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広報・ファンドレイジングをする人がざっくり知っとく法律まわり

これ、内部での研修用資料にちまちま書き溜めていたやつですが、まったく一向に終わらないので一部を公開します。。

広報表現

基本的人権:あたりまえなんだけど「基本的人権」が憲法で保証されているので、人権侵害にあたる意味や表現はNGになります。

たとえば・・
●女性/男性に偏った広報表現:「保母さん」→「保育士」、「オンブズマン」→「オンブズパーソン」といった正しい表現を使う。「家事してるから女性アイキャッチ」みたいな固定イメージで広報しない

●こどもに対する広報表現:「坊主」とか「ガキ」とか。これはあんまり使わないかな。こどもは外で遊ぶもの、小学生〜高校生は勉強するもの、みたいな固定イメージで広報しない

●高齢者に対する広報表現:うちは若者支援をしているNPOなので、文脈として高齢者への社会保障が手厚くて次世代向け投資が手薄であることを強調しがちだけど、簡単に悪者にしたてて世代間対立の表現をしないのもだいじ

●障害者に対する広報表現:障害者は守られるもの、という固定イメージをつかせるような広報をしない。「精神薄弱」などの古く間違った表現を使わない、など。

※わたしの個人的な意見ですが、「障害」を「がい」と表記するか「害」と表記するか?についてはあんまり気にしなくていいんじゃないかな、と思うタイプです。いずれにせよ、様々な事情を持つひとにとって生きづらい=社会の側に障害があることには違いないので。(その意味では人に対してあてがわれることばではないが…)でも「統合失調症」という病名を精神分裂病という間違った呼び名で呼んだり、「看護師」を看護婦と呼ぶのは違うよね、というかんじです。

写真・画像・イラスト使用時

著作権・肖像権・商標権
以下社内で共有したチャットワーク文面コピペですが、著作権・肖像権・商標権がどこにあるかわかりやすいかなと思います。
----以下コピペ------
写真や動画に関して「著作権」「肖像権」「商標権」がかかわります。たとえば、「いそちゃんがカメラマンとして撮影した写真に、Macのロゴが見える形でパソコンをもったまさみつがうつっている」とする。その場合、
・著作権:いそちゃん(その写真を撮影したひとにある。もしくはいそちゃんが著作権をDxPにゆずった場合はDxPにあるけど、基本的にはそのやりとりはしてないので著作権はいそちゃんにあります。)
・肖像権:まさみつ(映っているひとにある)
・商標権:Mac (のAppleロゴ)
がかかってきます。なので、厳密には商標権のない写真を出していったほうがセーフです。クレッシェンドとかにうつるお菓子のパッケージとかも、厳密にいえばアウトだったりする。だけど、現状「商標権」にかんしては、あまりに厳密にやるとSNSでシェアされないし売れない。売上にもかかわるから、商標権に関して個人に対してとやかく言う企業はほぼないと感じます。
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ということでそんなふうに写真などに関わってくる著作権肖像権商標権ですが、もう少し詳しくシェアします。

著作権法:
インターネットから素材を拾ってくる場合は、①有料素材を使って規定に従い利用料を支払う(一番安全)②著作権フリーの素材使う のどちらかにします。著作権フリーかどうかが曖昧に書いてあったりよくわからないものは使わないこと。

肖像権:
ここはD×Pはかなり徹底してやってくれているところだと思いますが、写真承諾書に「OK」と書いてくださった方の写真を使用します!また、ほんとは掲載にOKをしたけれど、この写真はいやだな、というオファーがあればそれをすぐにうけとること。

商品販売時

特定商取引法:

景品表示法:

事業実施時

業法:業法とはそれぞれの業界によっていろいろあるんですが、わたしがなんとなく気にしてるのは以下のとおりです。
例えば・・
●宅地建物取引業法:宅地や建物を販売するには「宅地建物取引士」の資格が必要です。寄付で土地や建物を貰い受けてそれを販売したいという相談があるのですが、基本的には不動産屋さんと組むのが一番よいです。
●旅行業法:NPOがスタディツアーを企画したいとする場合があるのですが、その場合は資格が必要です。自ら企画したい場合は、旅行会社さんと組むのが一番よいです。
●職業安定法:
●食品衛生法:
●住宅宿泊事業法(いわゆる民泊):
●古物営業法:

その他業法はいろいろあるよ!Wikipediaではこんなに〜
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A5%AD%E6%B3%95

イベント実施時

例えば「みんなで焼き芋チャリティイベントを公園でやるぞ〜!看板もたてちゃうぞ〜」ってなったときは、業法のうち、食品衛生法(焼き芋売るから)消防法(火使うから)屋外広告物法(看板たてるから)とかが関わってくるし、保健所への申請、その焼き芋大会が大規模になるなら警察への申請、公園利用するなら管理する行政への申請とかも必要になります。

以下、イベント運営時に関わりそうな法律です。

●食品衛生法
●消防法
●道路交通法
●屋外広告物法


わ〜〜〜〜〜〜力尽きた〜〜〜あとみんな自分で適宜調べてくれ




サポートも嬉しいのですが、孤立しやすい若者(13-25歳)にむけて、セーフティネットと機会を届けている認定NPO法人D×P(ディーピー)に寄付していただけたら嬉しいです!寄付はこちらから↓ https://www.dreampossibility.com/supporter/