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思い出話して良いですか③

前回の記事は、こちらからどうぞ〰️↓

午後からは「オランダ労働組合総同盟、FNB」を訪問しました。
ここでは、オランダの働き方についてお聞きしました。オランダも20年前は、男性が外でフルタイム労動、女性は家庭の主婦というのが主流だったそうですが、女性の教育レベルが高くなり、パートというのは日本と違い労働時間が短い人をいうのであって条件、賃金は同等(パートなど時間で換算)というオランダモデルができてからは、ますます女性が働きやすい社会になっているのだそう。

オランダでのパートとは、「短時間で働く正社員」なのです。日本のパートは「低賃金ではたらく重労働者」だけどね。


 これにより不安定雇用が減少し出生率も回復していているとのことです。ただ夫婦共働きでも収入は2倍ではなく、1.7倍くらいらしい。正規の給料がものすごく高いわけではないのですね。仕事が終わったあとは家族で過ごしたり、趣味をする時間もあるそうです。

まだまだ問題もあるらしいですが、オランダでは物をなんでも修理して使うし、自転車は修理しながら、40年くらい乗るらしい。代々受け継いで大事にするということなのでしょうか?壊して新しいものが建てられる日本とは、やはり違うのかもしれません。

オランダからスイス、ジュネーブに移動しました。

国連や、世界の国際機関が集結している街、ジュネーブ。午後からは今回の視察のメイン、国際労働機構(ILO)に、生協労連のレポート提出をしました。

「21世紀において、先進国でありながら女性の差別があるのは悲しいこと、女性も男性と同じ賃金で働けば家族としての労働が安定する。」との発言もあり、同じ価値の仕事には同じ給料を払うべきという言葉に、パートの私たちはみな、うなずいたのでありました。

これにはやはり、第3号被保険者問題とか、配偶者控除などがあるために、パートの年収を抑えることによって、時給が上がらないという日本全体の問題があるのかな?とも思いました。

何せ16年前のことなので、現在は日本も育児休業制度や、同一労働同一賃金の制度が整備されてきたと思います。働く人々が、常に声をあげていくことが必要なんですよね。
という、昔の旅のお話でした。円高よ再び!
フランス側のシャモニーからモンブランを眺めようと思い登山電車にも乗りましたが、写真がなぜか?ありませんでした。たくさんデジカメで撮ったはずなんですけどね。

初めての欧州旅でしたが、知らない人たちとの8日間はとても刺激的でした。帰りの飛行機の搭乗では、スーツケースの重量オーバーな人たち続出で、大騒ぎだったことも、変な思い出となっています。

さー、、昔話は、これで終わりにします。
旅は新鮮でないとね!!






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