見出し画像

青年海外協力隊 活動の隙間

シエスタの時間に、日本語科・英語科の生徒に浴衣を。最近は同僚や生徒などにせっせと浴衣を着せては羅生門、着せては奪衣婆、と言った具合で暮らしています。

画像5

▲浴衣は前回派遣時に生徒がコンクールの賞品でいただいたもの。

日本語科の生徒は「君の名はの服だね」、と言ったら喜んでいました。英語科の生徒は「千と千尋の神隠しの服だね」と言った方がウケが良く、ジブリ強し、と思わされました。

画像1

▲学校の駐車場にて。雨除けも装備。

ニッサンの自動車やスズキのバイクを見ないわけじゃないけど、私の生活の範囲内だとアニメとかキャラクターから日本を感じることが多いです。日本でいよいよアニメを作れなくなる日が近く来るとかいう話もありますが、本当に寂しいなと思います。

画像2


▲幼稚園児の頭。ディズニー派との分岐がここに。

♦︎
仲良くなった英語科の先生に2年生の遠足に誘われまして聞いてみれば、山道21キロ走破の強行でした。21キロって。諏訪湖1と3分の1周。ゾッ。そんなの、そんなの高校生がやることだよ!!
今朝、強行は賑やかに隊列をなして出かけて行きました。今日だったとは。
発案から実施までの早さ、雨が降った時のリスクヘッジなど、この国らしさが出ているなと思って少し楽しくなってきました。これに慣れなければ難しいかもしれません。

画像3

▲クラスの旗が誇らしげです。

♦︎

10分休みに英語科の男子生徒が五十音を習いにきました。発音しながら、手元のノートをなぞってニコニコしています。見ると、日本のアニメの原題をローマ字にし、ノートに羅列してありました。
...ぼくのひーろーあかでみあ、、

ふむふむしながら、知識をインストールしている学生を見て、日本語教育の楽しさってこういうのもあったかなと思い出しました。

画像4

デスクの近くに五十音表を貼っているのですが(本当はあまりしてはいけないっぽく、監査の時には草で隠されます)、それを見て話しかけてくれる学生も多くてやってよかったなと思いました。

ややこしいことはわからないけれど、同僚も生徒も街の人もみんな優しいです。身の回りの買い物でも商売人がケチケチすることがないのでおおらかです。それにそれほど日本に関心がないというか(汚染水とかそういう意図的な扇動はたまにあるけど)。私に優しくしてくれた人たち一人一人が日本に旅行や研修に行ったとして、今の私のように嫌なことを言われない生活ができるかなと思うと、何だか少し胸が傷むのも事実です。

画像6

↑いつもクリックありがとうございます。うれしいです。
お礼やコメントの返信が滞っていて本当にすみません。
だんだんと返していきますので、お待ちいただければと思います。

それではまたね。

↑私も寄稿しています。Amazonkindleアンリミテッドなら無料で読めます。


よろしければサポートをお願いします。多くのとき、お腹を減らしています。