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ホームスクールだと心配される協調性や団体力

学校は勉強よりも社会性やコミュニケーション力を身につける場として、子どもを学校へ通わせてるとよく聞きます。

そして、ホームスクールをしていると言うと、

  • コミュニケーション力

  • 社会性(協調性)

  • 友達づくり

はどうするのかという質問が多く返ってきます。

私たちは、家庭の価値観だったり、家族との距離感と時間、子ども個人の自分らしさの中身を育てることにもっと注力したいと思っています。



家庭内のコミュニケーションが土台にある

家族(両親や姉妹のあいだ)のコミュニケーションが円滑にできているなら、外に出ても、人への接し方や伝え方は同じようにすればいいだけのことです。

私たちのアパートには同じ階に共用ランドリールームがあるので、長女と次女には洗濯物をお願いすることが多いです。たまに、私が洗濯物をしていると、いろいろな人に「今日は娘さんたちじゃないのね。」と声をかけられ、娘たちへの良い言葉をかけてくれます。

私がぎっくり腰になったときも、ご近所さんの誰にも言っていなかったのに「大丈夫だった?」と聞かれたりしました。私の知らないところで、いろいろお話をしているようです。

普段の何気ない場面でも人との関わり合いはそこらじゅうにあります。

親子のコミュニケーション、姉妹のコミュニケーションが安定していれば、それが基礎になって、他者とのコミュニケーションもたいていの場合こなせていけるはずです。


まずは私たち親からの価値観を受け取ってほしい

私たち親が持つ価値観は、私たちからしか伝えられないし、私たちからしか受け取れません。

子どもたちはそれぞれの家庭の価値観やしつけにならった振る舞いをします。それが必ずしも自分の子どもたちに良い影響を与えるとは限らないし、別の家庭の価値観が私たちの価値観と全く同じということの方が逆に稀です。

私たちがそうだったように、結局は子どもも成長するにつれて様々な経験を通して、様々な価値観に触れることになります。

そこで考え方に奥行きができたりして、親とはまた違う視点・観点を持つのだとは思いますが、親から伝えられた価値観とその想いは根本で持ち続けてほしいのです。

だって、私から生まれた子どもたちですから!


団体行動は毎日でなくてもいい

私たちは、2週間に1回ある「Nature Co-Op(自然コープ)」というグループに参加しています。

”Co-Op”という言葉からもわかるように、ホームスクールの家族が集まってみんなで自然の中で学ぶグループです。
私たちママも子どもたちと一緒に関わりながら、その日の活動を進めていきます。

このグループにはホームスクールをしている家族が6〜7組いて、子どもたちは全部で15人くらいいます。子どもたちは6〜13歳まで年齢は幅広く、それぞれの学年がバランスよく均等にいます。

この自然探索クラブ活動は、基本的に自然探索と自由に遊ぶ時間がほとんどなので、子ども同士のふれあい、コミュニケーションと社会性を学ぶ機会としてはピッタリの役割を果たしてくれています。

私たちはこの2週間に1回くらいの頻度で十分です。

自分の子どもには誰かと一緒に何かをするより、1人でやっていくことを好むような人になってほしいという思いも少なからず根底にあります。
とりあえずは、子どもたち自身もそれで満足しているようですし、しばらくはこのスタイルを続けていく予定です。

もちろんホームスクールをしている家族によっては、週1、2回のように頻繁なグループ活動を好む人もいます。
それもまた、各家庭の価値観はそれぞれですので、それぞれの家庭で親子の意向を尊重して、反映できればそれでいいと思います。

『毎日学校』というのが全てではなく、定期的な『寺子屋的なもの』がこれからもっと広がればいいなと思います。

私たちが今参加している自然探索クラブ活動について、以下の記事で詳しく書いてみたので、もしよかったらこちらも合わせて読んでいただけたら嬉しいです。


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