女性にこそ、 自分の強みを武器に して欲しい3つの理由
こんにちは。Gallup社認定ストレングスコーチのさちこです。
私とストレングスファインダーとの出会いを通して
私が初めてストレングスファインダー®に出会ったのは社会人12年目、鋭い指摘ができない自分に自信が持てず、キャリアに悩んでいた時でした。
上位資質として出てきたのが「最上志向」「個別化」。
「相手の良い所を更に伸ばすことに目が向く」
「それぞれの違いに魅力を感じる」
こんなところが強みになるという認識はなかったので驚きました。
「クールな指摘はできないけれど、
それぞれができることを最大化することに
フォーカスしてみよう」
と、前向きにキャリアに向き合うきっかけとなりました。
当時、世界展開する新製品開発プロジェクトを担当していましたが、その後、計6年間関わり、成果を出し続けることができたのは、強みを知っていたおかげです。
その後、「成長促進」や「責任感」など他の上位資質も活かして行きたいと、グループリーダーとしてこれまで経験のなかった遠隔での中国人部下の育成に関わらせてもらい、強みを通して自分のキャリアを築いていくことができました。
ストレングスコーチとして気付いたこと
会社員を卒業後、ストレングスコーチとして、200名近い女性にセッションを提供させていただいております。その中で、気づいた点が2つあります。
1つ目は、
「たいしたことない上位資質ばかり。強みがない」
と受け止めることができない方が一定数いること。
そして2つ目は、
いくつかの上位資質に対しての捉え方が、男性と大きく違うところ
でした。
例えば「調和性」
「自分の意見がない」と否定的な女性と、「前進するための作戦」と肯定的に答える男性。
少なくとも、私が関わってきた男性の中で、女性のような捉え方をする方はいませんでした。
そこで今日は、特に女性にこそ、自分の強みを武器にして欲しい3つの理由について紹介したいと思います。
①物事を客観的・俯瞰的にみる力となる
上位資質は自分が世界を見る時のフィルターです。
相手にも相手のフィルターがあり、そのフィルターは唯一無二。
資質を知ることで、どんなフィルターで、どの面を見ているかを理解することができます。
以下の切り株がいい例だと思います。
同じものでも違う角度から見ると違う形に見えますね。
自分はどの角度から見ているか、相手はどうかがわかるとわからないとでは、大きな違いです。
視座を上げ、多角的に見ることができるスキル(メタ認知力)は、ビジネスの場でも重要な能力の一つです。
②自分の活躍・成長の機会を見逃さない
自分の強みについて客観的に知ることができると、自分がどんな環境で成果を出すことができるかわかります。
例えば「学習欲」
自分が新たな知識やスキルを習得することに長けていることがわかっていると、例えば新システム導入の話があった時、担当者役として手を挙げてみたり、勉強会を開いてチームに展開したりと強みを活かすきっかけに気づくことができます。
自分の「当たり前」に気づき、それを強みとして活かすことで、自分の成長とチームへの貢献につなげていくことができるのです。
③積極的に他者と交流・協働することができる
強みを職場やチーム内で共有することの最大のメリットは、「強み」を共通言語としてコミュニケーションできる点です。
お互いの強みを通して、自分の強みが発揮できるところや、相手の強みが必要なところを認識することができるので、より積極的なコラボレーションが可能になります。
「やってみたいけど、邪魔になるかな」
「こんなこと聞いたら、迷惑かも」
など感じてしまう方にとっても、強みという共通言語はコミュニケーションのハードルを下げてくれるのではないでしょうか。
最後に
ストレングスファインダーで強みのもとである資質のことを、
「無意識に繰り返される思考、行動、言動の繰り返しのパターン」
と定義されています。無意識であるが故、強みであるということに自分自身が気づけないことも理解できるかなと思います。自分が持つ強みのポテンシャルを理解し、それを活かすことで、必ずパフォーマンスを上げ、成果につなげていくことは可能です。
私自身も含めて、多くの女性が自分の持つ強みを過小評価していたり、気づいていなかったりすることが多いように感じています。
この記事が、読んでいただいた方の強みを見つけ、一歩踏み出すヒントになれば幸いです。
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