見出し画像

今日の読書『推し活経済』

面白かったー!

推し活経済
新しいマーケティングのかたち

著者は、
推し活を日々の楽しみとして生きている現役大学生、
瀬町菜々美(せまちななみ)さん。

推し活という言葉が、広く認知されてきていますが、
推しの歴史は、1980年代の松田聖子さんや中森明菜さんなどの、
アイドル全盛期時代に遡ります。
当時は、推しという言葉はありませんでしたが、
人々の潜在的な心の中に、誰かを推すという考え方が生まれたのだそうです。

そんな「推し活」を取り巻くビジネス構造を見ていけば、
「あなたのビジネスにおいても『推し』という存在をつくることは可能でです」というのが本書の主題です。


日本における推し活消費額は、2020年度に400億円超に到達。

株式会社SHIBUYA109 エンタテイメントの2022年における調査では、
15歳~25歳の学生の約80%が「推しがいる」「オタ活」をしていると回答。

さらに、日常の中で「推し」の存在を意識していると回答した人が90%。

これは「推しカラー」(推しが持つイメージカラー)を意識した吹くの購入や、推しから連想できるアイテムを購入するなど、
日常の中で推し活に関連した消費が広がっていることが示されている。

この調査の対象は、これから10年後における日本の消費を背負うといわれるZ世代で、将来的に経済を大きく動かしていく存在。
この「消費の種」である世代が推し活に投じる金額は、
一番金額が低い中高生でも3割が月1万円以上、
18歳~24歳の3割が月3万円以上。

現代はSNSを通じた無料コンテンツという、
お金をかけずに「推し活」を行うことも可能な世の中で、
この金額は大きなものであるのは明確で、
いかに今の社会で「推しを取り巻く経済」が無視できない存在であるかがわかる。
(はじめにより)

実は私も…。
10年くらい前は、私も、某アイドルを追いかけ
コンサートツアーなども、全ステ制覇!!!なんてやっていたなー
そのアイドルが着ていたブランドの洋服買っていたなー
ドラマのロケ時などを巡って心をいやされていたなー

家計簿に、推し活費(当時は推しという言葉がなかったので、<アイドル名>費としていた)という項目もあって、
時には年間を通して、家賃よりも、推し活費が上回ったこともあったなー(苦笑)

そんな当時の私の心理を振り返ってみれば、
顧客を創造して、ビジネスの構造がつくれるかもしれないと
ワクワクしてきました。


著者は大学生とのことですが、
内容もしっかりしていて、
著者さんとして、推し活したくなりましたー♪



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?