心地よい飲み物の話①梅シロップ、そして梅仕事の世界への入口

四季を感じて暮らし、旬のものをいただくことの、なんと心地よいことか。

関東のはずれにある生家に戻ってきてから、嬉しいいただきもののひとつに、手作り梅シロップがある。

最初にいただいたのは、近所に住む祖母が仕込んだものだった。
梅酒は飲み屋でよく嗜んでいたが、梅シロップは30歳近くになって初めて飲むようになった。
生来、夏の飲み物としてカルピス(希釈タイプ)を愛飲してきたが、カルピス以上の美味しさに衝撃を受けた。

それから数年は、季節になると必ず何方かにお裾分けいただくので、自分で梅仕事をするのは時期尚早と思い過ごしていた。

しかし、2020年初夏、なぜかどなたからも梅シロップがお裾分けされない事態に。
これもコロナの影響か…、、と意味不明に嘆いたのも束の間。
お裾分けがないなら、ポチればいいじゃない!
と、自分の中のアントワネット様が仰るため、楽天お買い物マラソンにてリサーチ開始。

できたら白砂糖を使わないシロップを…と探していたところ、和歌山にある伊藤農園さんで作られているものが美味しそうだったので即決。送料無料ラインに達するべく(悪癖!)、ついでに推されている柑橘製品もいろいろ購入。

鹿児島県産の粗糖をたっぷり使用した、「梅ぴゅあシロップ」。名前からしてソーキュート。
500ml×2本で約2600円。

きび砂糖で作ったシロップは、コクがあってとても美味しく、大事に飲んでいたつもりだったが、あっという間に500ml×2本がなくなってしまった。

梅酒最大手であるチョーヤ梅酒さんのノンアル梅シロップは700mlで約900円なので、約130円/100mlも価格差があるものの、伊藤農園さんのシロップをリピしたい…!と思ってしまうほどの美味しさだった。

そしてまた季節は巡り、2021年初夏。
嗚呼…梅ぴゅあシロップ、毎日飲みたい。
しかし、自分のガソリン(財力)にも限りがあるし、肝心の梅ぴゅあシロップは在庫が無いようだ…。

そういえば、梅シロップは、梅酒や梅干しに比べるとやや手軽で、仕込んで数週間で飲めるようになると聞いた。

ガソリン(財力)が無いなら、エコカー(手作り)にすればいいじゃない…!と、自分の中のアントワネット様が再登場。面倒な方を提案するあたり、さすがアントワネット様…。

そうして2021年初夏、満を持して、人生初の梅仕事が始まるのである。

初夏らしい記事なので、後日に続く。

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ちなみに。伊藤農園さんの柑橘製品は、ちょっと良い食料品店やセレクトショップでも見かけるようになったが、粗糖と寒天だけで作ったジュレも美味しい!パウチタイプなので、おでかけ時や山での補給食にもぴったり(凍らせて自然に溶かしながらたべるのがまた美味)。みかんだけでなく、きよみオレンジや不知火・甘夏などの柑橘や、梅のフレーバーもあって、贈り物にもよろこばれそう。

(記事内の情報はすべて個人調べ。2021年6月21日時点のもの。)

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