雪が降ったら

青森では、とうとう初雪が降りました。

画像1

日暮れも早くなり、放課後、子どもたちが遊ぶ時間は劇的に短くなりました。

6時間授業だと、息子は学校から歩いて30分。帰ってくると16時近くか、ちょっと遅くなると、16時過ぎ。

16:30には家に帰りましょうと学校からの通達もあり、遊ぶ場所への往復時間を考えると、遊ぶ時間は20分あるかないか。

そんなわずかな時間だけど、なんとか友達と過ごしたい。

ああ、子ども達にもっと遊ぶ時間を保証してあげたいな~。

冬になったら、子ども達の授業時間を一時間短くしてあげることができたらいいのにな~なんて思います。

特に、雪国の子ども達は、放課後遊ばなかったら、長い長い冬ごもりに入ってしまいますから。

そして、何より、一度でも雪が降ったら、自転車が禁止されます。

春の交通安全教室まで、自転車禁止令が出ます。

そうなると、遊べる時間も短いし、子どもたちの行動範囲が制限されるのです。

月曜日、雪予報が出ていた日曜日。

うちに遊びに来ていた子が、こんなこと言うんです。

「おまえら、新藤さんちで遊べるの、(春まで)これで最後かもしれないんだぞ」と。

その子は、いっつもうちに来ると、

「新藤さんち、一番楽しい!」

「おれ、新藤さんちにずっと住みたい!」

と言ってくれる子。


「でも、おれ、自転車乗れなくなったら、歩いて行っていいところが○○までだから、新藤さんちにはこれなくなるんだよ」

おうちで遊んでいいのはどこまでと、制限がある子もいます。

遊ぶ時間も、もちろん制限があります。

学校からも、自転車の乗れる範囲、子どもだけで言っていい所、ダメなところ、家に帰る時間、いろんな制限があります。

その、制限の範囲内で、何とか時間を作り、何とか遊ぼうとする子供たちなんだけど、雪が降ると、その制限される枠ががさらに狭くなります。

雪は子どもたちにとってもうれしいものなんだけど、そんなせつなさもあるんだなぁ。

野原を駆け回る子犬のように、

自由に転げまわって、笑いあって、歓喜する、そんな時間を、たくさんたくさん子ども達に作ってあげたいな~。

そんな事を思いながら、ああ、それもそうだけど、タイヤ、早く替えないとな~と思っています。

昨日は、ちびっ子ちゃん達と遊ぶ「てくてく」の日。

室内で遊んだ後、帰り際に、今年初めての雪をさわっています。

画像2

ママの手ぺったん。まねして私もぺったん。

おててが冷たくて、ママの手であっためてもらうちびっこちゃん達。

画像3

ああ、なんてかわいいんだろう。なんて愛おしいんだろう。

雪。

愛おしい雪。

やさしい雪。

楽しい雪。

恨めしい雪。

いろんな雪への想いがあるけれど、どれもほんとはただの雪。

自然の一部の雪。

読んでいただき、ありがとうございました!お話しに共感していただいて、子ども達の居場所のために、ほんの少しでもサポートしていただけたらとってもとっても嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。