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横浜旅⑤ 2017年9月5日 (喫茶エレーナ👉中華街👉ブルーライトBAR等 「記憶の風景」)

またしても間があいてしまいましたが、本日は横浜記事のつづきで、「記憶の風景」のマガジンを更新します。

まずは、山手西洋館を見て回ったあとで立ち寄った喫茶エレーナの模様から👆

どことなく昭和感の漂うシンプルですっきりとした外観の、小ぢんまりとしたお店の中に入ると、ケーキの並ぶショーケースの奥に、こんな爽やかなテーブル席が👆 西洋館でゆっくりしすぎて昼食を食べそびれていた私たちは、確かランチタイムぎりぎりの14時近くに入店したので、店内はガラガラでした A^_^;)

周辺には他に目立ったお店やレジャー施設などもなく、外れた場所にポツンと佇む喫茶店だったので、地元民しか来ないようなローカルなスポットなのかな、と思っていたのですが、よく見ると、店内には著名人のサインなども複数飾られていて、実はけっこう老舗の名店だったようです。

でも、私たちが本当の意味でここが名店であることを覚ったのは、著名人のサインや口コミよりも、ここの味を自分たち自身の五感で知ってからです。

上の画像👆は、どうにか残っていたランチメニューのキッシュプレート。かなり遅めのランチでありながら、実は朝食に食べたホテルのビュッフェが胃もたれしていて、そんなに腹ペコでもなかった私たち。何を食べても美味しく感じられる空腹時とは違い、なんなら今日は昼食抜きにしてもいいくらいだ、という胃袋事情で食べたにもかかわらず、口に含んだ瞬間、目の色が変わりました(◎_◎;)

び、美味っ!!😍🎉

香ばしくて、ベースの生地にサクサクとした食感があり、絶妙~に私好みのお味でした👍✨(←キッシュ自体私の好物なのですが、中にはいまいちパッとしない味のものもあって、気に入らないときも多いのです。ここのは個人的に、三本の指に入るくらい美味でした!)

……で、ようやくその時点で、「何気なく入店したけど、なんか私たち、すごいお店に来たのでは?💦」ということに気付く(^_^;) その場で検索してみたら、やはりけっこうな老舗で名店、しかも手作りスウィーツが人気とな。

「ちょっと! この店、キッシュがこれだけ美味しいということは、焼き菓子系もたぶん物凄く美味しいはず! そんなにお腹減ってなかったけど、せっかくだから別腹スウィーツも食べてみる?」と調子に乗る私😅 相方もキッシュの味で納得したのか、あっさり同意して、食後のデザートに手作りケーキもいただくことにしたのでした🍰 見た目はキッシュに似ていますが、上の画像👆は確かパイナップルのタルト。

私はこのショーケース👆の右上にある黄桃のタルトを食べました。期待通り、甘さ控えめの上品な味わいでありながら、素材のしっかりとした存在感もあり、生地の香ばしさとの調和が絶妙な逸品でしたね👍 パイナップルの方は、私には少し甘めの味でしたが、相方にはちょうど良かったようです。

他にも試したいスウィーツがいっぱいあるので、ここは今後山手を再訪するとき、必ず立ち寄ると決めています。コロナ禍を無事に乗り切ってくれることを切に願います。

さて、別腹スウィーツのあとは中華街です。

山手西洋館と神戸の北野異人館とは、似ているようでもそれぞれに違った良さがあり、甲乙つけがたいなと思っている私ですが、中華街に関しては、神戸の南京町よりもこちらの方が規模が大きく洗練された印象があり、個人的にはポイントの高いスポットです。

まあ、その分、お手頃価格の庶民的なお店が多い南京町に比べて、こちらの横浜中華街の方は、お高いお店が多いかな……と。ただし、そういう店は値段の分だけ味にも高級感があって納得のクウォリティなので、コスパが悪いという意味ではありません。それにもちろん、高級料理店ばかりではなく色んなタイプのお店があるので、選べばお手頃価格で美味しいものが食べられる(あるいは買って帰れる)お店もあります。

それにしても、今頃はどうなっているのでしょうね? コロナ問題が持ち上がった直後には、風評被害もあって閑散としていたようですが、そろそろ観光客が戻っていたりするのでしょうか?

相方が先日、用があって神戸に行ったとき、南京町の方はそこそこ人が多かったのだそうな。でもやはり、周辺の商店街は閉店してシャッターがおりている店舗が目立ち、明らかに町に活気がなくなっていたとのこと。

果たして街はどこまで回復できるものだろうか。パンデミックの大打撃のみならず、どさくさに紛れて強行されてしまった戦争の影響などもあって、色々な価格が高騰せざるを得ないので、回復するにしてもかなりの時間をかけて徐々に徐々に……という流れになるのでしょうね。

まったくもって、踏んだり蹴ったりです💧

でも私個人的には、「まさか」という驚きよりも、「そうそう。人生って、人の世って、やっぱりこんなもんだよな」という身に覚えのある感覚です。人災であれ天災であれ、災難の類いって、一つ起こるとそれに便乗してか、あるいは引き寄せられて連鎖的に併発する形でか、次から次へと追い討ちをかけるような問題が複数持ち上がって、一難去らないうちにまた一難、泣きっ面に蜂の大群、という絶え間ない困難の連続になりがちなんですよね😓

世界の流れを見ていると、「そういや、かつての自分の日常も、こんなだったなぁ。まるで昔に逆戻りしたようだ」という印象です💧

といっても、世界中が大混乱に陥る中、今は自分個人については、かつてのように(幼少時代のように)屋根裏部屋に監禁されてボコられているわけでもなし、転居しても転居してもストーカーのごとくに追い回されて、生活や人間関係をも破壊され路頭にさ迷いかけているわけでもなし、なんだかんだで平穏無事に暮らせているので、その点だけが「まさか私にこんなまともな日常が訪れようとは」と、いい意味で意外すぎて驚いている点ですが…… (^_^;)

でも油断は大敵。何事も明日は我が身で、対岸の火事などという発想は幻想にすぎないということが、すでに続々と証明されていますからね。こんなご時世になって尚、自分だけは一生安泰で、世の中で他の大勢の身に起きているようなことは自分の身には起こり得ない、なんて思っている人は、平和ボケの果てに脳ミソが硬化して思考力を完全になくしてしまっているとしか言えません。経験値が低すぎるのか学習能力の問題か、正直、その手の薄っぺらな人間とは、もう極力関わり合いたくありませんね💧(👈過去には、そういう手合いの無神経な言動の数々で、不愉快な思いをすることも少なくなかったもので💧)

あ、いつの間にか旅の話題から大きく外れてしまっていた💦🙇

いかん、いかん💦

話を戻しましょう!😅

上の画像👆は月餅を主とする銘菓のお店、華正樓かせいろうです。

ここを知るまで、私は月餅を美味しいと感じたことが一度もなくて、むしろ少し苦手意識があったくらいなのですが、今ではすっかりハマッています。これまで月餅だと思って口にしていたものは、実は月餅ではなかったのだ、と思うくらい、ここの月餅に限定でハマっている、という話ですが。そこいらのスーパーやコンビニで100円程度で売っている、後味のくどい甘ったるいだけの月餅とは違い、コクが深くて高級感のある王道の黒餡の月餅が、病みつきになります。ナッツやフルーツがぎっしり詰まったタイプの月餅は、さすがにちょっと私には甘すぎるかなと思いますが(^_^;)

ホールケーキのような存在感のある巨大な月餅を、持てるだけ買って満足した私たちは、一旦ホテルに戻って、ずっしりと重みのある月餅の手提げ袋を部屋に置いてくることに😅 ←どんだけ買ったんだか💧

これ👆はそのときにパシャリと一枚ホテルの窓から撮影したもの📸 そう。山下公園が眼下に開け、ホテルニューグランドとマリンタワーの間に位置するこのホテルは、コロナ禍の2020年6月に倒産したスターホテルでした😢 あとでまた書きますが、このホテルの中にあったBARに行きたかったので、ここに泊まったのです。ホテル自体は別段特別な個性があるわけでもない、普通の安ホテルだったとは言え、かつて行った思い出のスポットが消えていくのは、やはり切ないですね😢

この日の夜は、呑み歩きでした🍸🍺

といっても、二軒ハシゴしただけですが。

まずは全国にチェーン展開しているブリティッシュパブ、HUBへ👆 チェーン店ならメニューもレシピもだいたい統一されているだろうから、わざわざ旅先で行く必要はないのでは? と思う私ですが、相方は横浜版のHUBがどんな雰囲気か見てみたいとのこと。定番のフィッシュ&チップスなどをオーダーして、関西でも飲める季節のカクテルなどを飲んできました A^_^;)

そしてこの日の締めくくりは、宿泊先のホテル内にあったブルーライトBARでカクテル三昧!🍸✨ 好きなんですよ~、ここのカクテル💖

向かって左の夕焼けのような色のショートカクテル↖️は、まんま「ヨコハマ」という名がついたカクテル。ジン&ウォッカがベースなのですが、オレンジジュースやグレナデンシロップが入っているためか、私にはちょっと可愛すぎる甘みの強いカクテルだったので、残りは相方に任せました A^_^;) そもそも、これをオーダーしたのは相方でしたしね。

私が選んだのは右側↗️のカクテルで、店名そのままの「ブルーライト」という名前がついたオリジナルカクテルです🍸 ブルーキュラソーを使用した爽やかな仕上がりで、私の大のお気に入り👌 何度でもリピしたくなりますね💖

驚いたのは、こちらのフレッシュフルーツのカクテルです👆 左側のオレンジ色のカクテルは、なんと柿のカクテル。それも目の前で生の柿を丸ごと剥いてすりおろし、そのままカクテルに使用されていました。カクテル好きな従姉にこの話をしたら、「何かの間違いでは? 柿はカクテルには合わないよ」と言ってきたので、思わず内心「わかってないな~」と思ってしまいました。そんな素材ではうまくできるわけがない、と一般に思われるものをも使いこなして、見事な完成度の絶品に仕上げる腕前。それこそが本当に「できる人」の凄さであり、プロということでは? と。(←蘊蓄うんちくを語れるほど、私もカクテルに詳しいわけではありませんけどね😅)

季節のカクテルなので、いつでも味わえるわけではないのが少し残念な気もしましたが、これはもう忘れがたい美味しさで、本当に衝撃的でした。ここのバーテンダーの実力が見えたり! 絶対に他所では味わえないな、と。

ちなみに右側↗️は確か、梨のカクテル。これはこれですっきりとして美味しかった覚えがあるのですが、柿のカクテルの美味しさが衝撃的すぎて、あまり印象に残っていません(^_^;) 梨の方をオーダーしたのは相方だったので、私は一口程度しか味見していませんしね。

今後横浜を再訪する度に立ち寄るつもりでいたこのブルーライトBARですが、経営自体もホテルによるものだったので、悲しいことに、2020年6月のホテル倒産と同時に閉業してしまっていました。

──しかし!

この記事を書くに当たって今改めて調べたら、なんとその一年後に、場所を変えてお店を再開したのだそうな! 店長さんがホテルの本社に掛け合って店名やロゴを引き継ぐ許可を得て、新店オープンに漕ぎ着けたのだとか。

こんな混沌とした状況でも、やはり代わりのきかないものや どうしても残したいものを残すため、抗う人は諦めずに抗って水面下で奮闘していらっしゃったのだなと、思わずウルウルしてしまいました (^_^;) 自分もグチグチと毒を吐き散らしてばかりいないで、見習わねば!と思いましたね😅💧

不死鳥のごとくに蘇ったブルーライトBARのホームページはこちら▼

いやあ、途絶えてしまわないで良かったです!💨 いつか絶対に再訪します!

ここ最近はバタバタとして、暇も余力もなく体調不良と格闘中の私ですが、余裕ができたらまた横浜に行きます! あとは相方の都合次第ですね。横浜は元々相方の馴染みの場所。二人の思い出のスポットですから、できれば揃って二人で行きたいな、と。

※私たちが最後に行った旧店舗時代のブルーライトBARの画像(2019年)を、以下の記事でご覧いただけますので、この機に是非ご覧ください。このときには、横浜版の🍺ベルギービール・ウィークエンドにも参加したんですよね。早くも懐かしいです👇

ではでは、長くなりましたが、次回の記事が2017年の横浜旅の最後の投稿となりますので、お楽しみにお待ちください😉 次は山下公園とマクセル・アクアパーク品川が中心の記事となります🦈

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