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【kodawariリレー】私がここまで「防災」が好きなワケ

皆さん、こんにちは!さっちーです。

私は、防災が大好きです。
いかほど好きかと言いますと、これまでの私の人生・今・将来を”防災”のキーワードなしには語れないほどに好きです。

さて本記事では、約10年前の防災との出会い〜大学3年生の現在までの活動や想い、将来への考えを紹介しつつ「なぜ私がここまで防災が好きなのか」を紐解いていきます。

小学生時代:違和感から始まった 【防災との出会い】

** 東日本大震災**が発生した 2011年3月11日。あの日、皆さんはどこで何をしていたでしょうか。

小学5年生の私は神奈川県内にある小学校の教室にいました。
しかし、その日は大掃除で”地震が起きたら隠れるはずの机”は廊下に出しており、先生の指示で教室の中心に集まりました。そこから校庭へ移動した後、集団下校し無事に帰宅。
そして同じ日の夜、福島県の海沿いに建つ祖父母の家と、そこに住んでいた祖父を津波で流されてしまったとの連絡を受けました。(祖母は無事でした)

その日から数ヶ月間、私は大きな違和感と闘いました。
「訓練で身を守ってくれた机が無くても、私は無事だった。でも、もし学校に先生がいなかったら? 1人だったら? 下校中だったら?日本の防災はまずいんじゃないか」

→あの日、日本全国で教わる”防災訓練”が通用しませんでした。
これからも災害を必ず経験する災害大国日本で、自分で自分の命を守れないというのは大問題。そして祖父のように「救えたかもしれない」と言われる死を1つでも減らしたい。
こうして私は「日本の防災を変えなくては!」と防災に興味を持つように。

中高一貫校時代:学校防災を変えたい! 【探究の日々】

その後、私は中学〜高校の4年間で好きなことを研究できる「探究」というカリキュラムを持つ私立の中高一貫校に進学。
そこで小学生の違和感をエネルギーに学校防災を4年間研究しました。

多くの人が防災の知識は「学校防災」からアップデートされないでしょう。
(地域の防災訓練参加者も右肩下がりのようです)
→命を守るために生涯持つべき防災の知識・スキルを教えるのに、義務教育過程にある”学校”ほど最適な機関はありません。だからこそ学校防災は重要。

研究テーマは「所属する中高一貫校の学校防災の改革」
・学校宿泊体験会(防災備蓄品を使用)
・徒歩下校15km
・災害体験(地震・水害・複合災害シュミレーションなど)
・模型での災害実験や防災グッズ体験会の実施 etc...
実際に動いて企画と検証を繰り返して課題の抽出と、新防災体制の提案を学校側に行いました。
→結果、教職員への防災教育が改良!(自分の無力さもかなり感じましたが)

また、この探究活動の集大成の論文は 第60回旺文社全国学芸サイエンスコンクールに入選するなど学校内外で評価していただきました。防災の変革に社会が賛同してくれていることを実感し、活動を続けるモチベーションに繋がりました。

大学生時代(現在): 防災ってなんだろう

言わずもがな、防災は「万が一」の可能性への対策で即効性はないので、後回しにされやすい上、実体験の機会が薄いために興味を持たせにくいです。
→学校や組織単位への働きかけは影響力が時間がかかる上、個人の防災力(災害時に自己判断・行動できる力)向上には繋がりにくいので効果が薄い...

そこで大学では”個人の防災力UP⤴︎を図る防災啓発活動”を行うことにしました。

①防災を教えるからには、まず自分の防災の知識・経験を増やそう!
防災士資格日本防災士機構HP):日本の自然災害と防災知識
セーフティーリーダー/SL認定災害救援ボランティア推進委員会):災害時ボランティアリーダーとしての知識とスキル
福島県主催 スタディーツアー参加福島県:Eコースで参加):風評払拭と風化防止のために観光資源の魅力・実情と課題を把握しPR

②この知見を大学生に伝えたい!
・青山学院大学 地球社会共生学部学生連合で大学生向けに防災セミナーを毎年開催(今年度はオンライン):最新非常食を作って食べたり、カードゲームやクイズを多くしたり、災害擬似体験をしてもらったり...防災の悲観的なイメージを打ち砕くイベント設計に。

これから:人とリスクが共生できる社会を作りたい!

私はここまでの約10年の防災活動を通して、
「防災=”災”害による被”害”の拡大を防ぐこと
リスク=人・モノ(商品・建物)・場所...あらゆるものに潜む危険性」
と今は定義しています。

リスク自体を打ち消すことは難しい。時代の変化により創出されるし、感染症や自然災害のように予測ができないからです。
そこで私は「人とリスクが共生できる(リスクに対処できる)社会」を作って、組織や人が快適/安全に活動できる仕組みやサービスを作りたいと考えています。
(エリックゼミで今進めるろーすくもその1つ。)

防災とは、”最悪”を想定する想像力で、人や組織の”最善”のパフォーマンスを作る活動。

危機感や焦燥感からではなく、
誰かの命や活動を支えられる活動だから、好きなんです。

___________________________________________ “kodawariリレー”とは、夏休み企画。モノ、趣味、価値観etc...、ゼミ生それぞれの”こだわり”を綴り、仲間へ繋ぐ。いつか集まれる日を願って。
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