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6月,唐の時代からある街で

朝。起きたら季節が変わっていた。
リビングに差し込む光がよそよそしく思えて、2年前に初めて訪れた時のような懐かしい感じがした。そんな6月。

残り派遣期間もわずかとなり、今日は帰国に関する通知が届いた。いよいよである。最近ではもっぱら日本食を食べきるミッションを遂行している。業務用の未開封のお茶漬けが約50袋あり、今日は新たに鍋キューブ白湯味が発掘された。飽和状態である。こんなはずでは。

協力隊界隈では、再派遣国が増えてきた。日本での仕事に目処がついて再出国する人も。派遣についての事情は本当に派遣国・隊員それぞれで、私が言うのもおこがましいのだけれど、やはりどこまでも隣の芝生は青いなと思う。こんなはずではなかった。みんな思っているよね。

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▲街灯の明かりで。

中国のセンター試験まであと5日。
夜にグラウンドを通ると、ベンチを机にして勉強している学生がたくさん。彼らと出会った時はまだ2年生になったばかりだったのに。たくましくなったものだと思う。

高校生と私。
本当に同じ時間が流れているのかしら、絶対に違う気がする。と不思議に思う今日この頃。時間を自分のために使う人と、買い上げてもらっている人の違いでしょうか。心に夏の夜の風が吹いて来ました。ひゅー。

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最近では市場でお金を払いすぎてしまい、気づいた店主が追いかけて来てくれてお金を返してくれたり、小籠包を買ったらたくさんオマケしてもらったり、なんやかんやと街の人に優しくしてもらって過ごしています。

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▲ぎゅうぎゅうに入れてもらいました。

私のバイブル、『十二国記』のなかで楽俊という登場人物が「なんの努力もなしに与えられたものは、実はその値打ちぶんのことをあんたに要求してるもんだ。」と言っていたのを思い出しながら食べました。
焼いてから時間がたっていたのか、味はカチカチでした。いいもん。

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こちらの画像は、私の大大大好きな食べ物です。リャンピー(涼皮)と言います。プルプルの麺と酸っぱ辛いタレが病みつきになる一品。アメ横とかで食べられますので是非お試しくださいな😊それではまたね。

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協力隊員による世界のレシピ本、好評発売中!私も寄稿しました。よろしくお願いします!

▲私のおすすめの日本食です。安らぐ……。


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