ヶ月でこのような日を迎えることができましたことに感謝申し上げます。
これからも精進してまいりますので、引き続きご支援賜りますと幸いです。

※ブログ内の写真にてマスク未着用のものがございますが、撮影時のみ外しており撮影以外では着用しています。ご理解いただきますようお願い申し上げます。

新規上場(IPO)広報の目的

さて、まずはこの度の上場における弊社広報の目的は何なんだろうをお話させていただきます。弊社ではこれまで広報の目的として、大きく下記4点の軸で活動してまいりました。

①まだセーフィーをご存知ない方への認知活動
②「クラウド録画」というこれまでに市場がなかったサービス・概念への理解浸透
③ステークホルダーに会社やサービスのファンになっていただく
④セーフィーが目指す未来の構想についての発信、理解浸透

では、今回の上場における広報活動はどれに該当するのか。
これまでまったくセーフィーをご存知ないたくさんの方に「はじめまして」のご挨拶になるだろうということで、
「①まだご存知ない方」へ「④セーフィーが目指す未来」を知っていただくことを目的としました。

防犯・監視カメラ屋さんではなく、「映像のデータを活用することで、社会課題の解決やあらゆる産業の現場をDXする企業」だということをご認識いただきたい。

こんな目的と想いでこの度の広報活動をさせていただくこととしました。

広報のタスク

次に、広報として抱えていたタスクの紹介をさせていただきます。

1.社内整理
・IPO広報の目的
・キーメッセージの確定
2.プレスリリース
・上場承認日
・上場日
3.メディアさま向け発表会
・メディアさまへのご案内
・発表会の準備、開催
・配布資料、ノベルティの準備
4.インナーブランディング
・社内セレモニー
・社長からスタッフへのメッセージ

大きく4つの項目について、主にマーケ・人事部署メンバーと連携して実務を行いました。これらの項目をもう少し分解してお伝えいたします。

1.社内整理

新規上場広報の目的については前述の通りです。
キーメッセージについては、上場当日のマーケティング施策として新聞広告を出すことを検討していましたので、その広告と記者発表会のメッセージがずれないよう、どういった読後感を得ていただきたいかをマーケチームと議論しながらメッセージを整えました。
また、作成した資料(fact sheet)は記者発表会にご参加いただきました記者さまにお渡しいたしました。

2.プレスリリース

プレスリリースは、上場承認日と上場当日の両日配信いたしました。


3.メディアさま向け発表会

そして、やはり一番力を入れたタスクは「メディア様向けの発表会」です。もちろんここは広報の腕の見せどころになります。

弊社の上場というニュースで記者さまにお越し(ご視聴)いただけるのか、何をお持ち帰りいただきたいのか、など発表会当日直前まで、内容を揉んでおりました。

またこの日は社会的にとても大きなニュースがあるということで、どのメディアの記者さまにもお越しいただけない可能性がある、、、なんということなんだと嘆きましたが、結果良い方向で着地することができました。
(「良い結果」の詳細は次の章の「上場当日のスケジュール」に記載させていただいております。)

配布資料やノベルティはマーケチームメンバーやデザイナーとも連携し、モノの選定およびデザイン制作をしました。ちなみにノベルティはこのご時世ということもあり、セーフィーロゴ入りの除菌スプレーです。

ノベルティの、セーフィーロゴ入りの除菌スプレー

当日は会場のアルコール消毒から検温など、日本橋ホールさまとも連携し、万全の体制で発表会を開催いたしました。

また僭越ながら司会役にも挑戦させていただきました。緊張のため、聞き苦しい箇所もたくさんあったかと思います。。。
最後までお付き合いいただきましたメディアさま、ありがとうございましたmm

4.インナーブランディング

上場はもちろん社内でも一大イベントであり、上場企業のスタッフとしての意識を新たに持たなければならない、言わば社内全体の意識を変革するタイミングとなります。

スタッフの意識の統一、ビジョン・カルチャーの共感・浸透をより一層促すべく、社長からスタッフへ熱い(?)想いの手紙をしたためてもらい、上場後に全スタッフの手元に届くよう仕掛けをしました。
この作業はマーケチームが一丸となって対応いただき、実現となりました。

ここから、さらなる「仲間づくり」がはじまります!

上場日当日のスケジュール

08:00:東京証券取引所 兜倶楽部にてプレスリリースや目論見書などを投函
08:45:SMBC日興証券さまにてご挨拶と初値の確認
09:00:プレスリリースの配信、自社メディアにてプレスリリース公開
09:30:全体朝会にて社長からオンラインメッセージ
10:15:みずほ証券さまにてご挨拶
13:30:ストックボイス出演
14:00:上場セレモニー
15:00:メディアさま向け記者発表会

- 08:00:東京証券取引所 兜倶楽部訪問

朝の8:00に東京証券取引所@日本橋という早朝からのスタート、資料を両手いっぱいに持ち集合です。記者クラブへの投函資料がこんなにたくさん必要だということに驚きました。
内容は目論見書やその他書類で1セット500g以上はありました。1人10セットを5人で持っていきましたので、朝から5kg超えの荷物を持ち現地集合。早朝からなかなかの 重労働 筋トレでした。笑

- 8:45:SMBC日興証券さま訪問

無事に兜倶楽部での投函を終え、主幹事の1社であるSMBC日興証券さまを訪問。
こちらでは、初値を一緒に見ましょうということで、この度の新規上場に関わった経営管理本部メンバーを中心にご訪問させていただきました。SMBC日興証券さまのお世話になった方々にもたくさんお集まりいただき、9:00の取引開始時間から初値がつくまでの時間、、と考えていましたが、残念ながら初値がつかないまま時間に限りがきてしまい次の予定へ。
お集まりいただきました皆さま、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

- 9:00:プレスリリース配信

私が終日外出予定でしたので、広報チームメンバーに託し、社内運営メディアのページ更新など諸々上場に合わせたコンテンツがリリースされるのを確認後、投稿セットしておいたプレスリリースの配信をしてもらいました。
そして、下記2つのページが新設されました。ぜひご覧くださいませ^ ^

▽新たに上場をお知らせする、会社紹介のメッセージページ

▽IRページ


- 9:30:全体朝会にて社長からオンラインメッセージ

SMBC日興証券さまの会議室をお借りし、臨時朝会として全スタッフに向けて代表の佐渡島より無事にIPOを迎えることができたというメッセージを配信いたしました。
会議室をご用意いただきまして、ありがとうございました。

- 10:00:青い空とお揃いのネクタイで思わず記念撮影

これは完全に余談ですが、次の予定までの移動では、当日は朝から快晴で「お日柄もよく」がしっくりくるお天気だったため、普段スーツをほとんど着用することがない取締役4名のハレの姿を東京駅の駅前で記念撮影してしまいました。笑

ネクタイはセーフィーカラーで統一、こちらも広報で用意をしました。

- 10:15:みずほ証券さま訪問

主幹事のもう1社であるみずほ証券さま訪問時には、初値がついた後でした。
公開価格2,430円より大幅に高い金額になった初値3,350円についてもお祝いしていただきました。
お集まりいただきました皆さま、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

- 12:00:ランチ

その後、ストックボイスの出演まで時間が少しありましたので、ランチの時間としました。普段、出社した際にはオフィスのある五反田でのランチが主ですが、雰囲気のぜんぜん違う東京駅近辺のランチも良い思い出となりました。

- 13:30:ストックボイス出演

ストックボイスの出演は、東京証券取引所の中にあるストックボイス専用のスタジオにて行われました。コロナ禍の緊急事態宣言中ということもあり、出演の代表者とお付きの者は1名ということでしたので、私が同行させていただきました。
12分という時間の中、①株価について、②会社紹介・事業内容、③自社の強み、④今後のビジネス展開、⑤投資家への一言を、スライドを交え、弊社代表が株式会社ストックボイス 取締役副社長 CCOの岩本秀雄さまと掛け合いをさせていただく内容での出演となりました。

▼ストックボイスアーカイブ動画はこちら

 

- 14:00:上場セレモニー

その後、東京証券取引所にて上場セレモニーです。
「上場と言えば!」の鐘を鳴らすシーンのセレモニーですが、こちらも緊急事態宣言中ということで、5名までという人数制限がありました。
代表をはじめ、創業メンバー+CFO+経理部長が参加させていただきました。

メンバーとして中に入って鐘を鳴らせないのか、、と残念ではありましたが、ここは弊社ビジネスの肝である「映像」の活用ポイント
創業メンバーの下崎が当社のプロダクトであるウェアラブルクラウドカメラ「Safie Pocket2(セーフィー ポケット ツー)」を着用してセレモニーに参加。リモートからブラウザでライブ映像を見ていた私やオフィスにいた社員も、実際に自分が鐘をついているような目線でセレモニーを楽しむことができました。

これはぜひ皆さまにも見ていただきたく、動画がありますのでぜひご覧くださいませ。(※映っている方の顔にモザイクをかけております)

実際に鐘をついている気分になれましたでしょうか?!^ ^

- 15:00:メディアさま向け記者発表会

そして、上場セレモニーが終わるとすぐに日本橋ホールに移動。いよいよ記者発表会に臨みます。おかげさまでオンライン・オフライン参加でたくさんのメディアさまにご来場およびご視聴いただくことができました。

私の拙い司会ではありましたが、皆さま最後までご参加いただき、誠に感謝申し上げます。また、テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」や日経新聞、CNET Japan、ASCIIなど、たくさんのメディアさまに、取り上げて当日ならび後日に記事を掲載いただき、こちらも重ねて感謝申し上げます。

ワールドビジネスサテライトでは、総裁選の投開票の1日の中で、「本日上場したベンチャー社長に話を聞く」という文脈で取材いただき、代表の佐渡島は次の政権に期待することで「スタートアップ投資」と掲げました。
その様子および内容についてのコメントを放映いただきました。

先に述べていました「良い結果」とはまさにこのことです。

実は、今回の新規上場では、コーナーストーン投資家に入っていただくタイミング(親びけ)&投資額の規模がスタートアップ初の大きさである取り組みを実施させていただきました。
この取り組みは、今後のスタートアップの新規上場時の公開価格の決定方法にお役に立つこともあるのではと考えております。

この文脈でテレビに取り上げていただけたのは、とても意義のあることだったと思っております。
新規上場時の取り組み詳細は、弊社CFO古田のnoteにてぜひご覧くださいませ。

メディアさまにはどういうことをお伝えさせていただけば良いのだろうか、など色々考えてきましたが、弊社のキーメッセージ「映像データを活用し、あらゆる産業の”現場DX”を推進する」を、建設業や小売業、医療業界など様々な事例を交えてお伝えできたことで、「現場DX」や「映像データのプラットフォーム」といったワードと共にメディアさまにご紹介いただけました。

さいごに

今回、広報を経験されている方でもなかなか実際に経験することができない新規上場(IPO)広報にメインで関わることができ、とても勉強になる&素晴らしい経験となりました。

また社内外の素晴らしい方々のお力を借り、この日を迎えることができたんだなと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
アドバイスを下さったり、関わらせていただいた皆さま、本当にありがとうございましたmm

セーフィーでは、入社してからこれまで、自分が「やりたい」と考えてきた記者発表会や、一般社団法人五反田バレー(※下記リンク)への参画、オウンドメディアの立ち上げなど、色んなことに挑戦させていただいています。

創業メンバーや同僚、上長の器量の大きさや経験・知識の豊富さに日々感服しております。優秀なメンバーと仕事をすることができ、入社して本当に良かったです。これを機にまた自分の新たな目標を掲げ、前に進みたいと考えています。

セーフィーではまだまだ一緒に働く仲間を絶賛募集中です。
広報のみならず、様々な職種・ポジションにて募集しておりますので、ぜひ採用サイトをご覧ください!

さいごまでお読みいただき、ありがとうございました^ ^

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