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📝好きな言葉~「世界毒舌大辞典」からのピックアップ

これまでにもいくつか記事を追加してきた「好きな言葉」のマガジンですが、今回はタイトルでお分かりの通り、普通の名言格言集ではなく名毒舌集です。

日本人はこの手の言い回しに慣れていないので不愉快に思う方もいるかもしれませんが、ブラック・ユーモアを解する大人のための愛すべき言葉遊びとして、私が大学時代に大いにハマった(お腹を抱えてゲラゲラ笑いながら読めた)秘密のバイブル、『世界毒舌大辞典』(ジェローム・デュアメル著)からのピックアップです ^_^;

この本自体は、中には私でも不快に思う差別的な表現なども含まれているので、全面的に共感できて全て好きとまでは間違っても言えないのですが、現実の皮肉を踏まえて突き放し気味に(余裕をもって)見れば、総じて笑えます。そんな一冊からの、特に印象に残っている言葉のピックアップ。

ではどうぞ▼

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●「妄想とは、たった一人だけの理論である。
 一方、理論とは、幾人もの人たちの妄想である」


by フランソワ・ルスタン


●「謙遜とは、自分で思っている自分の長所を
 すべて他人に言わせる術である」

by フィリップ・ブーヴァール(番組司会者)


●「攻撃文書とは、誇りを発見したが
 未だ真理を発見していない人々の武器である」


by ジルベール・セブロン(小説家・評論家)


●「あまりに速く走るので、
 自分が空っぽであることに気付く暇もない
 汽車のような精神の持ち主がいる」


by ジルベール・セブロン


●「自分が喜んで話していることが
 他人を退屈させるとき、
 人は『専門家』になったことに気付く」


by ジルベール・セブロン


●「退屈は凡庸な人間のしるしである。
 彼らが一人でいると退屈するのは、
 自分自身に出会うからだ」


by アルベール一世(ベルギー王)


●「誠実さ:すべてにおいて失敗するのに絶対不可欠な性質」

by ジョルジュ・エルゴズィー


●「称賛:他人が自分に似ていると認める礼儀正しい方法」

by アンブローズ・ビアス(『悪魔の辞典』より)


●「聴衆とは、話を聞いている人々ではなく、
 自分の話す番を待っている人々である」


by アルフォンス・カール
(作家・評論家/『ひと握りの真実』より)


●「私は偉業をやってのけた。
 無から出発して悲惨にたどり着いたのだ」

by S.J. ペレルマン


●「官僚制度:多頭の多足類で、
 どの頭もどの足も同時には動かない。
 それが動いたとすればの話であるが」

by ジョルジュ・エルゴズィー


●「栄達:栄誉を受け続けていると、
 ついには自分がそれに値すると思うようになる」

by ジルベール・ゼブロン

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