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隣の山は青い?☆俳句初心者の視点③☆そして俳句ポスト365

買い物へ行く途中、坂を上るとふと視界に入ってくる位置に山がある。
頂上には雪が積もり、澄み切った青空を背景にして
何とも美しく青い山々につい見とれてしまう。

「それにしても、この山こんなに青かったかな??」
秋はもっと緑が濃くこんもりと見えていたような・・・。

調べてみると、その青さは「空気の色」なんだそう。
空が青く見える理由と同じで、空気の多さが青く見せるらしい。
季節は関係なかったみたい(笑)。
つまり遠ければ遠いほど、自分との間の空気が多くなるので青く見える。

近すぎず遠すぎない微妙な距離にあるその山は
今は雪の白さが余計に山の青を濃く見せてくれたのだろう。
とにかくぼんやりとしていた頃(笑)には気がつかなかったことだ。

この近すぎず遠すぎない距離感で、
もし「富士山」があったらどのくらいの大きさで見えるのかなぁ?
それはそれはもう、最高の眺めなんだろうなぁと思いつつ、
スーパーの駐車場でしばし眺めてから店内へ。
ちなみにこの山の頂上からは富士山が見えるらしい。
だけれどきっと、青くはなく白く霞んで見える程度の距離感(笑)。
高3の遠足で登った時には気がつかなかった・・・。
とにかくぼんやりしていたのだろう。(高校の秋の遠足は毎年恒例、山登り!)

*ここでいう「ぼんやり」≠ぼんやりRADIOさんの「ぼんやり」(笑)

(sachi調べ)

俳句を始めて五か月目☆
まだまだ初心者ですが、初心者ならではの気づきを
また記録しておこうと思います。


①一番初めにこだわっていた季語
俳句を始めた時に、「見たままの季語を使うことにこだわっています」
と書いていたけれど、気がつかないうちにこだわりが取れていました(笑)。
詠み方にもよるけれど、ほかにしっくりと来る季語があれば
そちらを採用!(意外と大事なことだったようです)

②読んで分からない俳句は分かるようになるのか

これは言い回しによるものだと思うのですが、いまだに慣れていません。
よって、まだ分かりません(笑)。と言うより、何が分からないのかもまだ分かりません(笑)。
かと言って読まないのではなく、いつのまにか蓄積されていくように
気長に付き合っていきたいと思います。

③冬の朝は暗い(笑)

これがまた思った以上に明るくなるのが遅い。
晴れの予報でも朝は曇りがち。
秋に俳句を始めた時に「イマソラ俳句」として朝活ツイートをしていたのに
いつまでたっても空の写真が撮れないので困ってます(笑)。

というわけで最近「見たまま俳句」を作っています(笑)。
朝起きてリビングへ行ってすぐに目に入って来たもので
ささっと作句をするというもの。
たとえば今朝は、

「寒暁やソファーの下のぬいぐるみ」 
季語:寒暁かんぎょう (冬の早朝のこと)

・・・片づけずに寝てしまったのがバレますね(笑)。

ゼロからつくるのも難しいし、季語のお題からパッとつくる能力もないので
苦肉の策なんだけれど、俳句の「型」と「リズム」を体に覚えさせることに
繋がるはずだと自分を励まして(笑)、とにかく継続!
「継続こそ素質」なんだそうです!!

さて、俳句ポストに投句しはじめて二回目の結果発表が今週ありました。
一回目「小春」、初投句はなんとか「初級者」で「入選」。
二回目「水仙」、実は一回目の「小春」の結果も出ていないのに「中級」で投句(笑)。

https://haikutown.jp/post/diary/single.php?id=248

兼題「水仙」は私にとってものすごく色々な思い出がある花だったのでつい・・・(笑)。
ひとつには祖父母の家にいつも活けられていたこと。
子どもの頃はとくに何とも思っていなかったのだけれど
思い出す風景の一つで、それをさらに祖父が活けていたことを知り衝撃を受けたこと。
もう一つは結婚前から建っていたこの家の庭に、
義母が生前植えたと思われる水仙が毎年花を咲かせること。
庭への日照時間が短いからか開花時期が遅いようで、
毎年私が植えるチューリップと仲良く庭を彩ってくれます。
そしてそれはちょうど私たちが入籍した時期と重なります。
夫も私も知らなかったのだけれど、義母は亡くなる前に親戚の方に「仲人」をお願いしてくれていました。
残念ながら結婚式は見せられませんでしたが、代わりに
義母を見たことがない子どもたちに写真の中の「ばあば」が植えた水仙を見せられるのはとてもうれしいことです。


・・・というような思い入れたっぷり17音に詰め込んだ句はボツでした(笑)。
がしかし、
ただ思い出の風景だけを詠んだ一句が
「中級・並選」に入ることが出来ました!

「水仙や祖父在りし日の黒電話」 月石 幸

俳句ポスト365「水仙」



つい最近、晴れた日中にじんわりと春の風のにおいを感じました。
春はもうすぐそこまでやって来ているのだなぁと。
私がいつも季節の移り変わりを感じるのは「風のにおい」からです。

「歳時記」も春・夏のものを捲りはじめました。

「捲りじわなき歳時記や山笑う」 

季語:山笑う(草木が芽吹き、花が咲き、鳥がさえずる明るい春の山のこと)


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