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「チーズはどこへ消えた?/スペンサー・ジョンソン著」を読んだ話

北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。

北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。

先日、スペンサー・ジョンソン氏の著作「チーズはどこへ消えた?」を読みました。

この本は、今から24年前の2000年に発売された本で、当時から非常に話題となっており、この本の名前は私も知っておりました。

これまで、いつか読もうと思っていたきりだったのですが、先日、友人といろいろ話をしている中で、その友人がこの本の話をしてくれたので、「そういえば、読もうと思っていたけど読んでなかった」ことを思い出し、Amazonで購入したのです。

全体で96ページしかなく、内容もとても分かりやすく読みやすいので、1日で読むことができました。

あらすじ

「チーズはどこへ消えた?」はスペンサー・ジョンソンによる変化への対応をテーマにしたビジネス書です。この本は、チーズを求める4つのキャラクター、スニッフとスカリー(ネズミ)、ヘムとホー(小人)を通じて、人生や職場での変化にどのように対応するかを描いています。

物語は、これらのキャラクターがチーズの豊富な迷宮を探検するところから始まります。チーズはここでメタファーとして使われ、人々が人生や仕事で追い求める目標や欲求(安定、幸福、成功など)を象徴しています。初め、全員がチーズを見つけることに成功しますが、ある日チーズがなくなってしまいます。これが物語の中心的なクライシスであり、各キャラクターの対応が彼らの今後を大きく左右します。

スニッフとスカリーは、チーズがなくなったことをすぐに察知し、新しいチーズを探し始めます。彼らは変化を受け入れ、進んで新しい環境や機会を求める柔軟性を持っています。一方で、ヘムとホーは状況の変化を受け入れるのが難しく、古いチーズがなくなったことにしばらく留まり続け、不満を抱きます。

この本は、ビジネス環境だけでなく人生のあらゆる面での変化に対処するための心構えを教えてくれます。変化は避けられないものであり、それに対応するためには柔軟性と前向きな姿勢が必要です。また、物語は変化を恐れることのリスクを浮き彫りにし、新しいチャンスを追求することの価値を強調しています。

読んで感じたこと

この本を読んで、まさに私のここ数年の状況に当てはまるというか、今読むべきだった本であると感じました。

私は今年の3月で、約30年勤めた職場を退職しました。この職場は元々国の期間でしたので国家公務員として就職し、途中からは団体職員となりましたが、身分は公務員と同様でした。

24年前の本ですが、国家公務員であった24年前当時に読んだとしても、「確かにそうだよな」くらいの感想しか抱かず、当時の私にはそれほど響かなかったのではないかと思います。

ましてや何らかの行動に移す可能性はほぼゼロだったのではないかと思っています。

というのは、その当時はチーズが大量にある場所を知っていて、しかもなくなる可能性は全く考えていなかった状況だったからです。

でも、社労士試験に合格した3年前あたりから、私にとってのチーズがもうなくなるのではないか?
今から、別のチーズのある場所を探すべきではないか?
などといろいろ考えだしていたんだと思います。

そして、今なら、はっきりとわかりますし、このまま定年までおそらく安定して給与が支給される立場ではありますが、私にとってのチーズがなくなることは明らかなので、今回の退職→社労士として開業の決断は、私にとって正しかったと思います(成功するかどうかは別として)。


私が、特にこの本から学んだ点はこんな感じです。

・物事を簡潔にとらえ、柔軟な態度で素早く動くことが重要
・問題を複雑にしすぎないこと。恐ろしいことばかり考えて我を失ってはいけない
・小さな変化に気づくこと。そうすれば、やがて訪れる大きな変化にうまく備えることができる
・変化に早く適応すること。遅れれば適応できなくなるかもしれない
・最大の障害は自分自身の中にある。自分が変わらなければ好転しない
・チーズは常に持っていかれ、消える→チーズが消えることに備えよ
・新しいエリアを探索し、常に周囲で起きていることに注意すべき→どんな選択肢があるのか知っていたほうが、居心地のいい自分の居場所に閉じこもっているより安全である

#北海道 #社会保険労務士 #社労士 #チーズはどこへ消えた#スペンサー・ジョンソン  #読書感想文 #わたしのチャレンジ #私なりのアウトプット

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