さっちゃん

自宅を開放しつつ、夫婦で子どもの居場所をやっています。 小さな庭と、家族と共有スペース…

さっちゃん

自宅を開放しつつ、夫婦で子どもの居場所をやっています。 小さな庭と、家族と共有スペースの部屋と。子ども達と家族が入りまじって、カオスな毎日。気分は子だくさんの大家族。

最近の記事

ことばって何だろう

最近、『ことば』について、ずっと考えています。 『ことば』について、考えたり、調べたりするほどに、わからなくなってくるのです。 きっかけは、地域の子どもたち対象に開催した冬休みのあそび場でのできごとでした。 それ以前からも、こども達の言葉づかいが気になってはいました。 日常的に「きもっ!」「まじ!」「〇ね」「うざっ」「くそだな」で、会話が成り立っているのです。 あそび場は、それほど広くはない町内会の集会所。子どもも20人ほど。 狭い空間で、それぞれに楽しそうに好きなこと

    • 完璧じゃなくていい

      遊びに来ていた子供たちが、「午後、スキーに行きたい!行ける?」と言ってきた。 幸いうちにはおさがりのスキーも、靴も、スキーウェアもそのまま取っておいてあるので、23~27cmまでの足のサイズの子であれば、貸してあげられるから、子どもたちはリフト代として2時間券の500円だけあれば連れていける。 スキー場は家から車で30分の、初心者にはうれしい気軽に行けるスキー場。 みんな、スキーはやったことあると言う。 一人は二年前のスキー教室で中級だったというから、安心して連れて行

      • なぜ湿原に足を踏み入れてはいけないのか?

        最近、子ども達や友人たちと八甲田登山をしています。 普段下界から眺めているだけの八甲田山。 やはり、一度は地元の山に登ってみたいものです。 山頂から下界を見下ろすと、視野が広がります。 自分たちの住む町がちっぽけに見えます。 紅葉を楽しみながらの秋晴れの登山は最高の思い出です。自分の足で登ったからこそみられる景色に、感動しかありません。 秋の八甲田の素晴らしいところは、山頂からの眺めも最高なのですが、やはりなんといっても高層湿原のある毛無岱。 草紅葉と言われるのも

        • 虫の話その1

          この地球は、昆虫の星だって知ってましたか? 地球上の生物は870万種と言われていて、そのうち、昆虫は100万種いると言われています。地球上の生物の7~8割が昆虫なのです。 そんな、昆虫の惑星に、私たちは暮らしているのですから、家の中にアリが入ってきたり、ハエや蚊がきても無理はないですよね?(人間にとっては迷惑ですが) そんな昆虫の惑星で、昆虫を観察してみると、それはそれは面白いのです。 庭のサンショウの木に毎年アゲハがやってきます。 今年も5匹ほど見つけて、家の中に

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          雪の日の思い出

          雪の日の思い出

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          ただここにいるよ

          自宅を開放して、子どもたちの居場所になろうと思ったのは6年前。 それまでも、長男、次男、長女と、それぞれの小学校時代、我が家は子供たちのたまり場のようでした。 わが子の友達が、我が家に集まり、自由に遊んでいく。 それは、今と何も変わらないことでした。 昔と違うところは、息子の同級生が遊びに来ることもあるけれど、学年の違う子、学校の違う子が来るようになったこと。 上の子たちの時から子供たちを見ていて感じていたのは、自由に遊べる場所が少ないこと。周りの大人の、寛容に見守

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          雪が降ったら

          青森では、とうとう初雪が降りました。 日暮れも早くなり、放課後、子どもたちが遊ぶ時間は劇的に短くなりました。 6時間授業だと、息子は学校から歩いて30分。帰ってくると16時近くか、ちょっと遅くなると、16時過ぎ。 16:30には家に帰りましょうと学校からの通達もあり、遊ぶ場所への往復時間を考えると、遊ぶ時間は20分あるかないか。 そんなわずかな時間だけど、なんとか友達と過ごしたい。 ああ、子ども達にもっと遊ぶ時間を保証してあげたいな~。 冬になったら、子ども達の授

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          子どものしつけはしつけ糸のようなもの

          今日、オンラインで汐見先生のしつけのお話しを聞いたのですが、その中で、とても心に残ったのが、今日のテーマになったしつけ糸のお話し。 和裁で、本縫いする前に弱い糸で重ねた布がずれないように、襟などを癖づけるために、弱い糸で縫うことです。 こどものしつけは、しつけ糸のようなものだとお話しされていて、ものすごく納得しました。 強すぎると本縫いの時にはずれないし、弱すぎるとずれてしまう。 最後ははずす前提でしつけていくものだということでした。 「しつけ」はゆるい「しつけ糸」

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          季節の移り変わり

          昨日は十五夜。 庭の草花たちと共にススキを飾り、 月見団子を作り、 栗ご飯や、さんま、かぼちゃ、畑の枝豆。 季節の食材で家族で食卓を囲み、 外に出て、一緒に月を眺め、星を眺める。 「月を愛でる」って、いい日本語の表現だな~と。 星空アプリを見ながら、あの赤い星は火星かな? 土星と木星はこっちの方角に見えるはずだから、あれかな?って。 コオロギがフィリフィリ鳴く声を聞きながら、 夜空を見上げた夜。 あんなに暑くて、もううんざりって思ってたのに、 もう肌寒

          季節の移り変わり

          幸福度って

          先日、国連の幸福度調査の結果で、日本の子ども達の精神的幸福度が非常に低いという結果を見て、ショックを受けました。 身体的幸福度では、トップなのに対し、精神的幸福度は先進国38か国中37位と非常に低い。 この、精神的な幸福度を下げてる原因って何だろう? って思い、データをよく見てみました。 そもそもこのデータ、幸福度を客観的にはかるために項目があって、 ①実質国内総生産(GDP) ②健康 ③社会的支援(頼れる家族・友人) ④人生を選択できる自由 ⑤他者への寛容さ(例え

          幸福度って

          誕生日プレゼント

          8月12日は末っ子の誕生日。 ここ数年、毎年この時期は主人もお盆休みをとって 家族旅行に行っていました。 我が家はずっと大家族だったので、 家族で遠くに旅行するのは一家大移動の一大イベント。 公共交通機関はお金がかかるから、もっぱら移動は車。 東京まで車で12時間。 だから、家族で遠出するのは大変なのです。 最初の年はディズニーランド。 ディズニーランドも、小学校に入るまで行ったことのなかった末っ子。 群馬に、お盆にお墓参りしたついでにディズニーランドに行

          誕生日プレゼント

          愛するという事

          愛するという事はどういうことだろう? まず、愛って何だろう? アインシュタインが娘にあてた最後の手紙で、 愛はエネルギーであると言っていましたね。 私が思う愛について、今日はちょっと書いてみようと思います。 庭で、森で、山で、川で、自然の中で、木々を見上げたとき、 私はそこに愛を感じます。 50年~100年ほどもそこに立っていたであろう大きな木を眺めたとき、 何十年も、ただそこにたたずみ、その時代時代の人々を見てきたであろう木。 毎年決まって美しい桜の花を咲

          愛するという事

          おれ、100万稼いだら、50万お母さんにあげるんだ

          タイトルのこの言葉、話してくれたのは中一の男の子。 彼と初めて出会ったのは、彼が小学5年生の時だったかな。 私は放課後や夏休み、週に一回、校庭を借りてプレーパークをやっていた。 プレーパークのない日は、うちを開放していて、 近所の子が毎日のようにうちに遊びに来ていた。 夏休み、初めてプレーパークにやってきた彼は、 一人ハンモックにくるまっていた。 水鉄砲で水をかけられると、 「ちょっと。おれにかけないで。おれ、一人になりたいんだ」と。 みんなには、「そっとし

          おれ、100万稼いだら、50万お母さんにあげるんだ