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兎に角、猫に尋ねてみる。

最近困っている。

あんたの困ってる事なんか興味ないわ、まあそうだよね、誰も聞きたいとは思わない。

それでも、何で困ってるのと聞いてくださる方に、声を出して言いたい、子猫の暴れ方に困っているのですよ。


暴れん坊アグちゃん

我が家には猫が3匹おりまして年長なのがツナ君、彼は長女がどうしてもこの子じゃなきゃ駄目と言って、ペットショップからお迎えした子。


何時ものんびりツナ君。

真ん中に控えしは、ランちゃん、彼女は三女が東京で飼っていた、東京に行った時に、よく実家に帰って来て、ツナ君可愛いと言っていたから、猫は可愛いよと自慢したんだよね。

「猫か~。」と言って、東京に帰ってから、寂しがり屋の彼女が帰って来ない。

東京が楽しいのかな~、なんて思っていたら、あちらでペットショップからお迎えしていた。

「何か猫の泣き声がしている。」電話の最中に言ってみたら、へへーと言ってから、「猫飼ってるんだよね。」と答えた。

なる程帰って来ない筈だ、猫居たら帰って来れないもんね。

その娘が数年前に帰ると言い出した、どうもずっと帰ってきたかったらしい。

「ずっと帰ってきたかったけど、東京に行って頑張るって言うたから、帰って来れへんかった。」泣きながら言うんだよね。

こっちも帰ってきたらと言いたかったけど、楽しそうやで言わんとこと思ってたのにね、泣いても知らんがな。


三女が連れ帰ってきたランちゃん

最後にアグリとなる、この子は三女が彼氏の誕生祝にと言って、ペットショップからお迎えした子。

「あのサー、○○ちゃんの誕生日に猫飼いたい。」何言ってるんよ、家に猫既に2匹居るんだけど。

「○○ちゃん、今会社の寮に居るんやろ、じゃあ、飼えへんやん。」こっちとしてはこんな返しになる。

「だから~、家で飼って、後で堺に行く時に連れて行くんよ。」ちょっと待て、誰が世話すんねん。

「今やて大変なんやから、もう一匹は無いわ。」そう答えておいた、ただでさえ2匹の猫は大変だし、彼女は週末は彼氏の家に行く。

次女は早朝から仕事があったりして、お世話は結果的に私になってしまう、それは困ると考えた。

「大丈夫、僕が世話するから。」いや、あんた彼氏のとこ行くやん、そん時如何するんさ。

「大丈夫、僕する。」動物を飼うって事は、ある意味で自由が無くなる事だってこと分かっているんやろうに。

もう大人だから、何も言うまい、見ざる聞かざる言わざるのサルになっておこう。

12月の終わりに近づいて居る時、「この子お迎えするで。」おいおい大丈夫か。

「僕が絶対にご飯やって、ちゃんと世話するから。」まだ3ヵ月のアグリだった。

その時にはまだ名前が無くて、ドウスルーと言っていたら、三女の彼氏が携帯見ながら『アグリ』と言った。

どうせ馬の名前からとったんやろ、と考えてったら、ドンピシャだったので、ちょっと引いた。

そんな訳でアグリは我が家の3番目になった。


疲れた顔のアグリ

我が家はツナ君をお迎えする時も、都合で6か月迄お迎え出来なかった、ランちゃんは大きくなってから来た、と言う訳で3ヵ月の子猫と付き合うのは初めてだ。

このアグリが相当なヤンチャもの、コードは噛もうとするわ、ご飯の場所を知っていて噛みついて食べようとするわ、他の猫のご飯を取ろうとするわ、何せルール無用なのだ。

「ちっちゃなころだから、悪ガキで~」なんて歌いたくなってしまう。

まあでも、ご飯の場所に行って噛みつくとか、食べちゃうとか、コードを噛むとか、他の猫のご飯を取るのは想定内だ。

ネットで猫がご飯の場所に入り込んで食べるという事態は、沢山書かれていて、そうだよね~、と思っていたんだから、仕方ないよね、偶々大人猫2匹がしなかっただけ、コードを噛むのはいけないと教えたら良いだけ。

そう思ってご飯を隠したり、大人猫の食べ物を取らない様にしたり(ツナ君とランちゃんが寛容過ぎて、食べさせちゃうからな。)人間も努力して付き合ってきた。

それがね、もう1つの問題が浮上してきたのだ、前から問題として内在していたのかも知れないが、アグリはパソコン好きなのだ。

私がパソコンで文を書いていると、見に来てモニターにあんよをちょいちょい。

YouTube動画を見ようものなら、目をキラキラさせて、全身でちょいちょいしようとしてくる。

こりゃあ困ったちゃんだよ。

モニターに出た物が興味の対象で、どうあっても見たい、聞きたい、触りたい、何でもしたい猫なのです。

今もキーボードと私の間に座り込んで、猫とキーボードと私~、と言いながら、この文を書いている。(書いているで合ってるのかな?)

大変なので、三女に子猫って大変やね、こんなことすんの?と小さい愚痴を話していると。

「こんなん可愛いもんやで、ランちゃんなんか小さい頃はコード嚙みちぎって、破壊神やったから。」と素知らぬ顔で答えた。

これこそ、ちっちゃな頃から悪ネコで、2歳で不良と呼ばれたよ~、てな感じなんだな。

ツナ君はしなかったけど、子猫にはあるあるなんやね。

問題はこれが何時まで続くかだ。

書けえへんやん、何時になったら止めるの?アグリに尋ねたりしている。

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