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何でも手造りを考えている

パンもキムチも作る事にした、とは言っても全部自分で作るのは難しい、次女が殆どしてくれている。

事の初めはパンのレシピ本を買ってきた事だ、完全感覚ベイカーさんというユーチューバーさんの出した本だ。

YouTubeで料理動画を見るのが割と好きな私は、これは良い物を知ったと取り敢えず本の予約をした。

予約はしたものの、出来たら直ぐにしてしまいたい、我が家の悪い所なんだろうけど、何でも直ぐにしたい方なのだ。

三女と一緒に本屋に行くと、山ほど本が売って居る(本屋なのだから売ってない方が驚きだ)こんなの在ったとか、これも良いなとか言いながら、完全感覚ベイカーさんの本と、冷凍保存サンドイッチの本を買った。

次女が『こんなの買ったの~』と言うのを想像していたのだが、意外にも「ええやんこれ。」と言って見始めた。

「ええの?それ??」思わず聞いてしまう。

「悪いと思ってたのに買ってきたの??」次女も戸惑いがちである、そりゃいかんと思ったもん買ってきたらイカン。

「いやー、何かこれは要らんやろとか言われるかもと思って買ってきたんよ。」この次女結構問題提起する方だから、言ってしまうよね。

「ううん、ええよこれ、食事を少しづつ取ろうと思っていたんだよね、だからサンドイッチ作って置いて、おやつに食べたら丁度ええし。」成程、彼女の食事の方法に合致して居たんだね、偶々ね。

それから、我が家ではパンを焼いて、サンドイッチを作る様になった、当然次女は休みが潰れるし、副業までしている三女にはお願いできない。


最初に作ったベーグルサンド

最初にベーグルを作って、サンドイッチにした、ベーグルは既に作った時が有るので、当然成功した。

それでも、次女にとってはこの本は難しいし、時間が掛かるらしい、私は簡単だと思って買ってきたのに、ちょっと悲しい。

「何かね、工程が多いし時間が掛かるんだよね、捏ね時間も相当必要だし。」そう言われてしまうと、ごめんしか言えないよね。

じゃあという事で自分でパンを焼いてみる、焼くと言っても、オーブンは使わないからと電子レンジにしたし、アラジンのトースターだけだから、難しくは有るんだけどね。

昨日は中種法で、バンズを作ろうとしていた、基本綺麗に丸めるのは苦手なので、トレーに種を置いて、平たく作る。


ここれは以前娘が作ったバンズとバナナパウンド

膨らんで、これでも良いんじゃない?なんて思ったが、丁寧にバンズの作り方を本で解説してくれている著者さんには申し訳ない限りである。

次女の方は韓国料理に凝っている、調味料も揃えてさて作るぞと言って、最近買った本を見ている。

「白菜有ったらキムチ作るのに。」ポツリと言う。

「ごめん、白菜は重いで買って無いんよ。」謝る事じゃ無いけど、謝るのは何故なんだろう?

「違う料理から始めてみるわ。」そう言って色々な韓国料理が食卓に並ぶようになってきた。

数日前に三女が会社に出勤する日が在った、朝早くに出かけて、遅い時間に帰って来る予定で、白菜が入る余地は無い、少なくとも想像はしていなかった。

「白菜いる?」三女からのラインが昼頃に入った。

白菜???なんで白菜????会社やんね、白菜作ってるの???

「有ったら嬉しいけど、重いから。」と返す、神戸から白菜持って帰って来るのは、正直きついだろう。

「大丈夫、持って帰る。」そう返ってきたので、「ありがとう。」と送ったら、とんでもなく大きい白菜を持って帰ってきた。

「重かったやろ。」と言ったら、重かったとの事で、次の日に腕が筋肉痛だったそうだ。

我が家は白菜を手に入れた。

次女のキムチ作成計画の実行の時が来た。

取り敢えず、私は白菜を切って、濃い塩水に漬けておいた、後は私がすると次女が他の野菜も買って来て、調味料と共に付け込む。

最初は馴染んでないように見えた白菜が、部屋に置いて於くと少しづつ馴染む。


馴染んできたキムチ

食べてみると、既に美味しいキムチに成っている、そうか殆どの物は家で出来るんだもんね。

当たり前の事に、今更ながら驚く始末だ、若い時期はパンを作ったり、保存食を沢山作ったりしていても、漬物やキムチを作ろうとは思わなかった。

理由としてはシンプルに時間が無いという事なのだが、作ってみると意外に時間は掛かるが手は掛からない。

何だか、パンを作るスキルを手に入れたぞとか、キムチを作るスキルを手に入れたぞとか、ゲームで何かを手に入れた気になっているのが不思議だ。(実際にはゲームはしていないので、ゲーマーの感覚は分かって居ないが)

このままスキルを積み重ねたら、我が家は味噌や醤油迄作ってしまうんじゃ無いだろうか。(たぶん無いと思うけど)

次女もパンは時間が掛かるから、簡単な方法を模索中で、もう一段上のスキルを磨くんじゃ無いか?

昔、お節を作った時にも、本だけ見たら大変かもとか考えていたけど、数回作ったらそれ程手までも無いのが分かったからね。

うん、出来るだけ作ろう、楽しみと実利を目指して、偶に失敗も有るけどね。

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