レッスン継続がうまくいかない時②〜具体的にご家庭でしていただきたいこと〜
レッスンの継続がうまくいかないとき、具体的にご家庭でどのようなことをしていけばいいでしょうか?練習せずに出来ないまま放置しては、ますます嫌になってしまいます。先生は出来るようになるためのお手伝いはたくさんしてあげることができます。が、出来るようになるのはご本人の練習とそれを支える家族の協力。
ピアノの先生、バイオリンの先生などをされてるパパママさんであれば、技術的な協力ができると思いますが、少し齧ったことがある程度でしたら、技術的なことの指摘などはしない方が良いでしょう。どんな曲弾いてるか?を話したり、上手くいってない箇所が出来るようになってきたね、とか、先週丸になった曲聞かせてとか、子どものレッスン内容に少し興味を示して、共感する時間を作っていただきたいです。練習したら、シールをもらえるような決め事をしたり。たくさん練習した日の夕飯はハンバーグを作ってくださったり。パパママが一緒になって演奏してみるのも子ども達はとても喜びます。家族や親戚、友達を集めてのミニコンサート的なイベントを計画するのもいいでしょう。最近では駅ピアノやストリートピアノデビューなんかもちょっとドキドキするイベントになりますよ!
ある生徒のお母さまは子供と発表会で弾く連弾の曲をかなり頑張って練習してくださいました。また、子どものコンクールに大人部門で一緒に挑戦してくださったお母さまもいます。(賞もいただけました)娘のピアノを続けさせるため、ご自分もピアノレッスンに通い始めたパパさん。
パパママに共感してもらえず、練習してもしてなくても、うまくなってもならなくても、関心がない状態ではほとんどの子ども達は練習しない😣なので、レッスンに通うのであれば、毎日の練習にずーっと付き合う必要はありませんが、パパママさんにもレッスンの内容をなんとなく把握していただき、日々の生活の中で、子ども達と一緒に音楽のこと、レッスンのことを共有してもらいたいと思います。そして、歯磨きを毎食後にさせるのと同じように、小さなうちは毎日ほんのちょっとでいいので、楽器を触る事を習慣化してしまうといいでしょう。
また、先生方は長年のレッスン経験がありますので、レッスンの中で色々な工夫をしてくださるはず。曲を面白く取り組めるものに変えたり、連弾にアレンジしたり、カラフルな楽譜の作成をしてみたり、ピアノから少しはなれて他の楽器からアプローチしてみたり、練習シール、練習おみくじなどなど、練習が楽しくなるアイテムや色々な指導レパートリーがあると思います。先生に、お家での様子を相談してみるとよいでしょう。
多くのご家庭が共働きで忙しいなかですが、音楽を通して共にする時間も、とても貴重な親子の時間だと思いますよ‼️