【読書日記】自分で決めたことを”自分のために”頑張る|今日のハチミツ、あしたの私
先日、「今日のハチミツ、あした私」という小説を読みまして。
この本、とっても良くて、本当に良くて、最高だったんです。(語彙力ないのが悔しい…)
春から大学院に進学し、知り合いの居ない新天地で頑張る私にとって、今読むことができて本当に良かった!
なんだか自分の背中をそっと押してくれたような、そんな一冊でした。
あらすじ
いじめに遭い、「明日なんて来なければいい」と思っていた中学生のころ、碧(みどり)は見知らぬ女性から、小さな蜂蜜の瓶をもらう。
大人になった碧は、恋人の故郷である朝埜氏に赴く。
恋人との結婚のために、碧は蜂蜜園で手伝いを始めることになった碧が、さまざまな人たちと出会い、関わる中で、自分の居場所を作り、自分の生き方や、生きる上で大切なことを見つめ直していく。
〇こんな人におすすめ!
・新天地で頑張りたい人
・自分の選択に悩んでいる人
・美味しい食べ物が好きな人
自分のために頑張るということ
私は今まで、どこか自分の選択に自信が持てず、くよくよ悩んでいたりしました。
特に、大学の選択に関しては、
「あっちの大学にすれば良かった」
『親が「こっち(私立チャレンジ校)に進んでもいいんだよ」という言葉をいってくれたから・・・』という親の言葉に甘んじたり、自分の選択をどこか他人の責任にしたりしていた自分がいました。
自分の選択したことは、自分が責任を持って、その選択を正解と思えるようにしていかなければいけない。
これを、分かっていてもずっと実践できずにいたんです。
ですが、今回「今日のハチミツ、あしたの私」を読んで、それができるような気がしてきました。
主人公の碧は、家族も友達もいない、見知らぬ土地で、色んな人との関係を築き上げ、居場所を作り上げていくんです。
本当に0から自分で作っていく。
そして、それは、
碧が自分で決めたこと(朝埜氏に行くという決断)を、自分のために、自分の決断を正解にするために、頑張ったからこそ、居場所を作ることができたんだ。
そう、思わせてくれるセリフがあるんです。
恋人との結婚を果たすために、ある”ミッション”的なことを成し遂げなければならないのですが、
そこで、碧のために今まで頑張ってきた恋人に対して、碧は自分のために頑張ってきた、と言う。
このたった2行のセリフから、やっと大切なことが理解できたんです。
自分で決断して、自分のために、自分が頑張るということの大切さを。
しかし、
他人のために頑張ることも、場合によってはいいであるとも、思います。
家族のために仕事を頑張る、生まれてくる子どものためにも昇格したいなど、
他者への思いがきっかけでも、すごく大きな原動力になる場合もある。
しかし、ここで大切なのは、そこに、"自分の決断(意思)があるか”ということ。
自分が頑張りたくて、頑張っているかということ。
碧は、結婚のためとはいっても、自分の決断で、自分の意思で、頑張ったからこそ居場所を作ることができたのです。
だから、私も、大学院進学という自分の決断を、正解にするために、頑張っていきたい。
知り合いも、友達もいない土地だけど、だからこそ0から作り上げていく楽しさがきっとある。
この本を読んだ今だからこそ、自分の決断に自信が持てるし、持ちたいと思うし、楽しんでいくためのワクワクが膨らみます。
進学前に、そして引っ越し前に読めて、本当に良かったです。
「新たな場所で自分らしく頑張りたい」「自分の選択に自信を持ちたい」そんな方に、ぜひ読んで欲しいです。
きっと、あなたの背中を押してくれるはず。
美味しいごはんが食べたくなる
この本には、ハチミツを使った食べ物がたくさん登場するんです。
どれも本当に美味しそうで、さっそく私もハチミツを買いました(笑)
さらには、ハチミツのたくさんある効能も、こんなにも日常使いできることも知ることができます。
「蜂蜜をもうひと匙足せば、あなたの明日は今日より良くなる」
この一言を自分の胸の中に大切にしまって、
そして、日常に蜂蜜をひと匙足すことを忘れず、自分の生活を自分で、より良くしていきたい。
そんな風に思います😊
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