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文フリでHSPを実感した話


昨日、文学フリマ東京35が
流通センタービルで開催されました。

文フリに行くことを
事前にnoteに書けなかったこと自体が

今思えば

HSPらしいのかもしれない

と振り返れるけど…


とにかく清水の舞台から飛び降りるくらい
いや、グランドキャニオンの頂上から
飛び降りるくらいの勇気と覚悟で
文フリに向かったのでした。

(とても長いので
 お時間ある時、興味のある方のみ
 続きをご覧ください)


どうして、文フリに行きたかったのか?

買いたい本があったんです。



ぼんラジさんに会って
ぼんラジさんの手から
直接ウミネコを受け取りたかったんです。



じゅんみはさんが
がんばって準備しているブースを
見たかったんです。


行きたい気持ち(A)と

① 公共機関(電車バス)に乗る
② 知らない東京の街
③ 人がいっぱいいる空間

の3つを合わせた
行けないと思う気持ち(B)が
シーソーの両端にいて
ずーっと水平を保ってる感じ。

どっちが下がるか?
わからなくなって
静かにじっと見守っていました。


初めに、(A)が下がったのは
geekさんのおかげ。

「文フリ、行きませんか?」
と誘ってくれたんです。

一緒に話しながら乗ると
電車に酔いにくいと最近気づいたので

geekさんが一緒に行ってくれたら
着いた先で乗り物酔いで
動けなくなってしまうことはない

と、本当に有り難く
思い切って行くことに決めました。


次に、知らない東京の街。

好きなところを通れば
ワクワクして行けるかもしれない!

そう思って
羽田空港の近くを通る
モノレールに乗っていくことにしました。

モノレールに乗り継ぐときに
一瞬見えた飛行機!!


首都高で大好きなポイントがあるんです。
東京に向かうとしたら、羽田の先
正面に飛行機の格納庫が見えるんです。

ぐんぐん近づいて壁が下がってきて

中をのぞける!

と思ったら道は左にカーブして
一瞬、目の端に格納庫の中が見えるんです。

プロペラのついた青と白の飛行機。

それが停まっている時は
嬉しくて舞い上がっちゃうくらい✨


帰りもワクワクしながら左前方を見るんです。

いるかなぁ?

って思った瞬間に、道は右にカーブして
格納庫は後方に消えちゃうんですけど。

それが昨日、電車に乗っていたら
geekさんに「飛行機見えますよ」って言われて
目の前にそんな格納庫が現れたんです。


うわぁーっ!!!

ってなって、スマホは間に合わない。
写真は撮れない。笑笑

geekさんに
「首都高走ってたらこんな格納庫が…」
って言いながら、ふと後ろを向いたんです。

そしたらね。
いつも通るトンネルに入っていく
首都高のあのカーブが・・・

見えたんです!!!


あっ!あの格納庫だ!!

わかるかなぁ。その嬉しさ✨
わかってもらえるかなぁ💕

あの格納庫ですよ。
いつもあそこに近づくと
ワクワク✨ウキウキ💕してしまう
あのカーブの脇にある大好きな格納庫。

飛行機がいる時は大吉♡で
いない時は「お仕事ごくろうさま!」って
思ってる格納庫。

あの格納庫だったんです!

で、一瞬で頭の中でつながって
振り向いたら
格納庫は後方に過ぎ去っていて…

geekさんに一生懸命、首都高の話をして。
で、気がついたら無事に
流通センター駅に着いてました。

乗り物酔いせずに
現地に着けるなんて。。

geekさん、本当にありがとうございました!


というわけで(B)の①②
行きはクリアできて問題の③です。

人混みが苦手なんです。
土日のスーパーには買い物に行けないんです。

買い物そのものも苦手なんです。

何かを探して買うという行為
売り手さんがいる販売所
こっそり商品を見られない環境

全てダメなんです。

geekさんはきっと色んな人から
引っ張りだこでしょう。

着くまでは
一緒にいてもらえるけど
その後は無理でしょう。きっと。

着いた後、どうすればいいのか。。


a. ぼんラジさんに名乗らずに静かに買う
b. geekさんの後ろについていって
 一瞬だけぼんラジさんと話をして
 すぐにその場を離れる


当日朝、会場内でどうしたらいいのか
わからなくなり、不安がピークに達した時
じゅんみはさんのことを思い出したのでした。

じゅんみはさんは
ブースのセッティングをしに
当日会場にいるはず!!

そう思って連絡したら

基本、ブースの近くにいますよー
ってお返事と

うわの空さんも来ますよー
ってお返事が。


えっ!?うわちゃんさんが?

ってなって
慌ててうわちゃんさんに連絡。笑

待ち合わせすることになりました^ ^

駅前であめさんとも会えて
気づいたら、流通センター駅前で
ひと色展@関東メンバーが集結してました❣️

アサミさーん

「アサミさんだけいないね」って
「どこでもドアあるといいのに🚪」

ってみんなで言ってたんだよー

geekさんとうわちゃんさん、あめさんは
『はじめまして』だったので
お互いを紹介できてホントによかった✨

で、geekさんとうわちゃんさんが
並んで話しながら歩いてるのを見て
なんだかとっても嬉しくて
心がポカポカしてたのでした^ ^

(きっとこの時、モノレールの話を
 していたんだね^ ^)


会場に着いたら

室内が暑い💦
熱気で、外とは違い
温度が数度上がっています。


人酔いしそうだな

と思いながら、でも
うわちゃんさんとあめさんがいるからと
一緒にぼんラジさんのブースに行ったけど…

ブース前の人の多さと勢いに圧倒されて
そのまま素通りしてしまいました。笑

一旦奥の壁際まで行って
どうしようか考えて…

付き合って素通りしてくれたあめさんと一緒に
(あめさん ホントにありがとう。泣)
つる・るるるさんのブースへ先に行こうと
探して歩いてみたけれど
ブース番号の記憶があやふやだと
もう見つけられないのです。

それぞれのブースには
立ち止まって見られないほど
通路に人の流れができているんです。

流れに乗って歩いたままだと
机に置いてあるものがどんな内容なのか
一瞬で判断するのは難しくて。

本を立てて置くこと
ポップをつけること
高い位置に目立つ看板を立てること

大事なことなんだなと思いました。

あと、売り手さんと対面して
気まずいシチュエーションにならないよう
机の上を立体的にして
出店者を隠すという仕掛けも
とてもいいなぁと思いました。

だから、ウミネコブースは完璧✨
さすが、じゅんみはさん❣️

出店者は座っていてもいいけど
目が合ったらニコッとしてほしいな。

それだけでホッとして足が止まるから。

近づいていっても
すぐに前のめりで声をかけないでほしいな。

手にとって
少し見る時間が欲しいから。

その少し静かな時間があって
声をかけてもらえたら
その声かけに反応できるかもしれない。

そう思いながら
ブースを見てまわりました。


ブース前が少し空いたと感じた一瞬を狙って
ぼんラジさんのブースに行きました。

「さちとピースです」と名乗ると
ぼんラジさんの顔がみるみるほころび
笑顔で「さちピさんですか!」と
言ってくれたんです。嬉しかったなぁ^ ^

ウミネコとパラダイスを手渡しで受け取って!!
(これが今日の目的でした♡)

ひと色展のことを労っていただき…

ひと色展、がんばろう!

と思いました。

そして、じゅんみはさん!!!

ようやく会えて
ホントにホントに嬉しくて
名前呼んで無言で抱き合って…

でも、一瞬違う方を向き
次に見ると
もうじゅんみはさんはいなくて
ひと言も話せてなくて…

「今度、会いに行こう!」
と心に決めました。


麻衣さんにも会ったのに
余裕なさ過ぎて
青くんサコッシュにつけたブレスレットを
見せるのを忘れてしまいました。

麻衣さん、ごめんね。



会場は50mプール、いや100mプールのようで
端っこの壁のとこで息を吸って
ブースの前は呼吸せずに通り過ぎる感じ。

向こうの壁まで行って、ようやく息が吸えて
しばらく壁に張り付いて呼吸を落ち着け
また次の列のブースを息をせずに通り過ぎる。

プールの端から端まで潜水してるような
そんな気分で一列ずつ見てまわってました。

つる・るるるさんのブース前は
実は3回も通りました。笑

もちろん声をかけるつもりはなくて
いつも人だかりがあって賑わっていて…

でも3回目に多分つるるさんご本人が
栞を「どうぞ」と下さったんです。

とても嬉しくいただきながら
お話をして、わたしがnoteの世界にいると
気付かれるとどうしていいかわからないので
そのままお礼の会釈をして立ち去りました。


わたしはせっかくこんなに勇気を出して
文フリに来たのだから
記念に何か本を買いたいと思っていました。

そして、なぜか気になった本。
これを買ったのです。

高校生の時に
ベランダから飛び降りて…というお話。

車椅子の女性が机の向こうにいました。

なぜか、その方の笑顔と眼の輝きに惹かれて
その本に吸い寄せられてしまったのでした。

何度か前を通って悩みながら
「やっぱり買おう!」と本をお願いしたら
「サインは要りませんか?」
と売り手の男性に声をかけられました。

お願いすると、隣の車椅子の女性が
本にサインをしてくれました。


やっぱりこの人なんだ

そう思った瞬間、2年前の手術後

もし、ここから飛び降りて死ねなかったら…

と思って踏みとどまった自分が
フラッシュバックのように
脳裏によみがえりました。

飛び降りて、でも
今、生きていることを綴っている本

どんな気持ちで
今を生きているのか
読んでみたいと思っています。


会場に到着して1時間。
わたしはお腹が痛くて
動けなくなっていました。

人混みに負けたんだろうか。
そんなにここはストレスだったんだろうか。

座るところを探しても
アンケートを書く場所にしか
椅子がなくて…

手すりに寄りかかったら
手すりの冷たさに余計痛くなってしまって。


先に帰るあめさんが
心配して温かいお茶を買ってきてくれて
痛いまま覚悟して一緒に帰ろうと思った時
ふと、トイレを思い出したんです。

そうだ!
金沢の帰り、トイレで暖取ってたって。

それであめさんと駅に向かうのは止めて
別れて、トイレに向かったんです。

便座はね。あったかいんですよ。
個室には周りに人がいないんですよ。
荷物が全部ひっかけられるんですよ。

個室の数が多いことを確認していたので
なんとか体調が落ち着くまで
トイレを温かい椅子に見立てて座り…

個室でじーっとしていたら
ピコンって連絡が来たんです。

うわちゃんさんからでした。

「今どこにいる?」って連絡くれたんです。


「お腹痛くて泣きそうになって
 トイレの便座に座ってる。
 あったかい。でも痛くて出られない」

って返信したら
配信見るからタリーズ行くって聞いて
「配信の間、座って休みたい」
ってお願いして
ようやくトイレから抜け出せて。

うわちゃんさんは
ホント神様かと思いました。

連絡くれなかったら
お腹痛いの治まるまで
トイレにこもってるしかなかったから。

トイレから思い切って出たら
うわちゃんさんが前で待っててくれて
タリーズ行って席探してくれて
飲み物買ってきてくれて…

飲み物買ってもらってる間に
あめさんがくれたお茶を
湯たんぽ代わりにお腹あっためて
(そうすればいいことに
 トイレで気付けないくらい
 動揺してたという…)

金沢の雨を思い出していました。

あの時はアサミさんが
「カイロ渡せばよかった!」
って連絡くれて

コンビニの軒先で雨宿りしてたから
ハッ!となって
カイロをコンビニに買いに戻ったこと

休憩のたびにトイレにこもって
暖を取っていたこと

そんな金沢ツーリングを
走馬灯のように思い出していました。


もしも気づいてくれたら…

その後、祈る思いでgeekさんに連絡したら
神様は見てくれていたのか
geekさんが気づいてタリーズに来てくれて。

一緒に穂音さんがいて
はじめましての挨拶ができました。

穂音さんとモノレールでピアノの話ができて
体調が良くないことを忘れて
一生懸命お話してしまった!!

文フリでちゃんとお話しできたのは
穂音さんだけだった気がします。
(ぼんラジさんとは少しお話しできたけど)

うわちゃんさんとあめさんには
会場が不安なことと
具合が悪いことしか話してない気がする!!

穂音さんと別れて
体調が悪いことをgeekさんに伝えて
とにかく知っているところまで
ナビゲートしてもらって
ようやく最寄り駅までたどり着いて…

体調が悪いのにバスに乗るなんて
車酔いしに乗るようなものだけど
歩くと1時間かかるので乗るしかなく
でもやっぱり無理で途中で降りて
雨の中歩いて帰ってきました。

結局、丈の短い服を着ていて
腰回りが冷えてしまった様子。

会場が暑かったので上着を脱ぎ
顔はほてるのにお腹は冷えてたみたい。

気づいていたら
上着を腰に巻いたのに。

人酔いしてお腹が痛くなったのかと
自分の体の変化に動揺してしまって
冷静な判断ができなくなっていました。


息子は中学校でずっと
こんなふうに感じていたのかな

帰ってきて、そんなことをふと思いました。

わたしは1時間でダウンしてしまったけれど
息子も中学には1日に
2時間くらいしかいられなかったから。

HSPは人混み苦手なんだなって
しみじみ感じました。

普段はこういう場所に
行かないようにしてるので
こういうことは起こらないんですよね。

多分、無意識にわかってて
近づかないようにしてる。

改めて行ってみると
あまりの自分の挙動不審ぶりに
ひと色展の3人には
ホントに迷惑をかけてしまったなと
とても申し訳なく思っています。

geekさん
行き帰りのナビゲート
本当にありがとうございました!


うわちゃんさん
トイレから救ってくれて
本当にありがとう!


あめさん
お誕生日おめでとう🎉
会場内でずっと付き添ってくれて
本当に助かりました!


noteの世界のみんなが
リアルの世界でも助けてくれて
何とかわたしも文フリに行けました!

弱音を吐けるってすごいことだなと。
リアルタイムに「助けて」って言うって
こういうことかと。

いつもは終わってから
大変だったんだーって伝えてたから。


リアルの世界でもSOSが言えましたよ!

これは、わたしにとって
初めてのことかもしれません。

困った時は
「助けて!」って言っていいんですね。

大事なことを
知ることができた気がします。


文学フリマ東京35
楽しかった人がたくさんいてよかった🎶

ウミネコはたくさん羽ばたいたことでしょう。
その現場に行けてよかったです^ ^



ひと色展@関東のみなさん
本当にありがとうございました^ ^

色の子のみんなが
助けてくれたのかなぁ。


もらったお土産




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