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熊でなくても、鹿でなくても、人間でなくても、親でなくても

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日本のあちらこちらで、熊が出没しているとかで、
襲われたりする痛ましい被害も出ているようです。

特にヒグマは、小熊を守るために、人間を襲うこともあるんだとか。
子グマがいたら、近くに親熊がいるということなんですね。
最近、NHKの《燕は戻ってこない》の放映を観て、桐野夏生さんの原作も読み終えました。生きものは母親(父親もですが)本能で、子どもを守るものなんですね。自然界のルールが何かで崩れると不具合があちこちで起きてくる、、、、
人間の生き方も、そうなのかもしれません。生殖医療の進歩によって、想像を越えてくる何かが、この先あるのかもしれません。
私はその時には、この世に居ないと思いますが、自分たちが、熊だったら?鹿だったら?そんな想像をすることも大事なのかな?

他者への想像力は、世を動かすと思うんですよね。

知床の自然にふれて、

もっと知ってみろ!
と、夫が(オロンコ岩)に登ろう!と提案してきました。私も、朝だし、ご飯を食べたばかりなので、
気安くオッケ!!と返事したのですが、見た目よりおそろしく、ハードでした。
オロンコ岩はアイヌ語で「そこに座っている岩」という意味だそう。

この辺は、まだ余裕。階段もドンドン行けます。
チョコチョコ、息がきれます。急!
高いところからの景色も、良くなってきました。
着きました!展望台


おっ!下に見えるのは、知床クルーズ観光船でしょうか?

登る前は、「たった、60メートルだしな、なんのこれしき!」と思ったのですが、日頃、運動ほぼほぼ0の私は、けっこうハードな岩でした。
でも、この絶景をみられたことはしあわせ!


海の渦に引き込まれそうになりました。
降りたところ近くに、ゴジラ岩がありました。
ヘタクソな撮影なので、角度で、
どう撮せばよかったのかわからん!
おや!キタキツネ
地元の人曰く、
クレクレキツネというらしい。

人間のくれたエサを食べて、餌付けされたため、エサをもらうまで動かないらしいです。
ごめんね。エサは無いのよ。


さて、これから知床五湖へ向かいます。

人間も熊も、鹿も、キタキツネも、みんな人生を持っているんだね。多様性とも違う、、食うか食われるか?の世界でもあるし、自然の摂理。

あらゆる生命があるということと、自然の厳しさって、都会ではあまり感じられないけど、地球はこれからどんな風になっていくのだろう?なんて、、ちょっと、酷暑過ぎる東京に居ながら、考えてしまうのでした。


                つづく。

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