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@アンジェリーナ:「モンブランは売り切れです」からの19歳の私と再会

@アンジェリーナ:「モンブランは売り切れです」からの19歳の私と再会

秋。食欲の秋、秋の味覚と言えばモンブラン。
そうだ、アンジェリーナのモンブランが食べたい。

アンジェリーナのモンブランに出逢ったのは
19歳の時だった。

初めての海外

ボルドー近郊の村での
学生ボランティア

参加条件:
バックパックを自分で背負ってくること。

なーんだ、それだけ?
私バッチリじゃん。

若さ故か
怖いものなし。

空港へ見送りに来てくれた両親が、
私を見て口をあんぐり。

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三つ編みに、平和への想いを馳せて。

三つ編みに、平和への想いを馳せて。

子どもの頃に「赤毛のアン」に出会ってから、私はずっとアンに憧れてきました。

将来の夢も、「アンになりたい」と思っていました。おさげに、麦わら帽子と、パフスリーブ。アンの部屋も、紅茶の淹れ方も、ファッションも、全てが好きで、空を見ながら空想するのが大好きな子どもでした。

ところが、私はアンにはなれない、と思い始めます。そのきっかけが、「三つ編み」でした。

私が三つ編みをすると、太くて、お正月に

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祖父母の梨園「梨食べたら元気になるから」

祖父母の梨園「梨食べたら元気になるから」

「上手だねー。」
おじいちゃんのシワシワの顔が、更に皺くちゃになった。

「サチは頑張るねえ!」
子どもの頃から夏休みの猫の手も借りたい繁忙期になると時々、祖父母の営む梨園の手伝いをした。

ピンク色の包紙で
黄緑色の梨を包み
箱に入れる。

私の名前は「幸子」
好きな梨の名前は「幸水」

私の名前が梨に由来していると聞いたことはないが
勝手に縁を感じている。

おじいちゃんが亡くなって1年になる

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