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過積載シュウマイ

次女の蒸し物料理熱は続いていて、次はシュウマイを作るといってワクワクしている。

シュウマイと云うと皮を買ってきて、餡を入れて蒸すのを想像される向きもあるとは思うが、彼女のはチガーウ。

皮も作るのです、餃子も皮から作る人が居るのだから、シュウマイも春巻きも作って当然と言えば当然。

何故皆がしないのか解らない?????????????次女が粉を練りながら言っている。

『面倒くさいからなんだよ。』心の声を出さない様に頷いていて、出来上がって味見ーとなるのを待っている。

皮はうまく出来る様になったので、餡を試している。

カニシュウマイが良いなと言うので、カニは高いんじゃ、贅沢過ぎるような、頭の中で反芻している。

そこは次女も良く考えている、「カニは高いからカニカマね」じゃあ最初からカニカマだと言ってよね、心配して損した。

「あーやってもたー、これも過積載や。」騒いでいるので見に行くと、皮に見合わね餡がみっちり詰まっている。

我が家は過積載には敏感だ、その昔会社をしていた時期に、珪素鋼板という材料を打ち抜いて、製品にしていたのだが、鉄の板だから重い、昔は1トン単位で受注していた製品も100㎏単位になっていた。

それでも100㎏単位なので何種類か注文されると直ぐに3トンになる、

京都の会社で、トラックで配達したついでに製品を引き取りに行くという得意先があった。

その得意先が、折角だからとこれもあれもと載せる商品を増やす、『マジ止めてー』と思って、「3tトラックですよね、過積載になるんじゃ無いですか?」

「配送の人がええゆうまで載せたって、そこは任せるわ。」との答え。

今だから言えるけど、3tトラックに5t近く載せて帰った時には、頼むで事故らんといて、と思っていた。

ちょっとトラウマ気味のパワーワードが過積載、シュウマイの過積載は問題は無いが、ドキドキしてしまっている。

「大きいけど美味しそうやん。」

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