寝過ぎな私はダメな人?寝てない方がエライという勘違いの世界

私、子供の頃から寝るの大好きなんです。
大人になった今でも、寝たい時は10時間とか平気で寝ちゃいます。
二度寝も五度寝も大好き。

年齢的に、寝るのにも体力がいるから(笑)
同い年の友達には「よくこの歳でまだそんなに寝れるね!」ってよく言われる。笑

でもなんか、世間って「寝ないで頑張ってるオレ、カッコイイぜ!」みたいなこと、ありません?
これって昭和なのか平成なのか、分からないけど。(私が子供の頃、平成初期(?)「24時間働けますか?」っていうエナジードリンクのCMあった。あれも時代の象徴なのか…⁉︎)

私自身もそう思ってる時ありました。
20代の頃は社風的に(?)終電まで残業が当たり前だったので、寝不足も当たり前。当然起きたい時間になんて起きられません。365日、寝坊です。
そんなに疲れてるのに、身体の声も聞かずに、無理やり起きて会社行ってました。肋骨が折れそうなほどの満員電車で圧迫されてるから、ある意味自分で立つ力は不要で、周りのお客さんに支えられながら立ったまま寝ちゃったり。
それなのに、始業31分前に会社に着いても「あの人、遅刻だ」みたいな目で見られたり。(「30分前には来ましょう」という謎の暗黙ルールのために、実際は45分前までに着くのが第2の暗黙ルール。)

30代の頃の職場では残業文化こそ無かったのですが、シフト制だったので、
1番早くて朝4時始業、1番遅くてお昼12時始業、という「振り幅8時間って、、、どうやって生活リズム整えるのさ?」な生活スタイル。

「会社に◯時に行かないといけないから」が起きる理由。楽しみな予定があるから起きる、やりたいことがあるから起きる、食べたい朝ごはんがあるから起きる、では決してなかったんです。

そんな生活をずーっとしすぎたせいか、「毎日8時間寝てます」って堂々と言ってる人は"怠け者"だと思っていたし、
自分がここ1〜2年、コロナのおかげでリモートになって、寝たいだけ寝れるようになり、ほぼ毎日8時間寝てることに対して「ダメな自分」と思うようになってきました。

同世代の友達はみんな小さい子を育てていて、寝る間も惜しんで家事や育児を頑張ってる。
子供が居ない友達だって、フルタイムの仕事の他に寝る時間削って副業頑張ってるし。

友達と比べるだけじゃなく、
とある医学の研究者の発表で睡眠時間が7時間前後の人が寿命が長くなる、って書いてあったし。日本の働く人の平均睡眠時間って6時間半だし。色んな健康の本にも寝過ぎは良くないって書いてるし、、、気づいたら、自分で自分をダメだと思うための証拠集めばかりしていて。

↑のデータから外れてる自分はダメで、寝過ぎなところは私の短所と思ってました。だから直そうとして調べれば調べるほど、↑のような情報を見つけては、「やっぱり、私ってダメなんだ」「なんてだらしない」ってどんどん自分を責めて、負のループ。起きたかった時間より1分でも過ぎたら「寝坊という罪」

でもある時、友達に
「すごいイイことじゃん!睡眠は大事なんだよ!寝れるなら私も寝たい(ヘトヘト、、、)」って感じで言われて。
「え?いいの?」ってビックリした。

そっか、、、私は自分の身体を労える時間があるだけ幸せなんだ、って。
自分で自分の身体を大事にしてる私って素晴らしいんだ、って。
世界のどんな睡眠研究も、私は被験者になったことはないんだし、あれは私のことじゃないんだ、って思えるようになってきた。

そして今日もまた、私は私でいいんだ!って思えることがあって。
それは毎朝届けてくださるメルマガの中に書いてあった【 生きている時間 】というお話。

偉大な方のお話で
『1日24時間を3で割って、
1個目の8時間は仕事を頑張り自分との戦いの時間。
2個目の8時間は身体を休める時間。
3個目の8時間をどう使うか?が人生の決め手になる!』
というお話。

これはもちろん3個目の8時間を大事にしようね、って話かなと私は思ったけど、
と同時に、私が日々勝手に反省している「2個目の8時間」は悪いことじゃないんだ!と思うことが出来ました。
なんか救われた感じ。

でも、"救われた"と思ってるってことは、実はまだ私が「たくさん寝てる私」を認めてないってことなんだけどね。

でも私は私流でいいんだった。
だって私は、私が世話しなきゃ死んじゃうような存在(子供やペット)もいないし、今はまだ誰かのために生きてるんじゃないもの。
強いて言うならもう1人の私のために生きてるから、もう1人の私が身体疲れて重たいなら寝かせてあげようじゃないか!って。
そのかわり、私はその分空いてる時間が短いから、起きてる時間は、あまりダラダラYouTube見たり、遊んだりしないで、自分の今やりたいこと、未来の自分のために3個目の8時間を使おう!って思った。

寝てない方がエライという勘違いの世界から脱出しました。
厳密に言うと脱出するもなにも、そんな世界は最初から無くて、私の頭がただそう思い込んでいただけのことでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?