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砂糖の世界は意外と深い?!黒砂糖のようなパネラに迫る!(in Spain)

砂糖は、普段の生活に欠かせないものだけに、その中毒性が見過ごされがちです。依存性の高いマイルドドラックとまで言われることのある砂糖ですが、上手に付き合いたいのもです。では、すでに砂糖のない生活は考えられない(!?)現代人はどの砂糖を消費すべきなのでしょうか?

白砂糖は避けた方が無難

米でも小麦粉でも精製されていないもののほうが、ミネラルなど栄養素を多く含むと言われていて、砂糖でも同じことがいえます。

グラニュー糖や上白糖といった白砂糖は、製造過程でショ糖という甘み成分以外を取り除いてから遠心分離機にかけ結晶をとりだして作ったという純度の高いもの。

ミネラル分は、白砂糖の場合、ほぼゼロです。どうせなら、欲しいですよね。ミネラルも。たとえちょっとでも・・・。

スペイン語ではAzúcar blancoが白砂糖にあたります。

ブラウンシュガーとは何だ?

日本ではあまり聞かないですが、英語圏では茶色の砂糖をひっくるめてブラウンシュガーと呼んでいる感じです。そして、スペイン語ではAzúcar morenoといいます。morenoはブラウンを表します。

軽く調べる限りだと、日本で売られている三温糖やきび砂糖もブラウンシュガーの部類となります。

そして、スペインでよく見かけるAzúcar morenoは、白砂糖に糖蜜を加えて色づけした白砂糖である可能性が高いので、正確には「三温糖」とも「きび砂糖」とも違います。

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砂糖の種類はどれだけあるの?

日本でメジャーな砂糖の種類を分かりやすく説明しているサイトがありました。出典リンクはこちら

砂糖はまず、含蜜糖と分蜜糖に分けられるんですね。スペインのスーパーで売られているブラウンシュガー(Azúcar moreno)は分蜜糖がほとんどのはずです。

では、黒砂糖にあたるものはなんでしょう?それがどうやらパネラのようです。

でも、よく分からないんですよね。同じメーカーが出している2つの製品ですが、値段は同じ。cañaはサトウキビのことですが、一方だけIntegral(完全、ホール)だと表記されています。それがmorenoの方なんですよね。うーん・・・どういう意味?

Azúcar de caña panela BIO
Azúcar Integral de caña moreno BIO

パネラは黒砂糖?

砂糖は、製造や表現にばらつきがあるので、いまいち理解に苦しみますが、パネラはおそらく、黒砂糖という理解で合ってそうです。(そして、間違っていても、たいして困らないはずなので責めないで下さい!笑)

精製されたグラニュー糖は100gあたり、99.9%がショ糖ですが、黒砂糖は85%ほどで、ミネラルなどショ糖以外の成分が15gほど含まれるといわれています。

そして、パネラは日本でも手に入ることができるようです。「パネラ、砂糖」で検索すると、コロンビアの黒砂糖としてamazonで販売されていました。

そう、スペインでも主に南米のサトウキビで製造されているというものがパネラの製品となっています。そして、オーガニックを表すBIOマークや環境を考慮したECOマークついており、OXFAMといったNGOとの連携を取っている製品がほとんどです。

オーガニックなパネラ(黒砂糖)を買う理由

砂糖は必要不可欠とはいえ、体にめちゃくちゃいいものではないし、パネラであってもそれは同じ。体に吸収されやすい糖分は果糖とかですよね。でも、砂糖は便利。料理にも、お茶のお供にも!

では、どうせなら、フェアトレードの製品で買おうではないか、それで罪悪感を減らすというのはどうですか?

Sacha




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