人生の書き換え物語術
ゆるふわ教室の第9回です。
令和時代の物語について、イラスト担当の朔川揺さんとお喋り致します。二人は10年ほど前、小説投稿サイトで出逢いました。
🌿 🌿 🌿
『揺さん、シノプシス作らない派だよね』
「あらすじのことやな。うん。作らへんよ。ラストが浮かんで繋いでいく感じや」
『なるほどね( ̄。 ̄;)』
「フジさん、プロの添削指導を受けてから、シノプシス書くようになったんやな」
『我流で書いてたからね。サイト辞めて作家修業の1年、叩き潰されたって感じ。いい経験だった。デビューできなかったけどさ😭』
「喋って、リンク繋がるタイプやから」
『あはは~書くの向いてないかも』
「どやろ。喋るとおもろいで」
☺ ☺ ☺
『揺さん、いつも言うね。この作家さん、リンク持ちやとかアタマで考えてるとか』
「リンク持ってないとダメ、いうことやないけどな。別次元と繋がる感じやねん」
『映像が見えるんだよな。オレって見えないからさ。理屈で考えちゃう😓』
「降りてくるんや。場面が。で、入ってく。周りの顔つきやら仕草やら見えよる」
『場面は、作るんじゃなくて見るのか』
「そうやな。キャラん中に入り込む」
『よし。できる在り方を選ぶぞ』
🌈 🌈 🌈
『やっぱ、キャラの性格って大事だね』
「なんかヘンやな。キャラの性格って」
『頭痛が痛いとか返事を返すとか?』
「子どもの頃、言葉遊びやったな」
『揺さん、どんなの?』
「山の中の山中で、武士の侍が馬から落ちて落馬した。女の婦人に笑われて、家に帰って帰宅して腹を切って切腹した。やね」
『オレは逆パターンだったな。生まれたばかりの爺様が、95歳の孫連れて、黒い白馬に跨って、どぶから道へ落っこちた』
「生まれたばかりで孫おるんかい」
『そう。シュールだよ( ̄▽ ̄;)』
「黒い白馬って、なんやそれ」
『テヘ(^◇^;)』
🐴 🐴 🐴
『ところで、なんで小説書くんだろう』
「抱えきれん思い、吐き出すためかな💨」
『ストーリィからナラティブだね』
「ナラティブってなんや❔」
『マーケティングの世界で、潮流が変わったんだ。自社を語るストーリィから、顧客を引っ張り込むナラティブへ』
「ははぁ。外から描くんやのうて、内へ入り込ませる感じかな。わたしもそういうとこ、あるかしれん。解放されたいんや」
『揺さん、いろいろあったもんね』
🌸 🌸 🌸
「職場のイジメに遭うてな。保育園の調理師やったけど、辞めなあかんなった。恐くて、明るいうち、外へ出られんかったわ」
『(゜◇゜)』
「元ダンナも子供たちも、だーれもわかってくれへん。孤独やった。ええお医者さんに出逢うて、クスリも飲まんようなれたけど」
『大変だったね』
「墓場のことしかアタマなかったわ。犬だけやったな。味方。あの頃の抱えきれん思い、吐き出しとる。リスカもしたで」
『なかなか死ねないよね。包丁、頸動脈に当てたことあるよ。手が動かなかったな』
「包丁かよ( ̄▽ ̄;)」
😲 😲 😲
『自分の過去を題材として物語るのは?』
「私小説か。どやろ。かえって辛いかも」
『書いてスッキリすればいいけどね』
「道術やと決まってるんやな。人生」
『99%決まってるって理解だよ』
「1%は、決まってないんか」
『パラレルワールドにシフトする感じ』
「いろんな自分から選べるん?」
『シフトした瞬間、別人だよ』
「うたた寝して、目が覚めるみたいや」
『いいね。超気持ちいいもん』
「あたしはだあれ。ここはどこ状態な」
『過去も未来もシフトしたのさ』
「なんやて。過去も未来も」
『うん。そうだよ』
「またサラッと言いよる」
『オレとしては、フツーだけど』
「は。あんたがフツーやったら」
『でもさ。一緒にシフトしたいね』
「みんなでシフトすれば、怖ないで!」
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イラストは朔川揺さん♡
ありがとうございます🎊