【気になった新聞記事】大学教員「女性枠」拡大の動き~北海道大、帯広畜産大なども導入
北海道在住の鶴木貞男@コンサポ登山社労士です。
北海道小樽市にある「つるき社会保険労務士事務所」で特定社会保険労務士として社労士業務を行っております。
先日の北海道新聞で、「大学教員「女性枠」拡大の動き~北海道大、帯広畜産大なども導入」という記事を読みました。
記事の概要
最近、大学における女性教員の増加を目指して、教授や准教授などの教員公募に「女性枠」を導入する動きが広がっています。
特に日本の国立大学では、女性研究者の割合が低く、国際的な水準からも大きく遅れをとっていることが課題とされています。
これに対して、国立大学協会は2025年までに女性教員の比率を24%以上に引き上げることを目標に掲げていますが、2023年5月時点で19.3%と達成には至っておらず、より積極的な施策が求められています。
例えば、東京大学では、2027年度までに教授や准教授のうち約300人を女性とする目標を立てています。
また、京都市立芸術大学では、2020年度から「女性限定」や「女性優先」公募を導入し、女性教員の比率を40%以上にすることを目指しています。
このような動きは、他の大学にも波及しており、北海道大学や帯広畜産大学、北見工業大学などでも女性限定公募が実施されています。
しかし、特に理工系分野では女性研究者の数が少なく、女性教員の採用が全国で進む中で「人材獲得競争」が激化している現状もあります。
地方大学では、応募者を確保するのが難しいとの声も上がっています。
こうした課題に対して、長崎大学の准教授は、若手女性研究者の育成が十分でないため、すでに教員として活躍している女性を取り合う状況が生じていると指摘しています。
さらに、女性教員が昇進することが難しい理由として、家事や育児、介護といった負担が重くのしかかることや、アンコンシャスバイアス(無意識の偏見)が影響しているとされています。
国立大学全体で女性教員の比率を高めるためには、マネジメント層の改革や国全体としての支援が求められているのです。
私のコメント
この記事を読みながら、私も国立大学での勤務経験を振り返りました。
長年、大学で働いてきた中で、男女のバランスや昇進の問題は確かに肌で感じるところがありました。
特に、理工系の分野での女性教員の少なさは目立っていたと思います。
しかし、同時に私が感じたのは、大学の中で多様性が進むことで、より柔軟で革新的な教育や研究が生まれる可能性が広がるということです。
私自身もそのためのサポートができるよう、社会保険労務士としても何か力になれればと思っています。
何気ないニュース記事の中にも、私の経験を活かせる場があると気づかされますね。
これからも、地域や大学に貢献できるような活動を続けていきたいです。
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