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『光る君へ』で気になる、平安貴族の懐事情

ああ、毎週日曜が待ち切れない!

単なる情愛を超えて、ソウルメイトとなった紫式部と藤原道長。共に目指すものが見えてきた二人は、日本の中世をどう変えていくのか?

これまで個人的に、知識も興味もなかった平安時代。NHK大河ドラマ『光る君へ』は、それを彩り豊かに、心が滾(たぎ)るストーリーに仕立てているんです。

主人公2人の心の交流から目が離せないのは当然のこと。Money Insiderの担当としては、特に平安貴族の懐事情も気になります。

なにしろまひろ(紫式部)一家の生活は、まさしく清貧。先日放映された第20回まで父親の藤原為時は、ここ10年ほどいわば「無職」でした。どうやって生計を立てていたのか?

そんな、「にわか」の疑問に、産経新聞が答えてくれています。

なんでも、為時はそれまで、「散位(さんい)」と呼ばれる“位階だけで官職のない”貴族。ただ従六位という官位によって、約600万円の年収は保証されていたのだとか。

おお、これはまさしく「ベーシックインカム」! 貴族だけの仕組みなのでしょうが、なんと時代を先取りしていることか。

また、三男でうだつの上がらなかった道長は第17回、私財で疫病の救済所を建てる際に、妻の倫子から支援を申し受ける描写もあります。あれっ、平安貴族の夫婦は、別家計?

それには、若干根拠不明ですが、Yahoo!知恵袋が答えをくれました。

なんでも、戦いがなかった平安時代は女性の権利が強く、財産相続も女性がするものだったのだとか。特にお嬢様だった倫子は結婚当初、道長よりもお金持ちだったそうです。

うーん、これもある意味「男女平等」。戦国時代以降の男権主義を引きずる現代よりも、先進的といえるかもしれません。

もう関連ムックとか、買っちゃおうかなぁ。


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