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自作小説の収益化について考えてみているところです 3

こんばんは。七草です。
ナンバリングまでしてどーした、という感じですが。今回も自作小説をnoteでどーやって収益化するかについて考えてみたいと思います。

これまでの記事はこちらです。



今の流行ってなんだろう(なろう系ラノベ)

『自作小説の収益化について考えてみているところです 2』でライトノベルの異世界系の流れをずらっと書いてみました。これまでの経緯とか流れのことですね。異世界転生・転移系は今もまだ流行しているのですが、ちょっと風味は変わってきています。

今の流行は異世界系恋愛小説でしょうか。私がよく知っているというか、真っ先に思い出すのは『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』でしょうか。

……タイトル長! と思われるかも知れませんが、昨今のライトノベルの仕様です。混乱するので何故長いのかは今度また説明しますね。

今はこれ系の恋愛物が好まれるようになったというか、流行しています。異世界+恋愛ですかね。他にも色々な作品がありますので、興味がある方は探してみるといいかも知れません。私は残念ながらこのジャンルには疎いです、ごめんなさい。

何で私が異世界転生・転移系を推すのかと言えば、単純な話、今現在流行しているからです。収益を出すなら波に乗った方が早いと思います。
ただ、この流行がいつまで続くか判りませんのでアンテナ高め設定で様子を見ながらの方がいいかも? 今は恋愛要素入りの異世界転生・転移系がブーム、という感じです。

異世界転生・転移系はやり尽くされた感もあるかも知れませんが、面白ければテンプレに沿って書かれていようが読まれます。むしろテンプレをむちゃくちゃに崩さない方がいいと思います。
読んでいて次はこれが来る、という感覚を読者側が持っていて、その安全を買っているのに別の武器で殴りかかるのは危険だから、といえば判りやすいでしょうか。

元々、異世界転生・転移系というモノ自体がライトノベル界隈に浸透しているテンプレなので、それ以上のものを突っ込むのって厳しいんですよ。異世界転生・転移系が既に王道になっちゃってる訳です。
わざわざそれを崩す方が難しいし、それで面白いのか、という疑問もあります。もしそれがやりたいなら最初から異世界転生・転移系のテンプレを使わなければいいのです。

異世界転生・転移系テンプレを使わない場合

あ、先にお断りしておかねば。

私が関連記事に書いてる『異世界転生・転移系』というのは『異世界転移系』『異世界転生系』のことです。ファンタジーとしての『異世界』だけを元に書いた作品ではありません。
単語がいちいち長いので略しています。すみません。

私の記事における異世界転生・転移系の説明

仮に異世界転生・転移系というテンプレを使わない場合、絶対に収益に繋がらないのかと訊かれると、私は絶対にそういう訳ではないと答えるかも知れません。

他の題材で書いた作品も数多くありますし、そういう作品も販売されています。なので、使わない方法もあります。
ただ、それが流行するかどうかは判りません。そもそも何が来るか判っていれば拾う側の編集も困らない訳ですよw 何が来るか判らないなりにバクチをうつ、みたいなところがありますね。

あとはライトノベルではない場合もありますね。一般よりのものとか。ライトノベルでもミステリ風味のものもヒットはしているので、なくはない、と言えます。

が、断然多いのが異世界転生・転移系なのです。これはもう、仕方ないとしか言いようがありません。
小説という弾を用意する時、異世界転生・転移系に当たりやすい弾にするか、ばくち弾にするか、それとも別ジャンルを狙いやすい弾にするか……。そこは自由だと思います。売れるかどうかは知りませんw

ちなみに今現在、出版側からも『異世界転生・転移系』を書いてくれ、というオーダーが出ている人が多いと思いますよ。小説でも漫画でも。
だから炎上したりするんだよ……(ボソ

私だったら異世界転生・転移系一択狙いですね。今は他を探すのがめんどくさい。
ただ、私の場合は最初から異世界転生・転移系を履修する必要があるので、ヒット作と思われるものは読みます。アニメから入るのが私は楽なのでそうするでしょうね。

もしも異世界転生・転移系を使わない時は……18禁狙いですね……。
まあ、これは現行、やってるので狙うもなにもないわけですけど。
あと、18禁はnoteに不向きですので念のため。

好きに書いて何が悪い

商業作家さんになる前くらい、小説は好きに書きたいですよね?
勝手気ままに好き放題に小説を書きたい! そして書いたものをnoteにアップしたい!
自分が気持ちの良い小説だけ書きたい! だから読んで欲しい!

大多数の方がこーではないかと思います。ええ、どうぞ、お好きになさってください。というか、むしろそっちがフツーなんだと思います。小説投稿サイトですらそんな感じです。

……でも、そういう方はnoteで小説による収益を考えない方がいいかと思います。

プロの商業作家さんだって好き勝手に書いている訳ではないのです。編集の意向や出版側の事情、営業の都合などを加味した上で発注が来たりします。多くの商業作家さんはオーダーに沿ったものを書いてるんですよ。

彼らが好き勝手に書けるのはデビュー前(デビュー作)と、ある程度の稼ぎが出て、一冊だけ許される系な時だけです。要するに商業作家の本というのは出版社関連とのコラボ作品なのですから、勝手気ままに出来る訳ではないのです。

中には好き放題書いている間に出版から声がかかるケースもあります。これは小説投稿サイトも同じですね。作品を拾ってもらえてラッキー、とか思うでしょう?w
ところがそんなことは全くないのです。特に小説。拾ってもらえた後、地獄の作業が待ち構えています。

小説投稿サイトに投稿する時は、横書き仕様で書いていますよね? noteで小説を書いている方も多分、横書きでしょう。それを縦書きにしないといけないのです。それも単純に縦書きにするだけでは駄目です。縦書きで読みやすくしなくてはならないのですね。

ここで大抵の人は心が折れそうになるようです。まあ、当然でしょうね。小説投稿サイト用の小説と、実際に販売される本は全くの別物と考えた方がいいかと思います。

エッセイから小説への流れを作る

エッセイも小説と同じように縦書きに編集されて出版されることが多いと思います。noteなどでエッセイを投稿している方の作品を見かけることもありますが、大体、縦書きにされていますね。

はい。
読みづらい!(断言

横書きにされたものを単純に縦書きにされる、しかもエッセイだから改行とか入りまくって空間が広い、そこを無理に詰める……

私はそういうものは読みづらいですね。私自身も橫に書いた原稿が縦書きになると読みづらいのですが、出来るだけ不自然にならないように改行ペースを決めて書いています。
あと、私は字を詰めて書く癖があるので、縦書きにしてもあんまり違和感はない……と思いたい!w

話を戻します。

出版が拾うと縦書きに編集されることが多いですが、noteのエッセイがそこそこ伸びるのであれば、出版から声がかかる前にそのエッセイをKindleで出してしまえばいいのです。

あ。以前、Kindleで出した時の記事がありました。
手前味噌ですみません。

私が色々と考えた結果、やはりnote上で収益を上げたいなら、Kindleからスタートというのが無難な気がしました。
年単位の時間が必要になるか、もしくはバズる必要がありますが、エッセイで伸びたら集客効率が一気にアップするかと思います。
そこでKindle本の宣伝をしたり、告知ついでにオマケ情報を載せたりします。サービスとかオマケをつけるとお得感があるのでいいですよねw

ただしKindleエッセイはあくまでもサポート的な役割だと考えてください。ガチで勝負するための小説弾は小説投稿サイトなどで撃っておく必要があります。いきなりKindleで小説を出版して宣伝しても、買ってくれる人はなかなかいないかな、と思うので。
並行作業なのできついかもですが、作家兼編集兼営業なので諦めてください。小説屋は基本、ブラックです。年中無休24時間営業です。時給? ナニソレオイシイノ? という世界なのでご理解ください。

エッセイがある程度、Kindleでも出るようになったら、noteで短編を恐る恐る出してみます。エッセイで人となりを好んでくださったお客様なら読んでくださることもあると思います。
その短編も一応、Kindleでまとめて出版します。noteで見かけたから買う、というお客様が出てきます。
あ、noteにアップした作品を引っ込める必要はありません。出しっぱでむしろOK。それ自体が広告ですから。
(出版社などに投稿する場合は別。ルールに従ってくださいねw)
出版されたものと元原稿の違いを見つけてニヤニヤするという楽しみ方もあるのです。お客様の楽しみ方はそれぞれなので奪わないでください。

あとは小説投稿サイトと同じ流れですね。ファングッズとして本を買ってもらうのですよw
出版に拾われ、商業作家になった方の作品だって小説投稿サイトでタダで読めるのに、どーして本が売れるのか謎でしょう? あれは、読者さんが作家さんに落とす、読ませてくれてありがとう、という代金なのです。
本の形になったものを読んでくれているかどうかは判りません。でも、確実に作品を読んでくれているお客様からのお代なのです。

多分、その後ですね。小説自体をnoteで購入してもらえるのは。
……あっ、長くなったので次回にします。

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