2019年につくりたいサービス
博報堂の福田さんによる777塾、CACのコピーライター養成講座、ワインエキスパート試験、オンラインサロン諸々、スリークォーターズでの演劇練習と、2018年は実にいろんな学びがあったのですが、中でも一つ大きな存在になったのが、グラレコでした。
かなり飽きっぽく、なかなか将来が描けずにいた自分にとって、グラレコやVisual thinkingは「少なくとも5年はワクワクが待ちそうなテーマ」であり、2019年の大きな目標は、グラレコの力を生かしたサービスを作ろうと試行錯誤しています。
一言でいうと、いわば「オンライン図説」です。
絵や図を通して理解するというアプローチはこれまでにもたくさんありましたし、図解をうたった書籍はこれまで以上に増えている気がします。
また、グラレコも、一面ではそういう役割がありますよね。
図解でわかりやすく、という考えは、それはそれでメリットもたくさんあるとは思うのですが、一方で犠牲にしているものも多いのではないか。
というのが、グラレコをやってる中で気になってきました。
グラレコは、議論に参加した人に対して一番意味があると思っています。
なぜなら、場合によってはレコーディングをしていく中で100%の情報を吸い上げないという選択肢もあるし、議論の参加者や前提によってもアウトプットは変わってくるからです。
またグラフィッカーがグラレコをきれいにまとめあげようとするほど、その人の主観や考え方が入ってしまうことがある意味避けられないんじゃないでしょうか。
でも、私は本当はこういう状態を目指したくて
一方的に整理された情報を提供するのではなく、みんなの知恵を集めて話し合い、新しい価値が生まれる場そのものを作りたいんです。
ところで、天下のgoogle様が、毎日24ペタバイト以上のデータを処理している間に、世の中の情報は今でも爆発的に増え続けています。
そんな状況で、次のような流れが加速するのはほぼ間違いないのではないでしょうか。
1.世界の情報は常にアップデートされ続け、いち人間の学習知識ではますます追いつけなくなる
2.ありとあらゆる事象において、明確なただひとつの解というのはないに等しくなる
3.価値観の多様化、格差の拡大もあり、人間が深いレベルで相互に理解しあうのは難しくなる
つまり、真に学びを深めたい、そのテーマについてより詳しく知りたいと思った時に、受け取った情報を一元的にインプットし、アウトプットするだけじゃもう限界がきてるんじゃないでしょうか。情報を受け取って最適に処理するという観点では今後AIに圧倒的に追い抜かされるのは間違いないと思っています。
なんだか抽象的な話になってきてしまったけれど、
新しい知識の大樹を、いろんな人で育てられるような、そんなサービスができればと絶賛設計中な2018年のクリスマスイブでした。