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鶏肉は一羽丸ごと買うべき理由は○○!お肉屋さんで乗り切るスペイン語はこれ!

対面販売は難しい?!

スペイン語での対面販売は、最初、ハードルが高く感じるものです。でも、大丈夫!キーワードさえ押さえておけば、ビビらずに買い物できます。

スペインでは、ある程度の大きさのスーパーであれば、割と精肉コーナーが充実しています。スペイン語初心者でも、難しくないので対面販売で買うのがおすすめです。

なぜかというと、お肉は塊であるほうが鮮度維持がしやすいからです。つまり、切りたての方が新鮮といえます。そして、価格的にも悪くないからです。プラスチックケースを使わないのでゴミが少ないというのもポイントです。

だから、よっぽど時間がない時以外は、精肉は何時間も前にパックされたものを手に取るのではなく、対面販売で買うようにする方が良いですよ。

お肉の注文で、一番難易度が高いと思うのは、鶏肉の一羽丸ごと買いです。丸ごとといっても、内臓はとってある状態で、頭や足はついていません。そのまま料理するとこうなるやつです。

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普通の人は、クリスマスでもない限り、丸ごとというのは、あえて挑戦しようとはしない料理ですね。

もちろん、丸ごとで料理する必要は全くないです。

自分でさばく必要もなく、精肉コーナーの店員さんが、言った通りにちゃちゃっとさばいてくれます。

言った通りに・・・・!
そう、言わないといけないです。

でも、簡単ですので、一羽丸ごと買いに挑戦する価値ありです!

というのも、鶏肉は一羽丸ごと買う方が、断然いいからです。その理由は、価格設定にあり、一羽丸ごとのほうが、お得です。

まず、最初に鶏肉の種類を説明すると、2種類あります。体が黄色がかったものとピンク色っぽいものです。

黄色いものは、平飼いで健康に気を配った飼育をされていて、トウモロコシと穀物を中心に栄養の良いものを食べています。

ピンク色っぽい方は、ゲージで普通に飼育されているものです。もちろん、平飼いの方が値段が高いです。

でも、平飼いの鶏の方が、健康状態が良いので、そちらを買うようにしています。(抗生物質を投与されているような鶏は、遠慮したい。。。)

この黄色がかった鶏肉はPollo corralとも呼ばれているようですが、良く行くスーパー(consum)では、Pollo de la huertaという名前です。

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今回、丸ごと買うと、キロ当たり、3.65ユーロでした。ほぼ2キロだったので、7.35ユーロ(900円ちょっと?)でした。ちなみに、この鶏肉の場合、各部位だけの価格設定は次の通り。

胸肉だけで買うと、キロ当たり8ユーロぐらい。
もも肉だけだと、キロ当たり6ユーロぐらい。
手羽肉も同じく、キロ当たり6ユーロぐらい。
鶏がらは、キロ当たり2ユーロぐらい?

鶏がら以外は、およそ倍の値段になります。

検証をするために、それぞれの部位を測ってみました。

441g 胸肉 (3.5ユーロ)
527g もも肉(3.1ユーロ)
236g 手羽肉(1.4ユーロ)
623g 鶏がら(1.2ユーロ)

部位ごとに買った場合は、合計9.2ユーロです。丸ごと買うと7.35ユーロだったので、1.85ユーロお得!

まぁ、お得というより、丸ごと買うと、メインの胸肉、もも肉、手羽肉にプラスして、おまけで鶏がらがもらえるという感覚に近いかも!?

ちなみに、合計1827gになるので、約200gはさばいてる処理中に消えたと思われます。(胸肉の皮などは捨ててもらいました。その他、脂肪分とか。)

店の人にさばいてもらっても、その分手数料が上乗せされたりはしません。(確認したのはConsumのスーパーだけど、多分、他でも同じ)

自分で、さばくのも、そう難しいわけではないのですが、包丁がいいのでないとテンションが下がります。一度、やってみたことがあるのですが、うっかり手を少し切ってしまったので、もうコリゴリです。(しかも、仕上がりもイマイチだった!)

店員さんが、素晴らしい手つきでキレのよい包丁を使って、サクサク切っていくのを見るのは、単純に気持ちいいです。

一羽丸ごと買うことで思い出す、大切なこと

忘れがちのことですが、鶏一羽分からとれるもも肉も胸肉も手羽肉も、左右のひとつずつです。当たり前ですが。

手羽元だけのパックとか普通に売られていますが、あれは、一体何羽分の鶏なのでしょうか?
鶏肉を商品としてだけみていると、なにか大切なことを忘れている気がしませんか?

もとの鶏に近い形で、自分の台所で扱う方が、「鶏さん、ありがとう!」の気持ちがわいてきます。だから、一羽丸ごと買いが好きなのです。

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そう、鶏を丸ごとで買うべき理由は、値段うんぬんを超えたところにあります。

そうすることで、命をつなぐことに感謝する気持ちが生まれるからです。(これを、食育と人は言う)

ちなみに、手羽肉は、3羽分ぐらいたまるまで冷凍して、一度に料理するようにしています。(さすがに、一羽分だと少なすぎるので)

対面販売をのりきる実践スペイン語会話

押さえておくべき鶏肉用語は次の通り。

Pollo entero (鶏まるごと)
Muslos (もも肉)
Pechugas (胸肉)
Alas (手羽肉)
Carcasa (鶏がら)

必須は上から4つです。(5つめの鶏がらは、知ってるだけで十分です。)

では、すぐに使える実践会話に挑戦しましょう。

目的は、次の写真のように扱いやすい状態にしてもらうことです。

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店員:¿Qué te pongo? なんにしましょうか?

自分:Un pollo entero, por favor. (¿Me pone un pollo entero?)
鶏肉を丸ごと下さい。(鶏肉を丸ごともらえますか?)

店員:¿Cómo te lo arreglo?(Cómo lo quieres?)どのようにしましょうか?

自分:ドキドキ!

落ち着いて、次の通り、言えば大丈夫です!!!

Los muslos deshuesados, con piel, もも肉は、皮つきで骨をとって
las pechugas en filetes, sin piel 胸肉は皮なしでフィレ
alas con puntas, partidas en dos  手羽肉は先を落とさず、二つに分けて(手羽先+手羽中、手羽元)
y el resto para el caldo.  残りの鶏がらはスープ用に。

鶏がらの処理について、店員さんが聞いてくれます。

店員:Te parto la carcasa?  鶏がらをぶつ切りにしましょうか?
自分:Sí, por favor. はい、お願いします。
店員:Los filetes normales o finos? フィレの厚さは、普通?薄切り?
自分:(好みで答えましょう。)

こんな感じですかね?

鶏がらはそのままだと、スープを作るためにお鍋に入れにくかったりするので、二つにしてもらうと扱いやすいです。手羽先は、何も言わないと、なぜか先っぽが切り落とされてしまうことがあります。

スペインでは、鶏肉を丸ごと買う人が割と一定数いるので、お肉屋さんで簡単に見つけられると思います。日本では、需要があまりない感じですが、事前注文すれば準備してもらえるところもあるようです。

今回、紹介したスペイン語は、スペインのスペイン語ですが、お肉の部位の名前は割とスペイン語圏で共通かと思います。参考になれば幸いです。

ほんとにおすすめなので、試してみてください!

実際のレシピに困る人は、こちらの記事をご参照ください。




 


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