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【キャリアシフト実践中】業務委託という働き方をやってみての気づき

働き方も時間の使い方も多様化している今、会社員か起業かの構造ではなくキャリアの選択肢はグラデーションになっていて、その中からどう自分の価値観を反映させて、選択していくのかが大事だと思います。

そして、私自身も今その渦中にいて、キャリアシフトを実践しています。
人生100年時代だからこそ、きっとずっと実践し続けていくことになると思います。


キャリアシフトとは?


キャリアシフトとは過去の経験を生かした仕事をしながら、新しい領域の仕事にチャレンジしていくこと。


本業をもちながら副業をやってみたり、転職をせずに同じ商品サービスに関わりながら社内で部署異動するなど、様々なケースがあります。


これまでの仕事、業界、職種に軸足を置きながら、自分の向かいたいキャリアや働き方に向かって少しずつシフトしていくようなイメージでしょうか。


チャレンジしてみての気づきを得て、戻ることもそのまま進むこともできるので、大きく収入を減らすようなリスクなくチャレンジができるし、市場価値を高めることもできるので、自分の未来への選択肢を増やすことができます。


業務委託という働き方をはじめたきっかけ


私は今、研修や講座の講師として「伝える」お仕事をしながら、企業から仕事を受注して働くという業務委託の仕事を請け負っています。


これもキャリアシフトの1例だと思うので、いつか誰かの役に立つかもと思い、今の気持ちを残しておこうと思います。


私にとって講師としての仕事が新しいチャレンジ。
業務委託の仕事はこれまでの経験を生かした仕事。


業務委託という働き方はまったく考えもしていなかったけれど、会社員をやめてこれから個人で仕事をしていくと決めた矢先に、知り合いから声がかかったことが始めたきっかけ。



ここからは急展開で話が進んでいきました。
考えもしなかった働き方をすることになったきっかけは2つあります。


1.自分のやりたいことにも重なっていた

昨年立ち上がったベンチャー企業で、高校生の主体的な進路選択を支援するツールを提供しています。


私はその中で、高校生を採用したい企業クライアントに対し、カスタマーサクセスとして活用提案などをさせてもらっています。
これが転職だったら、職種(元々私は営業職経験者)はそのままで業界を変えたキャリアシフトといえるかもしれないです。


まわりに流されず、主体的に自分の人生を決めていく。
高校生という重要な分岐点にたつタイミングで、自分について、将来についてしっかりと考える機会をもつことが大事だという思いがあります。
子どもへの教育にも興味関心があり、ゆくゆくはそうしたお仕事をしていきたいと思っていました。


社会課題の解決にもつながり、かつ自分のやりたいことにも重なる部分があり、意義のある仕事だと思い、条件も合致したので、スタートしました。


おかげで、業務委託でありながらやりがいを感じながらお仕事をさせてもらっています。


2.初めての環境への不安

今までは会社員として、世の中に知られているサービスに関わっていました。もちろん当たり前ですが毎月収入もあるし、今なら有難いと思えるボーナスやインセンティブもありました。


そこから急に一人で事業を行うとなると、自分が急にぽつんと小さく思えたこともあるし、収入に対する不安も大きかったと思います。



自分で切り開いていくと覚悟をもって選択しましたが、新しい一歩を踏み出すには不安がないとはいえませんでした。
もちろん何の保証もありません。


そんな中でもお話だったので、一度やってみようと思いました。
自分が働くことに使える時間の一部を業務委託でのお仕事にすることにより、独立1年目から結果的に会社員時代の月収を超えることになりました。


やってみての気づきまとめ

その上で、やってみての今のところの気づきや思いをアウトプットしておきます。


1.自分のこれからの仕事に対する思い

それは小さなスモールビジネスでもいいから、自分が価値提供できるものをつくりたい、自分で伝えたいという思いがあることに気づきました。

企業で会社員として働くと、世の中を動かす商品やサービスに関わることができて、それはそれで誇らしいことでもあります。
私も今その一端を担うことができ、嬉しい気持ちです。


ただやはり自分の思いを少しでもいいから形にしたい。
高校生に間接的に支援する仕事ではなく、直接伝える仕事がしたい。


大きなビジネスに関わるやりがいを感じる一方で、その素直な自分の気持ちにも改めて気づきました。


これもやってみたからこその気づきです。


2.業務委託はメリットもあればデメリットもある

業務委託として働くメリットは契約期間に保証はないけれど、自分のスキルアップや、一定期間安定して報酬を得ながら自由な働き方が実現できることです。


デメリットは、現実的に報酬の上限が決まっていることも含め、決まった契約(成果物は何か、どれだけの時間働くかなど)の中で動いていくので、自由でありながらも縛りもあることです。



業務委託といえど、社員の人と同じように意見が求められ、新しいものを生み出していくことが求められます。
社員という立場ならすごくチャレンジングな環境だったと思います。


始めた当初はやることが山積みで、自分の介在価値を感じなら仕事ができていましたが、けれど私はフルコミットしているわけではありません。
自分が対応できること以上に、受注が増え、仕事も増えていくと、どこかでここまで!と見切らないと、時間のバランスが崩れてしまいます。


ベンチャーだからこそ、物事の決定スピードがめちゃくちゃ早く、そして夜も休みの日も関係なく働いている人もいます。
私はついていくのに必死でした。
経営幹部の人になればなるほど、仕事が好きな人が多いし、事業に対する熱い思いをもって取り組んでいます。


そうやって線引きしていくうちに、自分の新しい領域へのチャレンジに対し、いつからか自分の時間を奪うものという感覚に陥ってしまいました。


2足のわらじは自分に向いていないのでは?
同じテンションで仕事ができていない自分にちょっと苦しさも感じています。



子育てとのバランスも大切にしていきたいので、やはりここまでと決めた中でやっていくことが自分との約束です。


色々やってきた。
これから何をやらないのかを決めていくとき。
ちゃんと1つのことに集中していこう。
今はそう思っています。


業務委託というかたちも、その人その人で捉え方が異なるので、1つの働き方として経験できてよかったと思います。


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