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SNSの悪夢

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SNSの所為で悪夢に陥った男の話です。
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#SNS

【小説】SNSの悪夢

調べていくと集中するのは昔の悪い癖だ、パソコンに向かうと画面から目が離せない。 昔、パソ…

内山祥子
1年前
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【小説】SNSの悪夢

セキュリティ万全のエントランスを抜けて、1人には広すぎる家の玄関の前に着いた。 「この家…

内山祥子
1年前
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【小説】SNSの悪夢

自分はタバコは吸わないから、煙草を飲む人間は違う人種だと思っていた、身体に悪いのが解って…

内山祥子
1年前
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【小説】SNSの悪夢

人間食べていると喋らない、食べながら話す人も居るらしいが、大概が食べるに集中する。 隣で…

内山祥子
1年前
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【小説】SNSの悪夢

「お母さん、雨が降ってるよ、お外に行こ。」そう言って長靴を履いて飛び出していった日は、年…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

陽が昇ると起きてまだ暗いうちに運動をするのが日課になっている、運動と言っても散歩だったり…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

「社長は出れませんよね、立花から電話が有ったって言っといてください。」 「解りました、後で連絡するように言っておきます。」小声で女性が囁いた。 電話を終えると妻を見る、自分を疑っているみたいな目、何と言ってもいいわけだと思うだろうな。 「社長に電話したんだけど、出られないみたいだった、後で不倫の話は否定して貰っとくよ。」自分を安心させるために言ってみる。 「本当に何にもなかったんだよね?」別に芸能人と結婚したかったんでは無いと何時も言っている妻は言葉とは裏腹な顔。

【小説】SNSの悪夢

SNSには住人がいて、それが話題の人間を叩きに来る、自分が関りが無いにも関わらずだ。 電話…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

「社長が?」一瞬言葉が止まった。 「そう、自分なんだよ、君には悪いけどマスコミに発表って…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

SNSはステージを全世界にする、それは取りも直さずいい意味でも悪い意味でも注目を集める場所…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

スーパーのレジに居ると、社会のヒエラルキーの最底辺に居る気がする、ありがとうと言ってくれ…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

 ドアを開けると誰かが待っているのが当たり前だと思っていた、『おかえりー』その声がどんな…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

仕事も家庭も自分の努力だけでは如何にもならないそれは解っている、如何にも成らないものの努…

内山祥子
2年前
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【小説】SNSの悪夢

今日も仕事だ気持ちが重い、スーパーのレジって最下辺に居ると思っているのは私だけじゃない。 朝から今買ったヨーグルトの返品やら、アボガドが腐ってたって返品だって、3日前の物を持ってこられても返品させるスーパーってどうなのよ。 それ自体が問題じゃない? お客さんも何言ってもいいんだって思っているから、人によっては半分食べたパンが不味かったからと言って、返品だと言ってくる人がいる。 休憩の時間の気晴らしが無ければやってられないんだよね、やっと休憩の時間だ、ここでなきゃ何処でも