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【転職エージェント × セーフィー人事総務部部長による対談企画】 セーフィーの魅力と、転職候補者を惹きつける独自の採用哲学とは

設立8年目にして社員数300名超の企業に成長を遂げた当社は、様々な人材紹介会社・HR系コンサルティング会社の皆さんのご協力によって支えられています。
今回は、創業時から現在に至るまで、マネジメント層を中心に数多くの優秀な方をご紹介いただいている「株式会社イードアの野口貴大さん」をお招きし、「当社の人事総務部を統括する加藤」との対談企画を実施しました。

■CxO候補やVPoEなど、大企業でも喉から手が出るほど欲しがるような市場価値の高い人材がセーフィーを選ぶ理由とは?
■選考に落ちてもセーフィーのファンになってしまう候補者が続出する背景にあるものとは?

セーフィーの採用哲学や候補者への想いなどを、エージェント様とともに紐解きます。

▼対談者プロフィール

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株式会社イードア 第二コンサルティング事業部 部長兼採用責任者
野口 貴大

千葉大学を卒業後、新卒でブライダル系ベンチャーへ入社し、1年目から6年連続で全国トップの営業成績を残したほか、入社4年目でエリアマネージャーに就任するなど、営業職を中心に幅広く活躍。2017年、経営課題解決のプロフェッショナル集団である株式会社イードアへ転職し、コンサルタントとしてのキャリアをスタート。2019年より同社中村代表が担当していたセーフィーへの人材紹介業務を引き継ぎ、現在までにマネジメント層を中心とする20名以上の人材を入社に導くなど、セーフィーの採用戦略にとって欠くことのできないビジネスパートナーとしての地位を確立している。


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セーフィー株式会社 経営管理本部 人事総務部 部長
加藤 剛章


大学卒業後、アパレル販売員から経理職に転身し、製造業や観光業での経理職を経て、スタートアップ企業へ転職。
急拡大する組織の中で経理・総務・人事・上場審査対応といったコーポレート業務を中心に幅広い事業領域を経験。2018年12月、セーフィーにジョインし、人事・総務・労務周りの制度構築やルール整備、業務フロー改善などを担当。2021年10月の人事総務部新設に伴い同部の部長に就任。

二人三脚で採用にコミット、産業への共通の想い


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加藤:
野口さんとは2019年からのお付き合いとなり、セーフィー各部門のマネジメント層を中心に25名強の優秀な人材を紹介いただいていますが、野口さんが所属するイードアとセーフィーのお付き合い自体は、もう少し前から始まっていますよね。

野口:
元々は当社代表の中村がソニーグループ時代の佐渡島さん(現・セーフィー代表取締役社長CEO)をヘッドハンティングしたことから関係性がスタートしたと聞いています。結局、佐渡島さんのハンティングは失敗したのですが、その数年後に佐渡島さんがセーフィーを立ち上げることになり、中村に「新しい会社の人材集めを手伝ってほしい」と声を掛けていただいたそうです。
創業した2014年からしばらくは中村が担当し、2018年末から私がセーフィーを担当させていただくことになりました。

加藤:
野口さんが担当になった当時のセーフィーはどんな感じでしたか?

野口:
私が担当になって間もない2019年の初頭だったと思いますが、いきなり3人も立て続けにセーフィーへのご紹介が成功したんですよ。3人とも凄いキャリアの持ち主であり、いくらでも会社を選べる立場の人たちでしたが、そんな方々が揃ってセーフィーを選んだことに驚かされました。

ビジネスの優位性や独自性や世界観については十分に理解していたつもりでしたが、優秀な人たちがこぞってセーフィーへの入社を決めるシーンに立ち会うことで、「もしかしたら自分が想像していた以上に凄い会社なのかもしれない」と思いました。それからすぐに加藤さんと顔合わせをさせていただき、ますますセーフィーにのめり込んでいった感じです(笑)。

加藤:
懐かしいですね。野口さんもご存知かもしれませんが、そのころのセーフィーはコーポレート組織もほとんどできていない状況で採用にかけられる時間はほとんどなかったと思います。野口さんにも色々とご迷惑をおかけしたかもしれませんね(笑)。

野口:
いえいえ、加藤さんの行動スピードやレスポンスの速さは群を抜いていると思います。あとは、私はセーフィー独自の採用の方針にも衝撃を受けました。
私見ですが、加藤さんが人事・採用の専任者としてのキャリアを歩んで来なかったことと関係があるのではないじゃないでしょうか?

加藤:それはあるかもしれませんね。
前職でコーポレートにいた時期はバックオフィス業務全体をカバーしており、人事は数ある業務のうちの一部だったので、人事専任としてのキャリアがほぼないんです。
セーフィーに入社してからも、当時は人事総務労務領域全体を1人で担当していたので、採用にかけられる時間は体感的には3割くらいだったと思います。なので、自分が「採用担当である」という意識が希薄なんです。良くも悪くも人事や採用の仕事に対する固定観念みたいなものはないと思います。

野口:
だからこそ、「候補者に対して内定を出した後も入社意思に回答期限を設けない」といったような、他の会社が思いも付かないことを実行できるのだと。あれは加藤さんの発案ですよね?

加藤:
そうですね、その方針を作ったのは私です。作ったというか誰にも相談せずに勝手にそうしました(笑)
企業側が内定を出した後、候補者に対して「一週間以内に入社の意思をご回答ください」と要求する。
採用の現場ではこのようなことが当たり前に行われていますが、よくよく冷静に考えてみると全然候補者のためになってないなと。
その人の人生を左右するような決断を一週間でしなさいって、どう考えても違和感があって。それこそ企業側の都合でしかないと思います。

自分自身が何度も転職をしていることもあり、前々から「おかしいよな」と感じていたことですが、セーフィーで採用の仕組み作りを任せてもらえるようになったので、ならば「そんな慣習は辞めてしまおう」と考えたんです。
候補者の方が人生の大事な決断をする際には十分に考えてほしい。そのために必要な情報があれば全て提供するし、面談もセットします。候補者の皆さんもそれぞれ想いがあって転職活動をされていると思うので、一週間という期限を区切らなくても意思表示をしてくださるはずです。

野口:
転職市場の慣習とかなり違うので、私も最初は驚きました。候補者目線に立ったフローがあるからこそ、私たちも様々な方々に対してセーフィーを薦めやすくなったことは間違いありません。
また、加藤さんは私たちのような社外のパートナーに対しても非常にフラットに接してくれ、社内の状況や課題に関してもストレートに話してくれるので紹介側としても非常に仕事がしやすいんです。

加藤:
包み隠さずに話せるのは、経営陣含め採用に関わるメンバーが野口さんを信頼しているからですよ。
これは今でも笑い話として良く話しますが、当時、野口さんから「今からこーゆー経験ある方と会うのですが、面接確約でセーフィー紹介しても良いですよね?」とメッセージをもらって、私も即承諾していたので、もはや正式な紹介どころか野口さんすら会う前に面接を確約してしまうこともありましたね(笑)

ただ、その信頼というのは、野口さんが「セーフィーの事業やセーフィーの求めている人材像を理解してくれている」ということだけではなく、「日本のベンチャーやスタートアップ全体を盛り上げたい」という共通の想いを持っていることだったり、「候補者の人生に寄り添って最適な選択肢を提供してくれている」という安心感が大きいんですよね。
私は同じ日本の中でセーフィーだけが成長すればいいとは思っていませんし、セーフィーだけにいい人を紹介してほしいとも思っていません。
候補者の方が色々な選択肢を真剣に考えていただいた上でセーフィーを選んでくれたら嬉しいし、もし仮にセーフィー以外の選択肢を選んだとしても応援したいと思っています。
それは野口さんも同じですよね?

野口:
私としては今後もセーフィーに全力でいい人を紹介するつもりですが...(笑)。日本のベンチャーやスタートアップを盛り上げていきたい想いは一緒ですね。
第二次産業の時代は、世界で戦える多くの日本企業が存在していましたが、ITなど第三次産業の時代に入ってからは厳しい状況が続いています。
ITやAI、IoT、SaaS、ディープテックなど、新しい産業分野で世界に飛び出していけるような会社を支援したい想いは、イードアとしても、私個人としてもずっと持ち続けています。

懇意エージェントが語る、セーフィーの魅力

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加藤:
野口さんはベンチャーやスタートアップの支援に注力されていると思いますが、今までに担当されてきた他の企業と比べるとセーフィーはどんな特徴がある会社に見えていますか?

野口:
まず最初に、展開されているビジネスやプロダクトがアプローチできる業界・領域が非常に幅広いことはセーフィーならではの特徴ですよね。
担当初期のセーフィーでは、防犯カメラとしての用途・機能を盛んにアピールされていましたが、その先に目指している「映像から未来をつくる」という世界観やプラットフォーム構想についても伺っていたので、あらゆる業界の不を解決できるポテンシャルを備えていると思いますし、話を聞いているだけで本当にワクワクします
ですので、この辺りのビジョンや世界観については、すべての候補者の方に毎回しっかりお伝えするようにしています。

また、あえて防犯カメラという参入障壁が低い領域からマーケットを広げていった事業戦略や、株主構成も含めたファイナンス周りも秀逸だと感じます。巻き込んでいる人たちが非常に強力なので経営基盤もしっかりしています。
さらに言えば、変な感じでメディアに露出していないことも、個人的には応援したくなる理由の一つです(笑)。

加藤:
確かに露出は少なめだと思います。キラキラしていないタイプのベンチャーだという自覚はあります(笑)。

野口:
SaaS系のベンチャーの中にはブランディング重視でメディアに露出しまくる企業も少なくないですよね。その一方、セーフィーは意図的かどうか分かりませんが、派手なPRや露出はほとんどしていない印象があります。変なエゴを出していないからこそ好感が持てるんですよ。

加藤:
今はともかく、少し前までは良くも悪くもそういう部分にプライドを持っていた自分たちもいるんですよね。「あまり知られていないし、キラキラしてもいないけど、実はすごいんだぞ!」みたいな(笑)。

野口:
今後はセーフィーの知名度も上がってくると思いますが、少なくとも今までは「知る人ぞ知る」みたいな部分もあって、候補者の方に対しても「こんなに凄い会社があったのか!」みたいなサプライズを提供できていたと思います。
それに加えて最終面接で登場する佐渡島さんの存在も非常に大きいです。ほとんどの人はセーフィーの面接を受ける度に意向が上がるのですが、佐渡島さんの面接の後はとくに凄いので、私たちの間では「さどしマジック」と呼ばせていただいています(笑)。

加藤:
我々も、採用における佐渡島の存在感は非常に大きいと思っています。

野口:
佐渡島さんは一見柔和そうなキャラクターに見えますが、実際に会ってみるとかなり印象が変わりますよね。
いつでもセーフィーのビジネスやビジョンについて真剣に語っていただけますし、このビジネスに人生を賭けている熱量を感じさせてくれます。
セーフィーを第二志望、第三志望にしていた候補者も、佐渡島さんとの面接を終えると大抵の人は「第一志望に変えます」と言い出しますから。

加藤:
佐渡島を中心とする経営陣が、人への投資や採用の重要性を十分に理解してくれているので、面接でのアトラクトと見極めの両方をしっかりとやってくれています。

野口:
見極めということで言えば、スキルやキャリアは申し分なくても、ちょっと高圧的だったり、上から目線だったりする方は、間違いなく佐渡島さんの面接で落ちますよね。

加藤:
そうですね。そういった方は一次や二次の面接を通過したとしても、最終の佐渡島が必ずNGを出していると思います。
今は組織も大きくなり、その見極めだったり、「さどしマジック」のようなアトラクトを他の経営陣にも伝授していただいています。

野口:
そのようなセーフィーの見極めの傾向に気付いてからは、スキルやキャリアとは別軸で、私自身が「この人とは仕事抜きでもお付き合いしたいな」「友達になれたらいいな」と感じられるような方のみをご紹介するようにしています。

加藤:
「異才一体」というカルチャーを掲げていることもあり、採用におけるカルチャーマッチを非常に重視していますからね。
より良いプロダクトを社会に提供し、お客様のニーズや要望を形にしていくためには、営業部門・企画部門・開発部門の緊密な連携が必要になります。だからこそ、みんなと気持ち良くコミュニケーションを取れるような人を採用することが重要なんです。このような採用方針は昔から変わりませんね。

野口:
そうですよね。更にいうと、結構な数の方をセーフィーに紹介しているので累計で言えば選考に落ちてしまった人の方が多いのですが、喧嘩別れのようなケースは一度もありません。
むしろ多くの人がセーフィーのファンになったまま「本当に残念です…」と言って去っていかれるんですよ。一次、二次の段階で落ちた場合でもそのような人が多いので、これは「さどしマジック」だけではないんですよね。
候補者のほとんどの方が「面接官の方の人柄が素晴らしかった」と仰いますし、本当に魅力的な人たちが集まっている会社なんだなと感じます。

加藤:
面接で候補者の方に対して妙なマウンティングを取ったりしても何もいいことはありませんからね(笑)。
そのタイミングではセーフィーとご縁がなく、たとえ別の会社に入られたとしても、いずれセーフィーと事業上のパートナーになっていただけたり、セーフィーのサービスや製品のユーザーになっていただけたり、何らかの形で関わりを持つことができれば、それはそれで素敵なことだと思います。
さらに言えば、数年後に再度転職を考えられた際に「もう一度セーフィーにエントリーしよう」と思っていただけたら、人事としてこれ以上嬉しいことはありません。

転職先選びで重要なこと

加藤:
野口さんはエージェントでありながら、イードアの採用責任者でもあるので、転職候補者の方から「転職先選びに重要なことって何ですか?」と質問されることもあるかと思います。その際どのようにお答えしていますか?

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野口:
この質問、難しいですね(笑)。あくまでも個人的意見なのですが自分の経験より、「何をするか」よりも「誰と働くか」を大事にすると良いのではないかとお伝えしています。
例え自分がやりたかったことを仕事にできたとしても、やりたかった仕事の中にも絶対にやりたくない仕事が発生するはずですし、そのときに自分がやりたかったことがこの先もやりたいことであり続けるとは限らないですよね。
「誰と働くか」で気をつけていただきたいのは、その「誰」が会社にとって替えの効かない人の方がいいと考えています。ベンチャーで言えば、基本的には創業者やボードメンバーということになると思います。

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加藤:
その話、すごく納得できます。私も、職種や仕事内容だけにこだわって会社を選ぶのは難しいと思っています。
これからの人生の数年間、あるいはもっと長い期間をその会社で過ごそうと考えているのであれば、「営業を極めたい」「技術を磨きたい」といったことだけに執着していると長続きしない可能性もあると思います。それこそ野口さんの「誰と働くか」のような観点を、仕事内容とは別軸で考えておくといいかもしれませんね。

野口:
そうなんです。そのような意味でも「さどしマジック」って素晴らしいと思うんですよ。佐渡島さんと一緒に働きたい、だからセーフィーに入って一緒にビジネスを大きくしていきたい。そんな人たちが集まれば、きっと大きな力を生み出せるはずですよね。

加藤:
そうですね。
加えるなら、「今後、この業界が伸びていきそうだから」「この仕事が儲かりそうだから」といった理由も企業選びの軸の一つだとは思いますが、ベンチャーやスタートアップを志望される方に限って言えば、私はもっと定性的な感覚を重視して会社を選んでもいいと思います。

例えば、会社の文化や雰囲気が自分に合っているかとか、なんとなく楽しそうだから、何となくおもしろそうだから、とか。
主力事業がすごく伸びる会社もあれば、何度も事業をピボットすることで活路を見出す会社もあるし、競争の中で消滅してしまう会社もありますよね。「この会社は将来絶対有望だ」と思っても、それは誰にも確かめようがないはずです。
いま我々が働いているセーフィーですら10年前には存在しなかった会社ですし、もしコロナ禍にならなければ、たとえばオンライン会議や、セーフィーのようなクラウドサービスの浸透度はもっと緩やかだったかもしれません。

一定の分析も必要だとは思いますが、最後の最後は自分の感覚を信じて選んだ方が、その会社がどう転んでも後悔は少ないと思います。

野口:
その感覚を大事にしてもらうためにも、セーフィーのように候補者が納得して選択できる期間をしっかり設けて色んな人と会ってもらう、というのは必要かもしれないですね。

加藤:
そうですね。それが実現できているのは「候補者と企業は対等な関係であるべき」という信念にもとづくことでそもそも”この候補者を何とかして囲い込もう”という意識がないからかもしれません。

野口:
佐渡島さんも同じことを仰っていましたが、それもセーフィーの内定承諾率が高い理由の一つだと思うんですよね。人間の恋愛で喩えるなら完全にモテる人のやり方じゃないですか。ガッツリとアプローチしにいくようなこともせず、「あなたのことは気に入っているけど、あなたから選んでもらえるのを待っています」みたいな(笑)。

加藤:
その例えは面白いですね(笑)。
様々な会社・価値観に触れた上でセーフィーを選んでもらえたらそれは本当に嬉しいことではありますが、その候補者の方にとってセーフィー以外の会社に入る方が幸せになれるのであれば、それがベストであることは間違いありませんからね。
今後も、関わる方みんなが幸せになれるような採用活動を続けていきたいと思っています。

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最後に

セーフィーの採用哲学は、記事の中でも登場する「候補者と企業は対等の関係であるべき」という言葉に象徴されていると言えそうです。

また、両者が共有している「日本のベンチャー・スタートアップ全体を盛り上げたい」という想いは、セーフィーとイードアのパートナーシップをより強固なものにしているだけでなく、ベンチャーで活躍することを希望する候補者も含めた三者が共に「出会ってよかったな」と思えるような関係性を生み出す源泉になっていると感じました。

今回の記事を読まれて「自分もその輪の中に加わってみたい」と思った方、まずはカジュアル面談からでもお話ししましょう!
エントリーお待ちしています^^


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