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スペインからやって来たエヴァ

「神戸に半年の語学留学に来ている、スペイン、グラナダ出身の22歳の女の子と知り合ったんだけど。デザイン関連でインターンできるところ知らないかな」と友人から年初めに連絡がありました。

よく聞くと、プロダクトデザインの学科を卒業して、スイスの大学院にアプライ中。伝統文化とテクノロジーの融合、緻密さなどを考えると日本のデザインが素晴らしいと感じ、初来日。まずは日本語を勉強していること。実家がジュエリー工房で手工芸の生まれ育ち、地域貢献(町おこし、福祉)、環境分野に関心が高いとのことでした。

関西でフィットするインターン先は、すぐに思いつかないけれど
うちに興味があれば、フィーとか出せないけれど1週間ぐらい勉強しに来てもいいよと軽い気持ちで返答しました。

で、すごい熱量でやって来ました。エバちゃん。

細かい対応はできないので、方針だけ決めて若手に任せました。

インターンシップの方針

短い滞在なので、まずはRinne.barのサービスのあり様を理解してもらうこと。来客者の廃材への固定観念や、創造力を喚起するサービスデザインはどう作られているのかを体験し、自らワークショップ試作してみる(といっても試作時間は8時間ぐらいなので、素材研究ぐらいかな、と)いう設定にしました。

Our Internship overview
Schedule

結論として、彼女はすばらしかった

動画をごらんください。(設定で日本語字幕つけられます)

彼女が作ったまとめのニュースレター(日本語訳RINNE)

3日間(実質15時間くらい?)で、最後に何が出てくるのか期待値はそれほど高くなかったものの、学んだこと、気づいたこと、考えたことの誠実なフィードバックに感動しました。

彼女はこうも言っていました。

私たちは小さい頃から「特別にクリエイティブな人」がいると教えられてきたが、そうではない! このスペースに行けば、私たちは皆クリエイティブで、ただそのクリエイティビティをもう少し使う必要があるだけなのだということを知ることができる!

Eva Moreno

社会にまだ出ていない荒削りな若さが気になってしまうけれど、それに勝る感受性に触れると嬉しくなります。

また、彼女をサポートしていた若手の、モノの扱い、サービスへの情熱がしっかり伝わった結果でもあると感じます。あらためて誇らしい気持ちです。

思いがけない出会いだったけれど、紹介してくれたかおりさん、ありがとう。とても素敵な繋がりができました。


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