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醤油、手作りできるんだ…

自分でいうのもなんだけど、
結構色々手作りしてる方だと思うのよ。

毎年、2月に味噌作り、12月に餅つき。
両親が高校生の頃からやってるので、
私が生まれる前からず〜っとやってる恒例行事。

それとは別に、羊の腸買ってきて肉ミンチにしてウィンナー作ったり…
レンガでピザ窯作ってピザ作ったり…
最近だとパン作りにハマったり。

でも、そんな私も醤油を手作りするっていう
発想はなかった。

え?醤油って作れるの?

…作れるらしいんだ、それが。

いや〜すごい楽しかった〜。

山梨の古民家カフェで醤油搾りのイベントがあったので参加してきたのだけど。

まず、このドロドロの液体は醤油の元!!!!
大豆、大麦、塩、麹を混ぜて
365日かき混ぜるそうだ。めっちゃ大変。


70°くらいに熱したら、
袋に入れて圧搾器に入れる(なんと手作り!)


箱いっぱいに袋を詰めたら…
上から圧をかける!ハンドル回してググッと。
そして下から醤油が出てくる作りになってた。
すごいなぁ。


アルコール消毒した瓶に醤油を流す。
漏斗(ろうと)考えた人天才だよね。


瓶を木箱に入れて、高温で蒸す!!!
これで消毒と、発酵を止める効果があるらしい。


醤油、完成〜!!

お醤油といえば!!刺身!!!ということで
食べてみたけど…

手作り醤油、まじうまい。

なんだろ、味噌の延長線みたいな味…
市販の醤油と比べてみると塩分が少ないのかな?

スーパーで売ってる醤油の方が、
舌にピリッとくる感じがあるのと、
変に旨味成分みたいなものを感じた。

比べると手作り醤油はマイルドで、香りが高い…(気がするの)

全然上手く伝えられないけど!!
とにかく美味しかったんだ!

刺身はもちろん
醤油唐揚げ、野菜の和物、冷奴…
ほんとなんでも美味しかった。

ごま油と手作り醤油と塩で味付けしたカブのサラダとか感動した。
シンプルな味付けだとより素材の味が生きるってこういうことか〜!!ってなった。

絞った後の醤油の元を、また発酵させて
2番醤油も作るということなので
また食べ比べできたらな!と思います。

醤油って日本食の要だし、
生活に欠かせないものだけど
手作りするなんて思ったことも無かった。

それも、よく手作りする自分達なのに。
それが結構ショックで。

昔の人は、当たり前に作っていたものを、
今の人は、当たり前にお金で買っている。

そうしたことで、無くなる文化もあるなと
思ったわけです。

糸だって昔は、蚕から取ってたわけだしね。
ほんとは殆ど、自然の中から恵みをいただいて生活できるのかもしれない。

でももう、時代にそぐわないっていうのはわかるけど。
無くなるのは寂しいなと思うわけです。

と、いうか「できなくなる」というのが怖い。

いま当たり前に享受してるものの、
作り方がわからない。

お金を出して買えなくなったら、手に入らない。無くなってしまう。

それって怖いし、寂しいなと思う。

手間がかかっても、手作りできることは
嬉しいことだなと思うわけです。

お米だって、食べたいけど手に入らない未来があるかもしれない。

そう考えると、自給率の高さとか、農業の大切さとか、色々考えますわ。

自分の畑は欲しいなぁ。

梅シロップ/梅酒 4日目
うっすら氷砂糖が溶けて溜まってきた。
悩みは瓶をクルクル回すと梅が上に、氷砂糖が下になってしまうところ。
交互に入れてたんだけどなぁ。


#エッセイ #日記 #日本文化 #手作り #醤油

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