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マネージャー・リーダーの役割が重要な3つの理由

こんにちは。Gallup社認定ストレングスコーチのさちこです。
主に働く女性やワーキングマザー、企業で働く組織やチーム向けにストレングスファインダー®を活用したキャリアデザイン・チームエンゲージメント・リーダーシップなどのワークショップを提供しています。

はじめに

6月にオンラインリモート開催されたGallup at Work Summitの中から、今回は「Developing Outstanding Managers and Team Leaders Using CliftonStrengths(マネージャー・リーダーにこそ強み活用が重要な理由)」より、マネージャー・リーダーの役割が重要な理由を3つ、お話していきたいと思います。

(ちなみに、来年のGallup at Workのサイトがもう出来ています。こちらです。)

①マネージャーの関わりが職場文化や従業員エクスペリエンス、エンゲージメントに直結

マネージャーは、組織文化や従業員の職場で得る心理的・感覚的なものも含めたすべての経験(従業員エクスペリエンス)に影響を与えることがわかっています。

あるデータによると、従業員のエンゲージメント(意欲的で生産的であること)のおよそ70%がマネージャの関わり方に寄与しているとのことです。

以下がその元になる記事になります。興味のある方はどうぞ。

②エンゲージしているマネージャーは実は全体の35%

①で話したように、マネージャーが職場や従業員に与える影響の大きさについて触れましたが、マネージャー本人のエンゲージメントレベルについて以下のようなデータがあります。

USでの調査結果にはなりますが、全体の35%のマネージャーしかエンゲージメントを持って仕事に取り組んでおらず、51%がエンゲージしていない、14%が積極的にエンゲージしないという結果となっています。

日本はUSと比べて従業員エンゲージメントがなんと5分の1(6% vs. 30%)であることを考えると、マネージャーのエンゲージメントも、35%よりも低い数字になるのは確実です。

③もともとマネージャー・リーダーの才能を持っている人はたった18%

Gallupの調査によると、自然とメンバーやカスタマーをポジティブに巻き込み、常にパフォーマンスを出し、高い生産性を出していける組織醸成を作り出すことができる才能をすでに持っている人がマネージャーやリーダーになる人は、18%しかいないということでした。

実際、管理職に就く場合も、才能ドリブンではなくポジションドリブンであることの方が多いのではないでしょうか。つまり、たいていの場合、人はマネージャーの才能を持っていない状態でマネージャーになるということなのです。

最後に

強い組織を育み、継続して成果を上げていくためには、エンゲージメントの高いマネージャーは不可欠にもかかわらず、そのマネージャーのエンゲージメントや必要になってくる才能を持ち合わせていないなど、ギャップも
明らかになってきました。

アメリカの数字を見ても驚きでしたが、日本に置き換えて考えてみると、納得できるような、同時に危機を感じるような、そんな気持ちです。

この溝を埋める一つのアプローチとしてGallupが推奨しているのが、「ストレングスファインダー®を活用した強みに基づいたマネージャー開発」です。強みに基づいたアプローチがなぜ効果的なのか、また、強みを活かしたマネージャー・組織開発の進め方については、次回の記事で触れていきたいと思います。

今日も資質に感謝!

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